若者を惹きつける、広報戦略を企画!
荒瀬佳孝さん(映像学部3回生)
映像学部企業連携プログラムを受講し、京都国際マンガ・アニメフェア2013の広報活動に携わる。
私は、企画立案・運営について学ぶため、映像学部の「企業連携プログラム」を受講しています。この授業では、企業からの課題に対し提案・実行までを行い、プロデュースや実地のビジネス体験などを通して実践的に学ぶことができます。今回、私は、「京都国際マンガ・アニメフェア2013」の実行委員会と協力し、同イベントに関するプロモーションプランの準備や運営に携わりました。
「京都国際マンガ・アニメフェア(略称、京まふ)」とは、京都市が2012年より開始した西日本最大規模のマンガとアニメをテーマとした国際展示会です。出版社やアニメ制作会社をはじめ、映像メーカーや放送局、教育機関などによる出展ブースや物販ブース、ステージイベントなど数多くの催し物があります。関西圏から数多くの入場者を集め、昨年の来場者は2万3000人に及びました。
今年4月。私たちは、2万5000人を来場目標とした企画立案を行いました。前年度の来場者数やその内訳を分析した結果、10代~20代の来場者が多いことが分かり、京都の学生に焦点を当てた広報計画を練ることにしました。そして「京都の大学ジャック」と名付けた、「食堂ジャック」、「放送ジャック」、「紙面ジャック」の3つの企画を立案しました。「食堂ジャック」は、京都大学、同志社大学、龍谷大学、立命館大学の食堂が生活協同組合によって運営されていることを活かし、「宇宙兄弟(幼い頃に誓った宇宙飛行士の夢に向かう兄弟の物語を描いたマンガ作品)」とのコラボレーション・オリジナルメニューを各大学の生協食堂で提供しました。また、大学の放送局と協力して宣伝を行った「放送ジャック」や、冊子よる広報展開として「紙面ジャック」を実施しました。

運営では、メンバー内の情報共有が上手くいかず、思ったように進まなかったり、失敗したりすることがあり、私はリーダーとして、対応力や主導力を求められ苦しい時期がありました。出版権やコラボメニューの許可の審査に2ヶ月がかかると判明したときのこと。企画がつぶれてしまうのではないかと、不安に襲われましたね。そんな時、宇宙兄弟のプロデューサーの方がメニューの試食のため、立命館大学に来られました。プログラムのメンバーと話し合い、ここで直接、許可をいただけるよう、その場で「お願いします!」と訴えたところ、「わかりました!使ってください」と言ってくれました。この時は、心の中で“ガッツポーズ”しましたね(笑)。本当に嬉しかったです。

私はこのプログラムを通じて、立命館大学の学生としての自分を再認識するだけでなく、企業や市役所の方々など数多くの人と関わるなかで、社会の一員であるという自覚を持つことができました。それは、学生ではなく社会人として扱っていただいたからこそだと感じています。また、多くの人と関わることで、人見知りを克服する良い機会にもなりました。
自分の知らなかった世界を見ることができ、本当に良かったと思います。また、今までに組織の中心に立って物事をまとめるという経験をしたことがなかったので、リーダーシップを発揮することの大変さとやりがいを感じることができた貴重な体験でした。これからも「絶対に投げ出さない」という信念をもち続け、今後も新しい取り組みに挑戦していきたいと思います。
「京都国際マンガ・アニメフェア(略称、京まふ)」とは、京都市が2012年より開始した西日本最大規模のマンガとアニメをテーマとした国際展示会です。出版社やアニメ制作会社をはじめ、映像メーカーや放送局、教育機関などによる出展ブースや物販ブース、ステージイベントなど数多くの催し物があります。関西圏から数多くの入場者を集め、昨年の来場者は2万3000人に及びました。
今年4月。私たちは、2万5000人を来場目標とした企画立案を行いました。前年度の来場者数やその内訳を分析した結果、10代~20代の来場者が多いことが分かり、京都の学生に焦点を当てた広報計画を練ることにしました。そして「京都の大学ジャック」と名付けた、「食堂ジャック」、「放送ジャック」、「紙面ジャック」の3つの企画を立案しました。「食堂ジャック」は、京都大学、同志社大学、龍谷大学、立命館大学の食堂が生活協同組合によって運営されていることを活かし、「宇宙兄弟(幼い頃に誓った宇宙飛行士の夢に向かう兄弟の物語を描いたマンガ作品)」とのコラボレーション・オリジナルメニューを各大学の生協食堂で提供しました。また、大学の放送局と協力して宣伝を行った「放送ジャック」や、冊子よる広報展開として「紙面ジャック」を実施しました。
運営では、メンバー内の情報共有が上手くいかず、思ったように進まなかったり、失敗したりすることがあり、私はリーダーとして、対応力や主導力を求められ苦しい時期がありました。出版権やコラボメニューの許可の審査に2ヶ月がかかると判明したときのこと。企画がつぶれてしまうのではないかと、不安に襲われましたね。そんな時、宇宙兄弟のプロデューサーの方がメニューの試食のため、立命館大学に来られました。プログラムのメンバーと話し合い、ここで直接、許可をいただけるよう、その場で「お願いします!」と訴えたところ、「わかりました!使ってください」と言ってくれました。この時は、心の中で“ガッツポーズ”しましたね(笑)。本当に嬉しかったです。
私はこのプログラムを通じて、立命館大学の学生としての自分を再認識するだけでなく、企業や市役所の方々など数多くの人と関わるなかで、社会の一員であるという自覚を持つことができました。それは、学生ではなく社会人として扱っていただいたからこそだと感じています。また、多くの人と関わることで、人見知りを克服する良い機会にもなりました。
自分の知らなかった世界を見ることができ、本当に良かったと思います。また、今までに組織の中心に立って物事をまとめるという経験をしたことがなかったので、リーダーシップを発揮することの大変さとやりがいを感じることができた貴重な体験でした。これからも「絶対に投げ出さない」という信念をもち続け、今後も新しい取り組みに挑戦していきたいと思います。
- 取材・文
- 西山裕美(映像学部1回生)