今までの枠から一歩踏み出し、充実した学生生活を手に入れる
萩原 望さん(産業社会学部4回生)
体育会サッカー部 副主将
中学卒業後、地元の岡山を離れて大分県の高校に進学し、プロサッカークラブ「大分トリニータ」のユースチームに所属した。プロになる夢に向かってサッカーに専念する日々。プロの夢と同時に教師への憧れもあった。サッカーと教職の勉強の両立を目指し、立命館大学へ入学した。

萩原さんの学生生活に転機が訪れたのは1回生が終わろうとしているときだった。
今までの学生生活を振り返ってみると部活以外に語れるものがなく不安に襲われた。「自分の学生生活はこのままでいいのだろうか。」と悶々とした日々を過ごした。2回生の後期、NPO法人フラワー・サイコロジー協会が運営する学生パートナーシップ事業(以下:がくぱと)の活動を知り、不登校の中学生や通信高校生徒の支援する取り組みを始めた。現在、代表として、他大学の学生を含むがくぱとのスタッフをまとめている。
最初は目も合わせてくれなかった生徒。「うまくやっていけるのか・・・。」自分にしかできないことをやろうと決めた萩原さんは、アクティブな活動を積極的に取り入れた。「次はいつ会えますか?」生徒の言葉がやりがいに繋がったそうだ。通信高校では体育授業の補助や進路相談を行っている。授業を怠ける生徒たちに明るい声かけで活をいれることも。先生でもない、友達でもない、お兄ちゃんのような存在を意識して生徒たちと関わっている。

学ぶ姿勢も変えようと思い、授業や食事など大学生活全般において部活の仲間と集団行動していたそれまでのスタイルから、授業は1人で教卓の前に着席した。「最近どうかしたのか?」サッカー部の仲間からは不思議がられた。部活に取り組む学生には、部活以外の活動に挑戦したり、外のコミュニティーに属したりする文化があまりなかった。「サッカーやめたんだよね?」地元の友達からの声も届いた。「部活の第一線で活躍し、部活や学業、課外活動のすべてに取り組むことで周りから認められるんだ。」そう感じてからは、サッカー部のトップチーム(Aチーム)で試合に出ることに、これまで以上にこだわるようになった。空コマに通信制高校へ出向き、また戻って授業を受けて部活の練習場へと向かう。どちらの活動も手を抜かずに取り組むために、スケジュールや体調の管理を徹底した。部活の練習だけでも疲労困憊だったが、様々なプロジェクトに取り組む学生たちと出会い、彼らからの刺激が継続の原動力となっていった。

「意欲的に授業を受けることで“学んでいる”と実感できました。」部活ではAチームに昇格し、現在副キャプテンを務めている。ただ現状に満足せず、学業では今よりも好成績を、がくぱとではまちづくりを通して地域の人と生徒たちをつなげていきたいそうだ。文武両道に加え学外へ活動の枠を広げた萩原さん。これからは勇気をもって自分のやりたいことに挑んでいく楽しさを低回生に伝えていきたいと語ってくれた。

萩原さんの学生生活に転機が訪れたのは1回生が終わろうとしているときだった。
今までの学生生活を振り返ってみると部活以外に語れるものがなく不安に襲われた。「自分の学生生活はこのままでいいのだろうか。」と悶々とした日々を過ごした。2回生の後期、NPO法人フラワー・サイコロジー協会が運営する学生パートナーシップ事業(以下:がくぱと)の活動を知り、不登校の中学生や通信高校生徒の支援する取り組みを始めた。現在、代表として、他大学の学生を含むがくぱとのスタッフをまとめている。
最初は目も合わせてくれなかった生徒。「うまくやっていけるのか・・・。」自分にしかできないことをやろうと決めた萩原さんは、アクティブな活動を積極的に取り入れた。「次はいつ会えますか?」生徒の言葉がやりがいに繋がったそうだ。通信高校では体育授業の補助や進路相談を行っている。授業を怠ける生徒たちに明るい声かけで活をいれることも。先生でもない、友達でもない、お兄ちゃんのような存在を意識して生徒たちと関わっている。
学ぶ姿勢も変えようと思い、授業や食事など大学生活全般において部活の仲間と集団行動していたそれまでのスタイルから、授業は1人で教卓の前に着席した。「最近どうかしたのか?」サッカー部の仲間からは不思議がられた。部活に取り組む学生には、部活以外の活動に挑戦したり、外のコミュニティーに属したりする文化があまりなかった。「サッカーやめたんだよね?」地元の友達からの声も届いた。「部活の第一線で活躍し、部活や学業、課外活動のすべてに取り組むことで周りから認められるんだ。」そう感じてからは、サッカー部のトップチーム(Aチーム)で試合に出ることに、これまで以上にこだわるようになった。空コマに通信制高校へ出向き、また戻って授業を受けて部活の練習場へと向かう。どちらの活動も手を抜かずに取り組むために、スケジュールや体調の管理を徹底した。部活の練習だけでも疲労困憊だったが、様々なプロジェクトに取り組む学生たちと出会い、彼らからの刺激が継続の原動力となっていった。
「意欲的に授業を受けることで“学んでいる”と実感できました。」部活ではAチームに昇格し、現在副キャプテンを務めている。ただ現状に満足せず、学業では今よりも好成績を、がくぱとではまちづくりを通して地域の人と生徒たちをつなげていきたいそうだ。文武両道に加え学外へ活動の枠を広げた萩原さん。これからは勇気をもって自分のやりたいことに挑んでいく楽しさを低回生に伝えていきたいと語ってくれた。