• 796 -  パラリンピックを目指すランナーと伴走者。「走ること」を通じて強まる絆。

    パラリンピックを目指すランナーと伴走者。「走ること」を通じて強まる絆。

  • 795 -  「エッジコンペ2016」で賞を逃したことを機に、さらに結束、アイデア実現に挑戦し続ける

    「エッジコンペ2016」で賞を逃したことを機に、さらに結束、アイデア実現に挑戦し続ける

  • 794 -  文武両道で西園寺育英奨学金を受給。サッカーにかける思い

    文武両道で西園寺育英奨学金を受給。サッカーにかける思い

  • 793 -  薬の正しい知識と付き合い方を知ってもらいたい、 薬物乱用防止キャンペーンを各地で実施

    薬の正しい知識と付き合い方を知ってもらいたい、 薬物乱用防止キャンペーンを各地で実施

  • 792 -  「減災・防災を意識するきっかけに」 災害時用の笛を5000個製作

    「減災・防災を意識するきっかけに」 災害時用の笛を5000個製作

+Rな人記事一覧

667 -  ゴミの削減を目指したソーシャル・ビジネスプランを提案!日本で最優秀賞を受賞&メキシコで発表へ

ゴミの削減を目指したソーシャル・ビジネスプランを提案!日本で最優秀賞を受賞&メキシコで発表へ

古谷勇鈴さん(国際関係学部4回生)
Kyungyeon Chungさん(国際関係学部4回生)


「Yunus & Youth Social Business Design Contest 2014」で最優秀賞を受賞


  • No.667
  • 2014年10月14日更新
無担保で少額の資金を貸し出すグラミン銀行を創設し、ノーベル平和賞を受賞したムハマド・ユヌス博士。彼が提唱する「ユヌス・ソーシャル・ビジネス」が世界的に注目を集めています。ソーシャル・ビジネスとは、ビジネスの手法を活用して地域の社会問題を解決するもの。今年5月、東京にて社会的課題などの解決を目指して事業プランを発表する「Yunus & Youth Social Business Design Contest 2014」が開催され、15大学・53チームが参加しました。大会の目的は、ソーシャル・ビジネスを学生に伝え、キャリアを考えるきっかけをつくること。7月15日の本選において私たち立命館大学チームは、ペットボトルのゴミ問題を解決するビジネスプラン「MyBo!」で最優秀賞を獲得することができました。


本選に出場した参加者のみなさんとの写真

この大会に出場するにあたって“身近な社会問題の発見”かつ“その問題を解決する実現可能なビジネスプランの設計”が最初の壁でした。1日に12時間以上も話しあうこともありましたね。私たちが最終的に“ペットボトル”をテーマに設定した理由には、メンバー5人のうち4人が留学生だったことが関係しています。私たち留学生は以前から、日本の街のいたるところに自動販売機(以下:自販機)・コンビニがあること、ドリンクの種類が豊富なことに驚いていました。そのことに着目し、リフィル式の自販機を使ったビジネスプラン「MyBo!」を生み出しました。「MyBo!」で提案した自販機は、持参したマイボトルに飲み物が補充されて購入ができる仕組みです。QRコードをつけて利用者がどれだけ環境に貢献しているかを確認できるようにするなど工夫も凝らしました。

プラン設計以外では、プレゼン用のパワーポイントや発表方法にも細部までこだわりました。たとえば、解説の流れをスムーズにするため登壇者を一人に絞ったり、解説に使用する言葉を一つひとつ「本当に意味があるのか?」ということを突き詰めていきました。さらには質疑応答の場で、全て答えられるように想定される質問を徹底的に洗い出しました。プレゼンの練習を何回も繰り返すことで、理解がより深まり、何よりも自信を持つことができました。


プレゼンテーションの様子

この大会に参加して、国際関係学部の授業で知った「ソーシャル・ビジネス」を実際に設計することができました。単なる救済や支援にかたよることなく、支援とビジネスを両立させる大切さや、世界の問題解決には自分たちの身近な問題から解決していくことが重要だということを学びました。社会問題について考える力も身についたと思います。また取り組み始めたときは軽い気持ちでしたが、準備の過程で身近なゴミ問題の深刻さを知り、そのことを在学生のみなさんに広めていきたいという思いも強くなりました。
優勝した私たちは、11月にメキシコで開催される「Global Social Business Summit 2014」に参加します。そこで多くの方と交流し、さらに社会問題への理解や知識を深めたいと思います。今後は、ペットボトルの削減が社会に与える影響などについても調査を進め、そして最終的にはこのビジネスプランを実行させたいです。私たちは「MyBo!」でゴミ問題の解決を実現できる未来を信じています。


Kyungyeon Chungさん(左)と古谷勇鈴さん(右)


今回コンテストで最優秀賞を受賞したビジネスプラン「MyBo!」はこちら

  • 取材・文
  • 安藤晴佳(産業社会学部3回生)

最近の記事

  • 何かに熱中する 学生生活を 手に入れろ 2016年度クラブ・サークル紹介

    何かに熱中する 学生生活を 手に入れろ 2016年度クラブ・サークル紹介

  • 駅伝に新たな歴史をつくる 女子陸上競技部

    駅伝に新たな歴史をつくる 女子陸上競技部

  • 戦後70年 第62回「不戦のつどい」

    戦後70年 第62回「不戦のつどい」

  • アメフト日本一を手に入れろ! RITSUMEIKAN PANTHERS 2015

    アメフト日本一を手に入れろ! RITSUMEIKAN PANTHERS 2015

  • タバタトレーニング

    タバタトレーニング