使命感が原動力
尾池祐亮さん(法学部4回生)
東日本大震災によるカナダへの漂着物を処理・回収する活動を集大成としている。
「IVUSA京都」は、NPO法人国際ボランティア学生協会に所属する立命館大学の学生団体です。活動方針は、環境保護・国際協力・地域活性化・災害救援を柱とし、国内外を問わず活動を行っています。
私は、IVUSA京都の一員として、東日本大震災の被災地や京都市右京区の洪水被災地の支援など、数々のボランティアに参加しました。活動のなかで私が感じたことは、「私たちがどんなに頑張って瓦礫の処理や泥の掻き出しを行っても、簡単に復旧はしない。けれども、大学生がボランティア活動をすることで被災した方々に元気を与えることができるのではないか」ということです。私は、3年間のボランティア活動の集大成として、3月7日からカナダへ向かいます。
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2011年3月に起きた東日本大震災。発生したがれきは太平洋へ。カナダの海岸地域に流れ着くがれきの量は、2014年3月にピークに達すると予想されています。現地では、漂流物によって美しく豊かな自然や生態系への影響が懸念され始めており、深刻な問題となっています。震災発生後、巨額の義援金やさまざまな支援を行ってくれたカナダ。私たちはカナダに感謝の気持ちを伝え、カナダの美しく豊かな自然を守るため、漂着物の処理・回収活動を行います。これが「JAPAN LOVE PROJECT × IVUSA カナダ海洋漂着物撤去活動~愛・つなぐプロジェクト~」です。
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企画のプロジェクトリーダーを務める私は、作業を行う学生隊員の安全管理や資金の調達などに奔走しています。実際のボランティア活動は、肉体的にも精神的にも苦しいものばかりです。リーダーとしてチームの意見を束ねる苦労もありますが、自分自身の成長を感じられる楽しさがあります。そして何よりも私を支えているものは、“使命感”です。メンバーの中にはボランティアに参加したくても、資金調達ができずに参加を断念する仲間がいます。また、活動を支援して寄付金をくださった方々も。私は仲間やいろんな人の想いを背負ってボランティア活動に参加していると感じています。だからこそ、辛いことも乗り越えることができました。
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被災地の現状を伝える報道や情報が少なくなっている今日、私は東日本大震災に対する人々の関心が薄れてきていると感じずにはいられません。今回のプロジェクトで、カナダに感謝を伝えるだけではなく、震災発生当時、日本や世界に溢れていた“被災地への想い”を思い出してもらいたいと考えています。
愛・つなぐプロジェクトFacebook
https://www.facebook.com/ai.tsunaguProject
私は、IVUSA京都の一員として、東日本大震災の被災地や京都市右京区の洪水被災地の支援など、数々のボランティアに参加しました。活動のなかで私が感じたことは、「私たちがどんなに頑張って瓦礫の処理や泥の掻き出しを行っても、簡単に復旧はしない。けれども、大学生がボランティア活動をすることで被災した方々に元気を与えることができるのではないか」ということです。私は、3年間のボランティア活動の集大成として、3月7日からカナダへ向かいます。
企画のプロジェクトリーダーを務める私は、作業を行う学生隊員の安全管理や資金の調達などに奔走しています。実際のボランティア活動は、肉体的にも精神的にも苦しいものばかりです。リーダーとしてチームの意見を束ねる苦労もありますが、自分自身の成長を感じられる楽しさがあります。そして何よりも私を支えているものは、“使命感”です。メンバーの中にはボランティアに参加したくても、資金調達ができずに参加を断念する仲間がいます。また、活動を支援して寄付金をくださった方々も。私は仲間やいろんな人の想いを背負ってボランティア活動に参加していると感じています。だからこそ、辛いことも乗り越えることができました。
被災地の現状を伝える報道や情報が少なくなっている今日、私は東日本大震災に対する人々の関心が薄れてきていると感じずにはいられません。今回のプロジェクトで、カナダに感謝を伝えるだけではなく、震災発生当時、日本や世界に溢れていた“被災地への想い”を思い出してもらいたいと考えています。
愛・つなぐプロジェクトFacebook
https://www.facebook.com/ai.tsunaguProject
- 取材・文
- 豊田真子(法学部2回生)