ツリーハウスで地域を盛り上げる
原 康太さん(理工学部3回生)
私たち学生団体Clownは、理工学部建築都市デザイン学科の学生28名で活動しており、今年3月、兵庫県丹波市の地域活性化の一環としてキャンプ場にツリーハウス「いろは、」を完成させました。ツリーハウスが森の中で子供たちを見守る存在になって欲しいと思い、母体をイメージして丸い形にしました。いろはのあとに「、」がついているのは、完成して「終わり」ではなく「次につながっていく」というメッセージです。
活動のきっかけは、他の地域活性化団体に所属していたとき、丹波のキャンプ場の方に頼まれてバーベキューコンロをつくり、建築の知識や技術でさらに貢献したいと思ったことでした。そしてキャンプ場にツリーハウスを作ることを思いつきました。ツリーハウスは一般の建築物に比べ自由な形を作り出すことができます。見た目のインパクトもあり、また地域の人々の新しい交流の場になればと考え制作しました。
実際に人が入れる大きさの建物を作るのは初めてで、設計図を作成し工務店の方に監督してもらいながら制作しましたが、自然の木の上に作るのでなかなか図面通りには進まず試行錯誤を重ねました。木の上にありながら丈夫で安定したものになるように安全面も最大限に考慮し、デザインや施工を工夫しました。完成した「いろは、」にみんなで上り、上からの景色を見たときは何ともいえない達成感がありました。
3月28日に、近隣の人などを招き完成イベントを行いました。地元の中学の吹奏楽部による演奏や夢を書いた風船を飛ばすバルーンリリース、夜は「いろは、」に幕を張ってスライドの上映会をしました。たくさんの方がツリーハウスに興味を持ってくださり、上った人からは「宙に浮いているみたいで気持ちがいい」といった感想が聞かれました。イベント後も、ハイキングの途中に立ち寄ったり学校帰りに遊んだりしてくれる人がいると聞いています。今後もイベントや「いろは、」のメンテナンス作業を通じて自然の魅力やものづくりの面白さを伝えていきたいです。
今回は丹波地方での制作となりましたが、次は滋賀県内など別の場所にもツリーハウスを作る予定があります。「ツリーハウスからはじまる繋がりの輪」をコンセプトとし、地域の人々を結びつける新たな交流の場を提供できればと考えています。
活動のきっかけは、他の地域活性化団体に所属していたとき、丹波のキャンプ場の方に頼まれてバーベキューコンロをつくり、建築の知識や技術でさらに貢献したいと思ったことでした。そしてキャンプ場にツリーハウスを作ることを思いつきました。ツリーハウスは一般の建築物に比べ自由な形を作り出すことができます。見た目のインパクトもあり、また地域の人々の新しい交流の場になればと考え制作しました。
実際に人が入れる大きさの建物を作るのは初めてで、設計図を作成し工務店の方に監督してもらいながら制作しましたが、自然の木の上に作るのでなかなか図面通りには進まず試行錯誤を重ねました。木の上にありながら丈夫で安定したものになるように安全面も最大限に考慮し、デザインや施工を工夫しました。完成した「いろは、」にみんなで上り、上からの景色を見たときは何ともいえない達成感がありました。
3月28日に、近隣の人などを招き完成イベントを行いました。地元の中学の吹奏楽部による演奏や夢を書いた風船を飛ばすバルーンリリース、夜は「いろは、」に幕を張ってスライドの上映会をしました。たくさんの方がツリーハウスに興味を持ってくださり、上った人からは「宙に浮いているみたいで気持ちがいい」といった感想が聞かれました。イベント後も、ハイキングの途中に立ち寄ったり学校帰りに遊んだりしてくれる人がいると聞いています。今後もイベントや「いろは、」のメンテナンス作業を通じて自然の魅力やものづくりの面白さを伝えていきたいです。
今回は丹波地方での制作となりましたが、次は滋賀県内など別の場所にもツリーハウスを作る予定があります。「ツリーハウスからはじまる繋がりの輪」をコンセプトとし、地域の人々を結びつける新たな交流の場を提供できればと考えています。
- 取材・文
- 北村鴻介(経済学部3回生)