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713 -  カンボジアの子どもたちにサッカーの楽しさを伝える

カンボジアの子どもたちにサッカーの楽しさを伝える

石井 誠さん(スポーツ健康科学部4回生)

  • No.713
  • 2015年4月14日更新
僕が初めてカンボジアに行ったのは2回生のときでした。カンボジアでスポーツフェスティバルを開催されている大阪大学の岡田先生を知人に紹介してもらい、「途上国といわれる国を一度見てみたい」と興味を持っていたので活動に同行しました。

スポーツフェスティバルでは日本人チームとカンボジア実業団チームのサッカーマッチや子ども向けのスポーツ教室などを行いました。スポーツ教室ではサッカー・バスケットボール・バレーボールなどを指導しましたが、サッカーは希望者が多くて抽選になり、選ばれた子どもたちもボールを奪い合っていました。

 
テレビで海外の試合を見たりしてカンボジアのサッカー人気は高いけれど、道具も少なくプレーする機会もなかなかない。はじめて見た途上国は自分の想像よりも発展していて、食べ物やお金を援助するような段階ではないけれど、「スポーツの機会の提供」が必要だと感じました。

1年後にもスポーツフェスティバルに同行し、2回の活動で仲良くなった現地の通訳やカンボジアナショナルチームのオクサレットさんと協力して、3回目の今回はサッカーに特化したスポーツ教室を自分で企画しました。

まず開催場所を今までよりさらに田舎のオッダーミエンチェイ州というところにしました。生でサッカーの試合を見たことがない子どもたちのために迫力のある試合がしたいと思い、サッカーマッチの出場者は経験者を揃えました。サッカー教室ではきちんと練習メニューを組み、継続して練習できるようにメニュー表を渡しました。



当日は37度の気温にも関わらず、たくさんの子どもたちが集まりました。スパイクを履いている子も履いていない子もみんな目をギラギラさせてボールを追いかけ、サッカーに対する強い情熱を感じました。カンボジアの友人やオクサレットさんからは「お金や物よりも、子どもたちの『経験』をサポートしてくれたのが嬉しい」との言葉をもらいました。

今回は企画の練り方や現地との英語での打ち合わせなど難しいことがたくさんありました。しかしそれをやり遂げたことで、人に喜んでもらう満足を味わえ、責任感もつきました。一緒に活動した後輩たちは、「自分たちが恵まれているのがわかった。いい経験ができた。」と言ってくれました。これからもイベントの規模を大きくしながら活動を続け、より多くの学生にスポーツで国際貢献をする楽しさを味わってほしいです。そしてカンボジアの子どもたちにサッカーをプレーする喜びと、応援・熱狂できる環境を提供していきたいと思います。

 

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