古代ローマ史が好きな父の影響を受けて、いつからかローマに憧れを持つようになっていました。ローマ時代の皇帝たちの人柄やその多様な政策におもしろみを感じています。大学入学後、第2外国語としてイタリア語を履修しました。初めはなんとなく授業を受けていましたが、学んでいくうちに「せっかく学ぶなら上達したい！」と思うようになり、同じ年の秋、イタリア語検定5級を受検しました。その後、2回生では専門外国語（イタリア語）を履修し、検定4級、そして3級にも合格することができました。現在、ゼミではイタリアの文学や映画について学びながら、卒業論文のための研究に取り組んでいます。


昨年12月13日、京都外国語大学にて開催された全日本学生イタリア語弁論大会に出場し、準優勝を獲得することができました。この大会では9大学17人が出場し、自身の経験や考えをまとめた5分間のスピーチで競い合いました。スピーチで工夫したところは、文章をどのように読んでいくかということです。声の音程やスピードにメリハリをつけたり、手振りを加えたりしました。「必ず入賞するぞ！」と意気込みイタリア人の方に発音の指導を受けるなど大会に備えてきましたが、大会出場者の多くはイタリアへの留学経験がある学生ばかりでスピーチでも流暢な話しぶり。その中で、イタリアを訪れたことがない自分が入賞できたことは、自信となりました。



この大会を通じて、イタリア語を学ぶ他の学生のみなさんに負けないように、今まで以上に勉強に励まなければならないという気持ちが芽生えました。文法の難しさに苦戦する毎日ですが、イタリア語を話せることで私だけでなくイタリア人の方にも喜んでもらえるところがイタリア語を学ぶ楽しさです。この冬語学留学の為、初めてイタリアを訪れました。語学を学ぶだけでなくイタリアの文化を肌で感じることができ、イタリア語を学ぶ意欲が一層高まったと思います。将来はイタリア語を生かした仕事に就きたいと考えているので、これからもイタリア語力に磨きをかけていきたいです。