Project Based Learning(PBL)の場は「子ども会議」
柳澤秀哉さん(政策科学部4回生) 写真:後列右
木谷 航さん(政策科学部3回生) 写真:前列右
松崎千夏さん(政策科学部3回生) 写真:前列左
「八幡市子ども会議」でまちづくりを考える子どもたちをサポート
(稲葉光行教授/写真:後列左)
私たちは政策科学部の稲葉光行教授のゼミに所属し、京都府八幡市教育員委員会と協力して「八幡市子ども会議」を実施しています。「八幡市子ども会議」とは、八幡市の小・中学校、高校に通う児童や生徒たちが、八幡市や学校をより良いものにするためのアイデアを話し合い、市長に提言する場です。ゼミの中で子ども会議チームとなった10名のゼミ生が、会議の企画や運営のほか、子どもたちが自身の力でアイデアを考えられるようにサポートしています。

私たちの中には、教員を目指しているので子どもたちと関わりたい、大勢の人と問題解決に取り組みたい、フィールドワークで学びたいなど、一人ひとりがさまざま目的をもち、活動に取り組んでいます。研究テーマはゼミ生により異なりますが、子どもたちの成長過程を「初等教育の『総合的な学習の時間』の研究」に生かしたゼミ生もいます。自分たちの研究や将来の目標にむかって、新たな発見や解決策の糸口を見出すことができています。
この活動のやりがいは、子どもたちの成長を間近で感じられることです。初めは受動的に参加していた子どもたちが自発的に取り組むようになっていきます。その姿を見たときに、会議の狙いである「子どもたちが“より良いまちをつくる”という意識をもつこと」が実感でき、嬉しいです。世代の異なる子どもたちとの交流や、子どもたちが考えていることを知る機会は、この活動の魅力であり貴重な経験です。私たちは先生でもない、友達でもない立場として、自分たちの意見や考えを押し付けたり、誘導したりしないように心がけて子どもたちと関わっていますね。

2004年に始まった「八幡市子ども会議」は今年で11年目を迎えます。今年は新たな取り組みとして、私たちが大学で学んだ「ゲーミング・シミュレーション」を子ども向けに改良して活用しようと考えています。「ゲーミング・シミュレーション」とは、合意形成を目指すプロセスを疑似体験するゲームです。参加者は与えられた役(警察官や地域住民など)になりきって、設定されたテーマについて他の役の人と交渉したり、議論していきます。子どもたちには、このゲームを通して、まちの問題を解決するためにはさまざまな立場の人が関わってくること、自分が考えた政策(アイデア)が人々にどのような影響を与えるのかを理解してもらいたいと思っています。

私たちが定めた今年の目標は「世代を超えて交流し、議論できる子ども会議」です。子ども同士だけでなく、子どもと大人、子どもと行政の交流を深め、子どもたちを含む地域の人々がまちづくりや行政への関心を広げてほしいと思います。

私たちの中には、教員を目指しているので子どもたちと関わりたい、大勢の人と問題解決に取り組みたい、フィールドワークで学びたいなど、一人ひとりがさまざま目的をもち、活動に取り組んでいます。研究テーマはゼミ生により異なりますが、子どもたちの成長過程を「初等教育の『総合的な学習の時間』の研究」に生かしたゼミ生もいます。自分たちの研究や将来の目標にむかって、新たな発見や解決策の糸口を見出すことができています。
この活動のやりがいは、子どもたちの成長を間近で感じられることです。初めは受動的に参加していた子どもたちが自発的に取り組むようになっていきます。その姿を見たときに、会議の狙いである「子どもたちが“より良いまちをつくる”という意識をもつこと」が実感でき、嬉しいです。世代の異なる子どもたちとの交流や、子どもたちが考えていることを知る機会は、この活動の魅力であり貴重な経験です。私たちは先生でもない、友達でもない立場として、自分たちの意見や考えを押し付けたり、誘導したりしないように心がけて子どもたちと関わっていますね。
2004年に始まった「八幡市子ども会議」は今年で11年目を迎えます。今年は新たな取り組みとして、私たちが大学で学んだ「ゲーミング・シミュレーション」を子ども向けに改良して活用しようと考えています。「ゲーミング・シミュレーション」とは、合意形成を目指すプロセスを疑似体験するゲームです。参加者は与えられた役(警察官や地域住民など)になりきって、設定されたテーマについて他の役の人と交渉したり、議論していきます。子どもたちには、このゲームを通して、まちの問題を解決するためにはさまざまな立場の人が関わってくること、自分が考えた政策(アイデア)が人々にどのような影響を与えるのかを理解してもらいたいと思っています。
私たちが定めた今年の目標は「世代を超えて交流し、議論できる子ども会議」です。子ども同士だけでなく、子どもと大人、子どもと行政の交流を深め、子どもたちを含む地域の人々がまちづくりや行政への関心を広げてほしいと思います。
- 取材・文
- 簗瀬百合香(産業社会学部3回生)