昨年の12月から衣笠・BKCの両キャンパスで本格スタートした「100円朝食」には、父母教育後援会の「朝ごはんをしっかり食べて生活リズムを整えてほしい」という想いが込められています。健康診断の問診表などから、全学生の約4割が毎朝朝食を摂っていないことがわかっています。特に男子学生は2回生になると朝ごはんを食べない人が半数近くにもなっています。そこで1回生のうちから毎日朝ごはんを食べる習慣をつけてもらおうと、BKCオリター団は「100円朝食レシピコンテスト」を企画しました。

本企画は、100円朝食を利用できない日もあるので、「家でも手軽に再現できる朝食レシピを集めよう！」との考えから始まりました。スポーツ健康科学部の海老久美子教授にもご協力いただいて、5社からの企業協賛も頂き、参加者が3000人を超える大規模なイベントになりました。

参加者はBKCの全1回生で、各クラスにつき1つのレシピを応募してもらいました。嬉しいことに「やろうやろう!!」と積極的な新入生が多く、クラスの代表レシピを決める「クラス内選考」も白熱していました。何より嬉しかったのは、コンテストを通じて、クラスの雰囲気が明るくなったと感じられたことです。メンバーの下宿先に集まって、実際に調理をしながらワイワイとレシピを考えたグループもあり、仲を深める良い機会になったと思います。それに、食材の値段や旬の時期を知ることで、自炊に興味を持つきっかけになったのではないかと思います。

      

一次選考は、料理の写真やコメントを添えたエントリーシートにて行いました。私たちが特に面白いと思ったのは、学部やクラスの個性がレシピに表れていたことですね。スポーツ健康科学部のレシピには「朝には納豆のビタミン効果が…」などの栄養面を考えているものが多かったですし、「10秒でつくれる！」などの手軽さを追求したレシピや、調味料の原価まで細かく計算しているレシピもありました（笑）。3週間ほどの募集期間で、67のレシピが集まりましたが、どれもユニークなものばかりでした。

6月29日には、BKCラルカディアのRECOスタジオを会場に、レシピの決勝審査が行われます。当日は、各協賛企業からの賞の発表や、「栄養・健康」「お手軽」などの部門別に贈られるオリター団賞の発表、そしてそれらを受賞したレシピを実際に調理・試食して決定する、最優秀賞の選考が行われます。受賞したレシピには賞品が贈られるほか、ホームページ上での公開も予定しています。秋以降には、衣笠キャンパスを含めた全学生を対象にしたレシピコンテストも計画しているので、運営には熱が入っています。決勝まで残り数日、当日を楽しみにしながら、コンテストを全力で盛り上げていきたいと思います。