留学、サークルでの学びをいかして優勝
野入有紀さん(産業社会学部4回生)
「第49回全国学生スペイン語弁論大会」にて優勝
私は昨年11月10日に京都外国語大学で行われた「第49回全国学生スペイン語弁論大会」に出場し、長期留学経験者(留学期間6か月以上)が参加する第二部で優勝することができました。この弁論大会はスペイン語を勉強する大学生を対象に開催されています。大会は、留学期間によって一部と二部があり、自分の選んだテーマについて5分間スピーチを行います。スピーチの大会に出るのは初めてだったので、スペイン語の先生が受け持つクラスに出向き、大勢の前で話す練習をしました。結果発表で自分の名前が呼ばれた
ときは実感が湧きませんでしたが、サークルやクラスのみんな、支えて下さった先生方が喜んでくださるのを受けて、次第に優勝の嬉しさが込み上げてきまし
た。
私は「エシカルファッション」というテーマについてスピーチを行いました。エシカルファッションとは、環境に配慮された商品であることだけでなく、健康被害のない労働環境であるか、労働者へ正当な賃金は支払われているか、など広く社会規範に配慮した生産・流通がされているファッションのことを指します。
フェアトレード(正しい労働条件や賃金で行われる取引)の推進活動に取り組む学生サークル「フェアトレード団体beleaf」に所属している私は、活動を通じ、エシカルファッションやファッション業界が抱える社会問題について学びました。「低価格で買える衣服を誰がつくっていて、どのように自分たちの手元に届くのか、なぜこの価格で服を買えるのか、など疑問を持ってもらいたい」「参加者にエシカルファッションという取り組みを知ってもらうきっかけになれば」と思い、今回のスピーチのテーマとして「エシカルファッション」を選びました。
スペイン語の勉強は正課の授業の一環として始めましたが、先生たちが楽しくスペイン語を話している様子を見たり、副専攻のクラスやCLA講座で楽しく学んでいくうちに、“もっと話せるようになりたい”と思うようになりました。2回生の春に短期留学プログラムに参加。短期留学では耳がスペイン語に慣れた頃に帰るので、スペイン語を習得するには長期留学が必要だと感じました。そして、3回生の秋から約1年間留学のため、スペインのグラナダ大学へ。しかし、そこでは留学中は自分の語彙力不足を痛切に感じさせられました。単語が分からず、知っている範囲内の単語をつかって話さなければならないことがとても難しかったです。留学までにもっと勉強しておけばよかったと思いました。
留学中のある日、語学学校の先生に「日本人は喋らないね」、と言われたのが悔しくて、その悔しさをバネに質問でもいいから「とりあえず喋ろう!」、と決意しました。このように頑張れたのは、負けず嫌いな性格で、できないことが悔しく、常に成長したいと思っていたからだと思っています。日本語を勉強しているスペイン人と一緒に勉強したり、ホームステイ先のマザーに分からないことを聞いたりしていくうちに、上達していきました。
留学の最後にはスペインのカスティーリャ・イ・レオン州からキリスト教の聖地といわれるガリシア州サンティアゴ・デ・コンポステラへの巡礼に挑戦しました。約260kmの道程を11日間かけ巡った一人旅。巡礼宿では今まで関わったことのない国や職業の人と出会い、その人々と話をすることがとても新鮮で興味深く、もう一度挑戦したいと思えるほど楽しかったです。
私は留学の日々を通して、やりたいと思うことは全部やるべきだと再認識し、行動力が更に身についたと思います。また、誰にでも話せるようになり、より社交的になれたと思います。今後の目標としては、スペイン語技能検定3級とDELE(スペイン文部省認定証のスペイン語検定)の資格をとりたいと思っています。留学中や巡礼中に日本のことを聞かれたので、日本についても勉強して答えられるようになりたいですね。近いうちに巡礼で出会った人に会いに行こうと思っているので、それまでにもっとスペイン語を上達させたいと思っています!
私は「エシカルファッション」というテーマについてスピーチを行いました。エシカルファッションとは、環境に配慮された商品であることだけでなく、健康被害のない労働環境であるか、労働者へ正当な賃金は支払われているか、など広く社会規範に配慮した生産・流通がされているファッションのことを指します。
フェアトレード(正しい労働条件や賃金で行われる取引)の推進活動に取り組む学生サークル「フェアトレード団体beleaf」に所属している私は、活動を通じ、エシカルファッションやファッション業界が抱える社会問題について学びました。「低価格で買える衣服を誰がつくっていて、どのように自分たちの手元に届くのか、なぜこの価格で服を買えるのか、など疑問を持ってもらいたい」「参加者にエシカルファッションという取り組みを知ってもらうきっかけになれば」と思い、今回のスピーチのテーマとして「エシカルファッション」を選びました。
スペイン語の勉強は正課の授業の一環として始めましたが、先生たちが楽しくスペイン語を話している様子を見たり、副専攻のクラスやCLA講座で楽しく学んでいくうちに、“もっと話せるようになりたい”と思うようになりました。2回生の春に短期留学プログラムに参加。短期留学では耳がスペイン語に慣れた頃に帰るので、スペイン語を習得するには長期留学が必要だと感じました。そして、3回生の秋から約1年間留学のため、スペインのグラナダ大学へ。しかし、そこでは留学中は自分の語彙力不足を痛切に感じさせられました。単語が分からず、知っている範囲内の単語をつかって話さなければならないことがとても難しかったです。留学までにもっと勉強しておけばよかったと思いました。
留学中のある日、語学学校の先生に「日本人は喋らないね」、と言われたのが悔しくて、その悔しさをバネに質問でもいいから「とりあえず喋ろう!」、と決意しました。このように頑張れたのは、負けず嫌いな性格で、できないことが悔しく、常に成長したいと思っていたからだと思っています。日本語を勉強しているスペイン人と一緒に勉強したり、ホームステイ先のマザーに分からないことを聞いたりしていくうちに、上達していきました。
留学の最後にはスペインのカスティーリャ・イ・レオン州からキリスト教の聖地といわれるガリシア州サンティアゴ・デ・コンポステラへの巡礼に挑戦しました。約260kmの道程を11日間かけ巡った一人旅。巡礼宿では今まで関わったことのない国や職業の人と出会い、その人々と話をすることがとても新鮮で興味深く、もう一度挑戦したいと思えるほど楽しかったです。
私は留学の日々を通して、やりたいと思うことは全部やるべきだと再認識し、行動力が更に身についたと思います。また、誰にでも話せるようになり、より社交的になれたと思います。今後の目標としては、スペイン語技能検定3級とDELE(スペイン文部省認定証のスペイン語検定)の資格をとりたいと思っています。留学中や巡礼中に日本のことを聞かれたので、日本についても勉強して答えられるようになりたいですね。近いうちに巡礼で出会った人に会いに行こうと思っているので、それまでにもっとスペイン語を上達させたいと思っています!