書道を通じて、コミュニケーション!
竹本 寛さん(経済学部4回生)
立命館大学書道部 韓国慶熙(キョンヒ)大学書道部と交流を行う
立命館大学書道部は先日、韓国の慶熙(キョンヒ)大学の書道部と交流を行いました。これは、日韓の学生が一緒にチームを作り、そのチームごとに合同作品を仕上げるというもので、作品は慶熙大学の図書館に展示されました。
本来、書道はほとんどが個人作業。ですが今回は、チームで一つの作品を仕上げました。苦労したのは、言葉の壁。コミュニケーションをとらないと作業が進まないので、英語を使ったり、双方の大学にいる留学生を通じてお互いの意思の疎通をはかりました。
そうして私のチームは、「かな」と「ハングル」の両方で表すという作品を仕上げました。とても新鮮で貴重な体験が出来たと思います。
書道を始めたのは大学生になってから。高校まではずっとバレー部に所属していましたが、大きな怪我が理由で続けることが出来なくなってしまいました。小、中学校と習字教室には通っていたものの、書道部にはなんとなく入部。ですが、いつの間にか書道の世界にどっぷり浸かっていました。
12月10日(金)からは、4回生の部員の卒業展となる「半熟展」を行います。「まだ半人前で、完熟ではない僕たちだけど、卒業するにあたって集大成を見せる」というテーマを込めています。建仁寺の一室をお借りして行うこの展示会では、個人作品だけでなく、何人かで1つのものを創り上げる合同作品も展示します。学園祭の書道パフォーマンスと準備が重なったため、作品の創作には苦労した部分もありましたが、「学生のうちにできることは全部したい!」という強い想いがあったのでやり切ることができました。特に苦労した作品は、3人で仕上げた版画。「人間」というテーマで、部員の顔と詩を彫り込みました。彫る作業がとても大変でしたが、良い作品に仕上がったと思います。
「書道展」というと、固い印象を受ける方もいるかもしれませんが、絵や版画など様々な作品を展示するので、楽しんで頂けると思います。さらに会場では、来場者参加型の作品も用意していますので、気軽に遊びに来て頂きたいです!!
【取材後記】
書道部にも所属している広報スタッフと共に敢行した今回の取材。実際に半熟展に展示する版画も見せて頂きました。とても素敵だったので、私も半熟展に行こうと思います(笑)。また取材を通して、常に高い目標に向かっている竹本さんの姿も垣間見ることができ、大変刺激を受けました!
立命館大学書道部42期生卒業展「半熟展」
【開催日時】
12月10日(金)10:00~17:00
12月11日(土)10:00~17:00
12月12日(日)10:00~16:30
【場所】
建仁寺西来院
- 取材・文
- 船岡 知(政策科学部4回生)