合格の先にあるプロの教師を目指して
居原田 博子さん(文学部4回生)
教員採用試験に合格 2014年4月から高等学校教諭に
私が初めに「先生」という仕事に興味をもったのは、中学生の時でした。身近な存在だった吹奏楽部の顧問の先生に「大人になっても、ずっと部活を続けられるっていいな」と、憧れていました。今考えると安易な考えですが、その頃から、漠然と「教師になる」という夢を描きはじめていたと思います。本格的に教師を目指し始めたのは、3回生の就職活動の時期。教職課程の授業を通じて、「何をどう教えたいのか」ということや、教育の目的について考えるうちに、工夫して授業を組み立てる面白さに惹かれ、教師の道を選びました。

しかし、採用試験合格までの道のりは、平坦ではありませんでした。課外活動では応援団吹奏楽部に所属し、また、学外では京都府大学吹奏楽連盟の委員長も務めていたので、演奏会の練習や準備に追われた私は、教育実習や教員採用試験に意識を集中させることができなかったのです。教育実習では、気持ちにゆとりを持てなかったことや、知識量も十分ではなかった為、納得できない結果に。「自分は教師に向いていないかもしれない」と考えてしまうほど、自信を失くしてしまいました。けれども、一度決めた目標。「やるしかない!」と自分自身を奮い立たせて、合間をみつけて勉強に取り組みました。
昨年10月、採用試験に合格し、念願の夢が叶いました。ここまで頑張ることができたのは、同じ教師の夢を追いかけた教職課程自主ゼミ団体「オードリー」の仲間の存在があったから。模擬授業や面接を何度も実施し、お互いに指摘し合うことで、実践力やモチベーションを高めてきました。

採用試験には合格しましたが、合格がゴールではないと思っています。「今の自分では、満足に教えられない」という危機感と不安は常にあるので、教科の知識不足を補えるように、これからも勉強に励みたいと思います。採用試験合格を目指す過程のなかで一番成長したことは、社会人になるという覚悟が芽生えたことです。国語教師のプロとして、生徒のみなさんに国語の奥深さと面白みを味わってもらえるような授業ができるようになりたいと思います。
しかし、採用試験合格までの道のりは、平坦ではありませんでした。課外活動では応援団吹奏楽部に所属し、また、学外では京都府大学吹奏楽連盟の委員長も務めていたので、演奏会の練習や準備に追われた私は、教育実習や教員採用試験に意識を集中させることができなかったのです。教育実習では、気持ちにゆとりを持てなかったことや、知識量も十分ではなかった為、納得できない結果に。「自分は教師に向いていないかもしれない」と考えてしまうほど、自信を失くしてしまいました。けれども、一度決めた目標。「やるしかない!」と自分自身を奮い立たせて、合間をみつけて勉強に取り組みました。
昨年10月、採用試験に合格し、念願の夢が叶いました。ここまで頑張ることができたのは、同じ教師の夢を追いかけた教職課程自主ゼミ団体「オードリー」の仲間の存在があったから。模擬授業や面接を何度も実施し、お互いに指摘し合うことで、実践力やモチベーションを高めてきました。
採用試験には合格しましたが、合格がゴールではないと思っています。「今の自分では、満足に教えられない」という危機感と不安は常にあるので、教科の知識不足を補えるように、これからも勉強に励みたいと思います。採用試験合格を目指す過程のなかで一番成長したことは、社会人になるという覚悟が芽生えたことです。国語教師のプロとして、生徒のみなさんに国語の奥深さと面白みを味わってもらえるような授業ができるようになりたいと思います。