感謝の気持ちで獲得した馬術部初の快挙
(右から)
くろべ(馬)
澤島 雅さん(法学部4回生)
丹羽れいさん(法学部2回生)
スーダン(馬)
衣笠キャンパスから約8km離れた柊野総合グラウンドの馬術部厩舎。部活は毎朝6時から始まり、馬の手入れや小屋の掃除は一日も休むことがありません。立命館大学馬術部は1918年に設立し、今年で創部97年目を迎えました。現在は部員10名と13頭の馬たちが長い歴史を受け継いでいます。

11月3日、東京・世田谷の馬事公苑で行われた「平成27年度全日本学生馬術競技大会(インカレ)」。様々な障害物を飛越する「障害馬術競技」と、決められた歩き方で演技する「馬場馬術競技」、障害馬術競技と馬場馬術競技が合わさった「総合馬術競技」の三種目のうち、「第58回全日本学生賞典馬場馬術競技」において、創部史上初となる団体2位を、また個人では丹羽さんが3位を獲得しました。


乗馬を始めたのは、澤島さんが小学6年、丹羽さんが中学1年のとき。二人は、大好きな馬とふれあえ、動物と一緒に行う唯一の競技スポーツという魅力にはまり、大学入学後も競技者を続けています。部員一人ひとりに1、2頭の担当馬が決められていて責任が大きいものの、毎日馬の名前呼んであげたり、体調をしっかりチェックしたりすることで、責任の重さの分だけ馬への愛情と馬との絆が深まるそうです。

馬術部のインカレは一昨年の団体3位が過去最高の成績で、今年の目標は3位以上。「もともとは大人しいタイプだけれど、みんなに話しかけるようにしました」日ごろの活動は毎日部員同士が顔を合わせることから、小さな不満が溜まって衝突することもある中、澤島さんは、主将として部の団結力を強めるため、コミュニケーションがとりやすい部内の環境づくりを意識してきました。
ただがむしゃらに頑張っていた一年目に比べ、今年は吉田監督の馬「スーダン」を任されていることや、自分の成績が団体に影響するというプレッシャーがあったという丹羽さん。高いレベルの人の動画を見て手綱の持ち方や姿勢などを研究したり、いろんな人のアドバイスを参考にしたりするなど個人レベルでも技術を磨いてきました。2回生からは主務として部活の全体を見て自分で物事を考えて行動できるようになりました。

「毎日指導してくれている吉田監督と一緒に表彰台にのって胴上げしたい」と二人は常に思ってきました。「スーダン」に乗る丹羽さんには特別な想いがあったそうです。「監督は私にプレッシャーを与えないように『絶対勝て』とは言いませんでした。けれどもそれが逆にプレッシャーになったこともありました。暑い夏場も私が5時から練習すると言うと、仕事の時間を割いて練習を見てくれました。監督がいなかったら成長できなかったです。信頼している監督の一言で不安なときも安心できました。だからこそ結果を残せてよかったです。」自分のためだけではなく、チームのため、自分を育ててくれた人のためにも、二人をはじめとする馬術部はこれからも高みを目指していきます。

11月3日、東京・世田谷の馬事公苑で行われた「平成27年度全日本学生馬術競技大会(インカレ)」。様々な障害物を飛越する「障害馬術競技」と、決められた歩き方で演技する「馬場馬術競技」、障害馬術競技と馬場馬術競技が合わさった「総合馬術競技」の三種目のうち、「第58回全日本学生賞典馬場馬術競技」において、創部史上初となる団体2位を、また個人では丹羽さんが3位を獲得しました。
乗馬を始めたのは、澤島さんが小学6年、丹羽さんが中学1年のとき。二人は、大好きな馬とふれあえ、動物と一緒に行う唯一の競技スポーツという魅力にはまり、大学入学後も競技者を続けています。部員一人ひとりに1、2頭の担当馬が決められていて責任が大きいものの、毎日馬の名前呼んであげたり、体調をしっかりチェックしたりすることで、責任の重さの分だけ馬への愛情と馬との絆が深まるそうです。
馬術部のインカレは一昨年の団体3位が過去最高の成績で、今年の目標は3位以上。「もともとは大人しいタイプだけれど、みんなに話しかけるようにしました」日ごろの活動は毎日部員同士が顔を合わせることから、小さな不満が溜まって衝突することもある中、澤島さんは、主将として部の団結力を強めるため、コミュニケーションがとりやすい部内の環境づくりを意識してきました。
ただがむしゃらに頑張っていた一年目に比べ、今年は吉田監督の馬「スーダン」を任されていることや、自分の成績が団体に影響するというプレッシャーがあったという丹羽さん。高いレベルの人の動画を見て手綱の持ち方や姿勢などを研究したり、いろんな人のアドバイスを参考にしたりするなど個人レベルでも技術を磨いてきました。2回生からは主務として部活の全体を見て自分で物事を考えて行動できるようになりました。
「毎日指導してくれている吉田監督と一緒に表彰台にのって胴上げしたい」と二人は常に思ってきました。「スーダン」に乗る丹羽さんには特別な想いがあったそうです。「監督は私にプレッシャーを与えないように『絶対勝て』とは言いませんでした。けれどもそれが逆にプレッシャーになったこともありました。暑い夏場も私が5時から練習すると言うと、仕事の時間を割いて練習を見てくれました。監督がいなかったら成長できなかったです。信頼している監督の一言で不安なときも安心できました。だからこそ結果を残せてよかったです。」自分のためだけではなく、チームのため、自分を育ててくれた人のためにも、二人をはじめとする馬術部はこれからも高みを目指していきます。