苦労した経験が自分の成長に
並河洸太さん(産業社会学部3回生)
2013年度 産業社会学部エンター団団長
「大学ってつまらない」と、思っていた1回生の頃を今は懐かしく思います。大学に入学した時、大学の広さや人の多さに驚きました。その環境に戸惑った僕は、大学の生活になじむことができずに、授業が終わればすぐに家に帰る日々を過ごしていました。そんな時、僕のクラスエンター(以下エンター)だった先輩からエンターの活動に誘われて、次年度のエンター団に入団することに。自分自身が1回生の時に何をしたらよいのか悩んだ経験を活かし、同じ思いをしている1回生のサポートをすると共に、社交的になれない自分を変えようと思いました。
「エンター」とは新入生の大学生活をサポートする産業社会学部の学生団体のことで、「クラスエンター」と「企画エンター」で構成されています。「クラスエンター」は専攻ごとに分けられる30人程度の基礎演習クラスを担当し、レポートの書き方や履修登録の仕方など大学生活で必要な情報を教えています。「企画エンター」は、不安を和らいでもらうためのイベントや、主体性を身につけてもらうためのキャンプなどを運営します。

エンターとして活動を始めた頃はクラスの雰囲気を盛り上げることができず、新入生に刺激を与えたり、主体的な行動を促したりすることができませんでした。なぜ思うようにできなかったのかとても悩みましたね。この悔いを晴らすために、今年度はエンター団をまとめる団長という立場に就き、エンターを改めて考えなおしたのです。客観的にエンターの活動をじっくり見てみると、「エンターの役割はクラスを引っ張ったり、何かをしてあげたりするのではなく、1回生がどうしようもなく困っている時にサポートすれば良いのだ」ということに気づくことができました。それまで上手くいかずに悩んでいた問題の答えを自分なりに見つけて、ようやく納得することができました。

エンターの活動を通じて自分自身の成長を実感しています。担当するクラスの学生や、事務室や学生オフィスの職員の方々、エンターの仲間などたくさんの人に会って、いろんな価値観や考え方に触れ、他人の考えを受け入れて認めることができるようになりました。その反面、エンターをやめたいと思うほど苦しんだこともありました。自分の活動に自信をなくしてしまったのです。こうした辛い時期もエンターの仲間たちと「自分たちは1回生のクラスでどういった存在で、どのように携わっていくのがベストなのか」を考え直し、取り組みを続けたことで乗り越えることができました。エンター活動が終わる時にクラス担当の先生からも「お疲れさま」と労いの言葉をかけてもらいましたね。そのとき、エンター活動に対する責任感を感じると共に、苦しくても頑張って良かったなと思うことができました。
エンターの活動を通して、つらい経験や苦労をした経験は自分を成長させてくれるということを学びました。これからエンターを目指すみなさんには、途中で諦めずに最後までやり抜いてもらいたいです。僕は、大学は専門知識を身につけるだけではなく、コミュニケーション能力やリーダーとしての力を高める場でもあると考えています。これからのエンター団には、エンターとしての役割を問いながら新しい取り組みに挑戦し続けてもらいたいです。

「エンター」とは新入生の大学生活をサポートする産業社会学部の学生団体のことで、「クラスエンター」と「企画エンター」で構成されています。「クラスエンター」は専攻ごとに分けられる30人程度の基礎演習クラスを担当し、レポートの書き方や履修登録の仕方など大学生活で必要な情報を教えています。「企画エンター」は、不安を和らいでもらうためのイベントや、主体性を身につけてもらうためのキャンプなどを運営します。
エンターとして活動を始めた頃はクラスの雰囲気を盛り上げることができず、新入生に刺激を与えたり、主体的な行動を促したりすることができませんでした。なぜ思うようにできなかったのかとても悩みましたね。この悔いを晴らすために、今年度はエンター団をまとめる団長という立場に就き、エンターを改めて考えなおしたのです。客観的にエンターの活動をじっくり見てみると、「エンターの役割はクラスを引っ張ったり、何かをしてあげたりするのではなく、1回生がどうしようもなく困っている時にサポートすれば良いのだ」ということに気づくことができました。それまで上手くいかずに悩んでいた問題の答えを自分なりに見つけて、ようやく納得することができました。
エンターの活動を通じて自分自身の成長を実感しています。担当するクラスの学生や、事務室や学生オフィスの職員の方々、エンターの仲間などたくさんの人に会って、いろんな価値観や考え方に触れ、他人の考えを受け入れて認めることができるようになりました。その反面、エンターをやめたいと思うほど苦しんだこともありました。自分の活動に自信をなくしてしまったのです。こうした辛い時期もエンターの仲間たちと「自分たちは1回生のクラスでどういった存在で、どのように携わっていくのがベストなのか」を考え直し、取り組みを続けたことで乗り越えることができました。エンター活動が終わる時にクラス担当の先生からも「お疲れさま」と労いの言葉をかけてもらいましたね。そのとき、エンター活動に対する責任感を感じると共に、苦しくても頑張って良かったなと思うことができました。
エンターの活動を通して、つらい経験や苦労をした経験は自分を成長させてくれるということを学びました。これからエンターを目指すみなさんには、途中で諦めずに最後までやり抜いてもらいたいです。僕は、大学は専門知識を身につけるだけではなく、コミュニケーション能力やリーダーとしての力を高める場でもあると考えています。これからのエンター団には、エンターとしての役割を問いながら新しい取り組みに挑戦し続けてもらいたいです。
- 取材・文
- 岡戸 亜沙美(産業社会学部3回生)