学部の学びを実践中!子どもたちに運動の楽しさを伝えます!
(左から)中田駿吾さん、辻本直悠貴さん、松本明子さん、細野拓也さん
(ともにスポーツ健康科学部4回生)
学部での学びを活かし、幼児・児童を対象にした運動教室
「フィットネススクール ルートプラス」を開講中。
私たち「ルートプラス」は、滋賀県内5ヶ所の市民体育館などで運動教室を開講し、3歳から小学校6年生を対象に総合運動を教えています。総合運動とは、全てのスポーツ競技につながり、怪我をしない体をつくる基礎的な運動のことです。また、家庭教師として小学生、中学生、大人の方に対して、個別に運動を教えています。
私たちはスポーツ科学を学んでいますが、学びを活かす場が社会に少ないこと、学びとは別の分野の就職先が多いことを知って、大学での学びをもっと活かしたいという思いから「ルートプラス」を結成しました。
「ルートプラス」という名前には、道を意味する”route”と、数学で用いる”√”の2つの意味があります。”route”は、私たちが子どもに運動を教えることで、子どもたちに将来への道をつくること。”√”にはどんな数字でも入るので、運動が得意な子どもだけでなく、苦手な子どもなど、いろんな子どもに参加してほしいこと。そして、運動だけではなく、礼儀や自信など子どもたちにプラスの要素を身につけてほしいという思いが込められています。
トレーニングにはアスリート向け、子ども向けの方法があり、どのようなトレーニングが子どもに適しているのかを考えるときに、スポーツ科学の学びを活かせていると感じます。アスリート向けのトレーニングでも、子どもたちに応用できるかどうか、また、年齢や発達に合わせて最も効果的なトレーニングは何か、等を日々検証しています。

私たちが運動を教えたことで、子どもたちの成長が見えたり、それを見て保護者の方が喜んでくださったりすると嬉しいです。また、運動の成功体験から、運動以外の難しいことに挑戦しようとする、子どもの気持ちの変化も嬉しいですね。「ルートプラス」発足当初は生徒を集めるのに苦労しましたが、今は41名の生徒がおり、少しずつ地域に根付いてきていると思っています。
一方で、私たちが教えている総合運動は新しい取り組みなので、理解してもらうことが難しい面があります。子どもがいろいろな運動を経験することは大切だと知られてはいるのですが、実際に私たちのような活動を行っているところは多くありません。特定の競技の教室やクラブで活動することが一般的であるため、体操でもなく、野球でもなく、サッカーでもない「総合運動」となると、保護者の方に私たちの活動を正しく理解されない場合があります。
保護者の方への伝え方だけでなく、教室を開校するまでの準備など、社会人の方と交渉することもありますし、会場が突然使えなくなるなどのハプニングへの対応もあります。社会の中で自分たちの活動をどのようにアピールすれば、交渉が成立するのか勉強になりますね。そうした社会人としての心得も学べています。
――これからの目標を教えてください。
もっと「ルートプラス」の知名度を上げていきたいですし、メンバーが代わっても、活動の質を上げていけるようにしたいですね。「ルートプラス」という団体が、これから全国のモデルとなって、スポーツ系学部の学びを直接、仕事につなげる場を創出できればうれしいです。また、「ルートプラス」があるから立命館大学スポーツ健康科学部を志望したいと思ってもらえるような団体にしていきたいですね。「ルートプラス」の活動は、社会人としての力が身に付けられる環境が整っています。この活動を通して熱い思いを形に変えていきませんか。興味のある学生の参加をぜひお待ちしています。

「フィットネススクール ルートプラス ホームページ」
http://roouteplus-allsports.jimdo.com/
私たちはスポーツ科学を学んでいますが、学びを活かす場が社会に少ないこと、学びとは別の分野の就職先が多いことを知って、大学での学びをもっと活かしたいという思いから「ルートプラス」を結成しました。
「ルートプラス」という名前には、道を意味する”route”と、数学で用いる”√”の2つの意味があります。”route”は、私たちが子どもに運動を教えることで、子どもたちに将来への道をつくること。”√”にはどんな数字でも入るので、運動が得意な子どもだけでなく、苦手な子どもなど、いろんな子どもに参加してほしいこと。そして、運動だけではなく、礼儀や自信など子どもたちにプラスの要素を身につけてほしいという思いが込められています。
トレーニングにはアスリート向け、子ども向けの方法があり、どのようなトレーニングが子どもに適しているのかを考えるときに、スポーツ科学の学びを活かせていると感じます。アスリート向けのトレーニングでも、子どもたちに応用できるかどうか、また、年齢や発達に合わせて最も効果的なトレーニングは何か、等を日々検証しています。
私たちが運動を教えたことで、子どもたちの成長が見えたり、それを見て保護者の方が喜んでくださったりすると嬉しいです。また、運動の成功体験から、運動以外の難しいことに挑戦しようとする、子どもの気持ちの変化も嬉しいですね。「ルートプラス」発足当初は生徒を集めるのに苦労しましたが、今は41名の生徒がおり、少しずつ地域に根付いてきていると思っています。
一方で、私たちが教えている総合運動は新しい取り組みなので、理解してもらうことが難しい面があります。子どもがいろいろな運動を経験することは大切だと知られてはいるのですが、実際に私たちのような活動を行っているところは多くありません。特定の競技の教室やクラブで活動することが一般的であるため、体操でもなく、野球でもなく、サッカーでもない「総合運動」となると、保護者の方に私たちの活動を正しく理解されない場合があります。
保護者の方への伝え方だけでなく、教室を開校するまでの準備など、社会人の方と交渉することもありますし、会場が突然使えなくなるなどのハプニングへの対応もあります。社会の中で自分たちの活動をどのようにアピールすれば、交渉が成立するのか勉強になりますね。そうした社会人としての心得も学べています。
――これからの目標を教えてください。
もっと「ルートプラス」の知名度を上げていきたいですし、メンバーが代わっても、活動の質を上げていけるようにしたいですね。「ルートプラス」という団体が、これから全国のモデルとなって、スポーツ系学部の学びを直接、仕事につなげる場を創出できればうれしいです。また、「ルートプラス」があるから立命館大学スポーツ健康科学部を志望したいと思ってもらえるような団体にしていきたいですね。「ルートプラス」の活動は、社会人としての力が身に付けられる環境が整っています。この活動を通して熱い思いを形に変えていきませんか。興味のある学生の参加をぜひお待ちしています。
「フィットネススクール ルートプラス ホームページ」
http://roouteplus-allsports.jimdo.com/
- 取材・文
- 梅田友裕(政策科学部3回生)