毎日の食が体をつくる、未来をつくる
松崎真理さん(国際関係学部4回生):写真左
幅谷真理さん(国際関係学部4回生):写真右
大学生を対象に、食の安全や大切さについて学ぶワークショップを開催しているFOOD×FUTURE。3月に開催された「学生企画事業まるごとサポート」(京都市主催)の成果発表会では、審査員が選ぶ「優秀賞」と当日の聴衆が選ぶ「共感賞」のダブル受賞を果たしました。
私(幅谷さん)は父が農家であることもあり、農業や食問題に関心がありました。しかし大学に入学し、周りの友人に農業や食問題の話をしてもあまり関心を持ってもらえず、農業に対する関心の低さや若い人が食を重視していない現状に危機感がありました。
私(松崎さん)はフィンランドに留学中、食料廃棄問題を考えるプロジェクトに参加しました。活動を通じて、なぜこのようなことが起きているのかと疑問を持つようになりました。幅谷さんと話すうちに「食について考える機会を増やしたい」と考えるようになり、FOOD×FUTUREを立ち上げました。
私たちはまず食事の基本であるお米を見直すことによって、日々の食生活について考えて欲しいと思い、昨年10月から3回に分けてワークショップを実施しました。
1回目は、普段自分たちがどのようなものを食べているのかを意識してもらうため、稲刈りを中心としたワークショップを行いました。参加者は身近な食べ物であるお米の生産過程を学びました。
2回目は前回収穫したお米を実食しながら、前回参加後の消費行動がどのように変化したかを共有しました。ワークショップの体験をもとに参加者が自分なりに選んできたおかずは手作りや無添加のものが多く、食への関心が高くなっていると実感することが出来ました。「ご飯ってこんなに美味しいんだ!」という声を聞けたときは嬉しかったです。
3回目は今までの気づきを自ら発信することを目標とし、新たに参加者を迎え、前回までの参加者にはワークショップを通じてどんな意識の変化があったかを発表してもらいました。その後全員で、手作りしたコロッケと冷凍コロッケを食べ比べました。「冷凍コロッケに変な甘みを感じてどうしても食べられなかった」、「食べ物についてもっと考えていこうと思った」と言った意見を聞くことができ、食の安全の大切さに気がつきました。
食を巡る問題を発信していくとともに、今後は「健康や環境も大切だけどやはり『価格』が大事」という学生の本音にも焦点を当ててさらに食問題に興味をもってもらえるような企画を行っていきたいです。ワークショップを終えて、参加者全員で学びや驚きを共有できたのがよかったと思います。
消費者の意識が変わるだけで、毎日の食を巡る環境を変えることが出来ます。食品ラベルを見る、国産や有機栽培の食材を選ぶなど、参加してくれた人の行動が少しでも変わるようにお互いに学びながらこの活動を続けていきたいです。
私(幅谷さん)は父が農家であることもあり、農業や食問題に関心がありました。しかし大学に入学し、周りの友人に農業や食問題の話をしてもあまり関心を持ってもらえず、農業に対する関心の低さや若い人が食を重視していない現状に危機感がありました。
私(松崎さん)はフィンランドに留学中、食料廃棄問題を考えるプロジェクトに参加しました。活動を通じて、なぜこのようなことが起きているのかと疑問を持つようになりました。幅谷さんと話すうちに「食について考える機会を増やしたい」と考えるようになり、FOOD×FUTUREを立ち上げました。
私たちはまず食事の基本であるお米を見直すことによって、日々の食生活について考えて欲しいと思い、昨年10月から3回に分けてワークショップを実施しました。
1回目は、普段自分たちがどのようなものを食べているのかを意識してもらうため、稲刈りを中心としたワークショップを行いました。参加者は身近な食べ物であるお米の生産過程を学びました。
2回目は前回収穫したお米を実食しながら、前回参加後の消費行動がどのように変化したかを共有しました。ワークショップの体験をもとに参加者が自分なりに選んできたおかずは手作りや無添加のものが多く、食への関心が高くなっていると実感することが出来ました。「ご飯ってこんなに美味しいんだ!」という声を聞けたときは嬉しかったです。
3回目は今までの気づきを自ら発信することを目標とし、新たに参加者を迎え、前回までの参加者にはワークショップを通じてどんな意識の変化があったかを発表してもらいました。その後全員で、手作りしたコロッケと冷凍コロッケを食べ比べました。「冷凍コロッケに変な甘みを感じてどうしても食べられなかった」、「食べ物についてもっと考えていこうと思った」と言った意見を聞くことができ、食の安全の大切さに気がつきました。
食を巡る問題を発信していくとともに、今後は「健康や環境も大切だけどやはり『価格』が大事」という学生の本音にも焦点を当ててさらに食問題に興味をもってもらえるような企画を行っていきたいです。ワークショップを終えて、参加者全員で学びや驚きを共有できたのがよかったと思います。
消費者の意識が変わるだけで、毎日の食を巡る環境を変えることが出来ます。食品ラベルを見る、国産や有機栽培の食材を選ぶなど、参加してくれた人の行動が少しでも変わるようにお互いに学びながらこの活動を続けていきたいです。