誰もが楽しめるミュージカルをつくりたい
林 理恵さん(産業社会学部2回生)
立命館ミュージカルサークル会長
私は母と一緒に中学生の頃からミュージカルをよく観劇していました。東宝の「レ・ミゼラブル」を観たとき、映像と演技と舞台装置が一体となった臨場感あふれる演出に「こんな演出方法があったのか!」と感銘を受け、演出に興味をもつようになりました。
最初に入学した大学でミュージカルサークルに入ったのですが、当時専攻していた心理学より、社会学やジェンダー学に興味が湧き、立命館大学を受験し直しました。合格後に立命館大学にはミュージカルサークルがないと知り、それなら、とツイッターとブログを始め、仲間を探し始めました。
入学当初は3人でしたが、ツイッターでの募集や友人の紹介、他大学からの参加もあり、今は15人で活動しています。はじめは歌やダンスの経験者がいなかったので、前に所属していたサークルの先輩に指導を仰ぎました。

大学近くで発表の場を探し、初めてのミュージカル公演は今年2月に衣笠保育園で行いました。子どもたちにも人気の「アナと雪の女王」を30分くらいに書き直し、バリアフリーに取り組むサークル「MBF.com」の手話も交えて行いました。子どもたちがずっと集中して観てくれるのか不安もありましたが、花道を作り後方の子どもの近くまで行く、など演出も工夫したところ、一緒に歌ってとても楽しんでくれました。
欧米では小さい頃から映画を観るような感覚でミュージカルを観に行くのに対して、日本では大人でもミュージカルに抵抗を感じる人は多いと思います。そこでサークルのアドバイザーである文学部の宮本直美先生と相談し、日本でも芸術の深みを感じてもらえるよう、まずは子どもたちに、あえて大人に対して演じるのと同じようなメッセージ性のある内容を発信することから始めようと決めました。

今は8月に同じ衣笠保育園で行う「シンデレラ」公演に向けて練習をしています。「シンデレラ」といっても、主人公を「自分から動く女の子」として描くなど、非常にオリジナルの要素が多いストーリーです。ミュージカルを制作するとき、「“誰もが”楽しめるミュージカル」になるように、手話を取り入れたり、変にジェンダーを意識されないようにしています。日本語がわからなくても楽しめるように、英語でも上演してみたいです。多くの人にミュージカルを観るきっかけを提供し、「いいな」と思ってもらうことが目標です。
少数派を尊重したい、少数派の意見に耳を傾けたい、という思いがありマスコミ業界を志望していましたが、今は脚本や演出を通してそれを実現したいと思っています。

最初に入学した大学でミュージカルサークルに入ったのですが、当時専攻していた心理学より、社会学やジェンダー学に興味が湧き、立命館大学を受験し直しました。合格後に立命館大学にはミュージカルサークルがないと知り、それなら、とツイッターとブログを始め、仲間を探し始めました。
入学当初は3人でしたが、ツイッターでの募集や友人の紹介、他大学からの参加もあり、今は15人で活動しています。はじめは歌やダンスの経験者がいなかったので、前に所属していたサークルの先輩に指導を仰ぎました。
大学近くで発表の場を探し、初めてのミュージカル公演は今年2月に衣笠保育園で行いました。子どもたちにも人気の「アナと雪の女王」を30分くらいに書き直し、バリアフリーに取り組むサークル「MBF.com」の手話も交えて行いました。子どもたちがずっと集中して観てくれるのか不安もありましたが、花道を作り後方の子どもの近くまで行く、など演出も工夫したところ、一緒に歌ってとても楽しんでくれました。
欧米では小さい頃から映画を観るような感覚でミュージカルを観に行くのに対して、日本では大人でもミュージカルに抵抗を感じる人は多いと思います。そこでサークルのアドバイザーである文学部の宮本直美先生と相談し、日本でも芸術の深みを感じてもらえるよう、まずは子どもたちに、あえて大人に対して演じるのと同じようなメッセージ性のある内容を発信することから始めようと決めました。
今は8月に同じ衣笠保育園で行う「シンデレラ」公演に向けて練習をしています。「シンデレラ」といっても、主人公を「自分から動く女の子」として描くなど、非常にオリジナルの要素が多いストーリーです。ミュージカルを制作するとき、「“誰もが”楽しめるミュージカル」になるように、手話を取り入れたり、変にジェンダーを意識されないようにしています。日本語がわからなくても楽しめるように、英語でも上演してみたいです。多くの人にミュージカルを観るきっかけを提供し、「いいな」と思ってもらうことが目標です。
少数派を尊重したい、少数派の意見に耳を傾けたい、という思いがありマスコミ業界を志望していましたが、今は脚本や演出を通してそれを実現したいと思っています。