企業の課題を学生目線で解決
(左から)大田香穂さん・奥井里沙さん・
柴田尚宏さん・高橋拓郎さん・
井嶋菜々さん(ともに経営学部2回生)
「課題解決ラボ」で特別賞を受賞
私たち経営学部金ゼミのメンバーは、Mラボの「課題解決ラボ」に参加しました。Mラボとは地域の優良企業と大学生のマッチングを目指す事業で、「課題解決ラボ」は、Mラボが実施する、企業が抱える課題を大学のゼミ単位で調査研究するプロジェクトです。神戸市で開催しているのですが遠方から参加する学生も多く、中小企業と学生の貴重な交流の場となっています。
今回私たちは伍魚福という高級珍味を製造販売する企業とコラボして、「客単価を上げるための解決策」を考えました。課題を解決していくうえで、まず店舗に来たお客さんにアンケートを実施しました。質問数が多かったせいか、協力してくださる方が少なかったのでアンケートを集めるのは大変でした。何とかアンケートを集め、統計ソフトを使って結果を分析しました。すると店舗の問題点が見えてきました。
なかでも私たちが注目したのは店のレイアウトです。店舗は大阪の有名百貨店の中にあるのですが、立地上お客さんからよく見える売場の面積が限られており、商品のアピールがうまくできていない状況でした。そこで考えついたのが相撲の番付表です。これは売れ筋の商品をランキング形式で掲示するというもので、商品を買ったお客さんに番付表へシールを貼ってもらい、売れ行きによってランキングと陳列の順番を週ごとに変更します。はじめはAKB総選挙をもとにしたアイディアを思いついたのですが、伍魚福のお客さんは30~50代の方が多く、相撲のほうがなじみがあると考えて番付表にしました。シールを貼ってもらうことで、お客さんにも企画に参加している実感を持ってもらえるように工夫しました。
本番のプレゼンでは、商品を買って番付表にシールを貼る一連の流れをイメージビデオにまとめました。アニメーションを挿入して初めて聞く人にもわかりやすく伝わるよう説明しました。相撲の番付表というアイディアとイメージビデオが評価されたのか、大会では特別賞をいただきました。最初から最後まで自分たちで企画し、大勢の前でプレゼンするのは初めての経験だったので、受賞したときは驚いたのと同時にとても嬉しかったです。今回は21のグループが参加していたのですが、どのプレゼンもとても参考になり、自分たちのためになったと思います。
Mラボを通していろいろなことを経験することができました。はじめはアンケートのつくり方や分析の仕方さえわかりませんでしたが、先生や先輩からアドバイスをいただき、参考文献で勉強して満足のいくものがつくれました。企業の方や社長さんとの話し合いなど普段はできない体験ができたことも貴重でした。今回学んだプランの立て方を今後の研究に活かしていきたいです。初めて聞く企業や中小企業にも面白い事業があると知り、就職活動ではそういう企業にも目を向けていきたいと思います。このような機会をくださった金先生、アンケートに答えてくださった方々、伍魚福のみなさんには本当に感謝しています。
今回私たちは伍魚福という高級珍味を製造販売する企業とコラボして、「客単価を上げるための解決策」を考えました。課題を解決していくうえで、まず店舗に来たお客さんにアンケートを実施しました。質問数が多かったせいか、協力してくださる方が少なかったのでアンケートを集めるのは大変でした。何とかアンケートを集め、統計ソフトを使って結果を分析しました。すると店舗の問題点が見えてきました。
なかでも私たちが注目したのは店のレイアウトです。店舗は大阪の有名百貨店の中にあるのですが、立地上お客さんからよく見える売場の面積が限られており、商品のアピールがうまくできていない状況でした。そこで考えついたのが相撲の番付表です。これは売れ筋の商品をランキング形式で掲示するというもので、商品を買ったお客さんに番付表へシールを貼ってもらい、売れ行きによってランキングと陳列の順番を週ごとに変更します。はじめはAKB総選挙をもとにしたアイディアを思いついたのですが、伍魚福のお客さんは30~50代の方が多く、相撲のほうがなじみがあると考えて番付表にしました。シールを貼ってもらうことで、お客さんにも企画に参加している実感を持ってもらえるように工夫しました。
本番のプレゼンでは、商品を買って番付表にシールを貼る一連の流れをイメージビデオにまとめました。アニメーションを挿入して初めて聞く人にもわかりやすく伝わるよう説明しました。相撲の番付表というアイディアとイメージビデオが評価されたのか、大会では特別賞をいただきました。最初から最後まで自分たちで企画し、大勢の前でプレゼンするのは初めての経験だったので、受賞したときは驚いたのと同時にとても嬉しかったです。今回は21のグループが参加していたのですが、どのプレゼンもとても参考になり、自分たちのためになったと思います。
Mラボを通していろいろなことを経験することができました。はじめはアンケートのつくり方や分析の仕方さえわかりませんでしたが、先生や先輩からアドバイスをいただき、参考文献で勉強して満足のいくものがつくれました。企業の方や社長さんとの話し合いなど普段はできない体験ができたことも貴重でした。今回学んだプランの立て方を今後の研究に活かしていきたいです。初めて聞く企業や中小企業にも面白い事業があると知り、就職活動ではそういう企業にも目を向けていきたいと思います。このような機会をくださった金先生、アンケートに答えてくださった方々、伍魚福のみなさんには本当に感謝しています。
- 取材・文
- 北村鴻介(経済学部1回生)