「来年も来るね」が嬉しくて ~“立命の家2014”開催~
今井 勇太さん (経営学部1回生) 立命の家2014実行委員長
長谷川 周平さん(情報理工学部2回生) 立命の家2014副実行委員長
三宅 佑弥さん (理工学部1回生) 立命の家2014副実行委員長
毎年8月にびわこ・くさつキャンパスで行われる「立命の家」。15回目を迎える今年は、8月20日・21日の2日間で開催しました。本企画は、キャンパス近隣の小学生に「学ぶ楽しさ」を知ってもらうことを目的として開かれており、音響工学研究会や鉄道研究会など9団体が用意したロボットづくりやゲーム制作などの企画を、2日間で4種類体験できるものです。企画・運営をする実行委員は、各団体から選出されたメンバーで構成され、今年は19名が参加。実行委員の3人に話を伺いました。
「このゲーム絶対クリアできへんやんけ~!」「それ、すぐやられるように作ったねん」と笑い合う子どもたち。当日、RiG++という団体による「DreamCreater~ゲーム制作体験~」という企画会場での光景である。この企画では、パソコンゲームのひな形が子どもたちに渡されて、その内容を自由にプログラムしてもらう。キャラクターのデザインや、敵や壁の位置まで、思い通りに作ることが出来るという。
「自分の作品で遊んだ後は、ゲームを交換して隣の子どもにも遊んでもらうんです。みんなが楽しく遊べないと、それはゲームになりませんよね。使う人の立場でものづくりを考えるきっかけになればと、この企画を考えました」と語るのは、RiG++のメンバーでもある長谷川さん。作ったゲームCDをお土産として持って帰ってもらうのは毎年恒例だが、中には「俺このCD、3枚も持ってるねん」という声も。何年も足を運び、楽しんでくれる子どもの言葉や笑顔が、たまらなく嬉しかったという。
「BKCは創立20周年を迎え、『立命の家』は今年で15回目。節目の年なので、企画を大きく前進させたかった」と話すのは、実行委員長の今井さん。5月頃から準備を始め、より気軽に参加してもらいたいと、昨年は1500円だった参加費を今年は500円に引き下げた。さらに、実行委員が小学校まで出向き、直接子どもたちに参加を呼びかけたという。努力が実り、児童・保護者を合わせた参加者は昨年の77人から136人に。当日は、交流会やBKCクイズなど、参加者同士で交流を深めつつ、BKCについても知ってもらえるような企画も用意した。
もちろん苦労も伴った。「目が回るほど忙しかった」と、今井さん。参加者が増えたことで当日スタッフも増え、意思の疎通が難しくなった。全員にきちんと役割を与え、連絡事項は早めにするようにしてみんなをまとめた。大変なことも、子どもたちの「また来年も来るね」の言葉で報われた。「子どもたちは無邪気で、キラキラしていて、見ているだけで笑顔になれる。本当に忙しかったけど、充実していました。充実…うん。その一言に尽きると思います」。ワクワクするような体験をして欲しい―そんな思いが詰まった「トレジャー~キミの夢を見つけよう!」という今年の企画テーマは、子どもたちの心にしっかり届いていたのだろう。

しかし、実行委員の活動はまだ終わりでない。3人はすでに来年を見つめていた。三宅さんは自身が小学生の頃、大学生との交流企画に参加したことがあり、その経験を活かすべく1回生にして実行委員に立候補した。「本当は参加費を無料にしたいんですが、そのためには企業協賛が必要です。そして小学校にはもっと多く訪問したい。うまく引継ぎをするために、実行委員の任期を延ばすことも予定していて…」
そして3人は今年の反省も生かすつもりだ。「当日の運営方法も見直さないと。絶対に会場から離れてどこかへ行ってしまうのが子ども。手が2本だけじゃ足りません…(笑)」。3人の表情は真剣そのものだが「どうすればもっと良くなるか」を心から楽しんでいる…そんな風に映った。

「このゲーム絶対クリアできへんやんけ~!」「それ、すぐやられるように作ったねん」と笑い合う子どもたち。当日、RiG++という団体による「DreamCreater~ゲーム制作体験~」という企画会場での光景である。この企画では、パソコンゲームのひな形が子どもたちに渡されて、その内容を自由にプログラムしてもらう。キャラクターのデザインや、敵や壁の位置まで、思い通りに作ることが出来るという。
「自分の作品で遊んだ後は、ゲームを交換して隣の子どもにも遊んでもらうんです。みんなが楽しく遊べないと、それはゲームになりませんよね。使う人の立場でものづくりを考えるきっかけになればと、この企画を考えました」と語るのは、RiG++のメンバーでもある長谷川さん。作ったゲームCDをお土産として持って帰ってもらうのは毎年恒例だが、中には「俺このCD、3枚も持ってるねん」という声も。何年も足を運び、楽しんでくれる子どもの言葉や笑顔が、たまらなく嬉しかったという。
「BKCは創立20周年を迎え、『立命の家』は今年で15回目。節目の年なので、企画を大きく前進させたかった」と話すのは、実行委員長の今井さん。5月頃から準備を始め、より気軽に参加してもらいたいと、昨年は1500円だった参加費を今年は500円に引き下げた。さらに、実行委員が小学校まで出向き、直接子どもたちに参加を呼びかけたという。努力が実り、児童・保護者を合わせた参加者は昨年の77人から136人に。当日は、交流会やBKCクイズなど、参加者同士で交流を深めつつ、BKCについても知ってもらえるような企画も用意した。
もちろん苦労も伴った。「目が回るほど忙しかった」と、今井さん。参加者が増えたことで当日スタッフも増え、意思の疎通が難しくなった。全員にきちんと役割を与え、連絡事項は早めにするようにしてみんなをまとめた。大変なことも、子どもたちの「また来年も来るね」の言葉で報われた。「子どもたちは無邪気で、キラキラしていて、見ているだけで笑顔になれる。本当に忙しかったけど、充実していました。充実…うん。その一言に尽きると思います」。ワクワクするような体験をして欲しい―そんな思いが詰まった「トレジャー~キミの夢を見つけよう!」という今年の企画テーマは、子どもたちの心にしっかり届いていたのだろう。
しかし、実行委員の活動はまだ終わりでない。3人はすでに来年を見つめていた。三宅さんは自身が小学生の頃、大学生との交流企画に参加したことがあり、その経験を活かすべく1回生にして実行委員に立候補した。「本当は参加費を無料にしたいんですが、そのためには企業協賛が必要です。そして小学校にはもっと多く訪問したい。うまく引継ぎをするために、実行委員の任期を延ばすことも予定していて…」
そして3人は今年の反省も生かすつもりだ。「当日の運営方法も見直さないと。絶対に会場から離れてどこかへ行ってしまうのが子ども。手が2本だけじゃ足りません…(笑)」。3人の表情は真剣そのものだが「どうすればもっと良くなるか」を心から楽しんでいる…そんな風に映った。
- 取材・文
- 山内 快(経営学部4回生)