留学生が外国語の先生 ~語学レッスン用マッチングアプリを開発~
金村容典さん(法学研究科博士課程前期課程1回生) 株式会社フラミンゴ代表取締役
私たちが開発している「Flamingo」は、英語などを母国語とする留学生と外国語を学びたい日本人をマッチングさせ、マンツーマンの語学レッスンが受けられるサービスです。両者が専用アプリでサービスに登録し、日本人は登録エリアが合致する留学生を探し待ち合わせ場所や日時を指定してレッスンを申し込むことができます。アプリにはレッスン後に留学生である「先生」を評価できるレビュー機能もあります。サービスの名前である「Flamingo」は、「ふらっと、みんなで語学!」から考えたもので、語学を勉強する際に感じる心理的な負担を解消したいという意味があります。
このサービスを利用することで、留学生はレッスンを行って金銭を受け取ることができ、日本人は語学を学ぶ機会を得ることがスムーズにできます。私たちは日本人が支払うレッスン代の一部を得て、必要経費を引いたものを利益とします。「Flamingo」を利用するメリットは”リアルかつ日常の場で会うことができる”という点です。いつも過ごしている場所で相手の人となりを感じながら学ぶことは自然な会話を引き出し、オンライン英会話や語学学校では得られない価値があると考えています。
サービスのアイデアが浮かんだのはシリコンバレーでのインターンシップがきっかけです。車をスマートフォンで呼ぶと指定した位置まで来る自動配車アプリのUberや空き部屋を個人間で貸し借りするAirbnbといったサービスに触れるうちに、個人間でやり取りを行うサービスの可能性を感じました。
帰国後、今年4月から開発を始めました。デザインとコーディングを複数人で分担し、1〜2週間のスパンで開発と試験を繰り返しました。6月には法人登記をして株式会社フラミンゴとなりました。現在は情報理工学部の学生を中心に8人のメンバーで開発を進めています。10月末にアプリが完成して、現在は外国人にアプリを実際に使ってもらい、使い勝手などをヒアリングしている段階です。今月末に京都限定で公開し、12月から1月にかけて一般向けにリリースする予定です。
起業するということは、過去に同じことをやった人がいない中で会社の方向性を決め、どうすればメンバー一人ひとりが成長できるかを考えないといけません。大変ですが、ユーザーの持つ課題を見つけ出して最適解を提供し、利益=ユーザーの評価が得られるというのはやりがいがあります。
今後はサービスを利用可能な地域を拡大してユーザーを増やすことや、日本人がレッスンを申し込む際に興味や関心の合う留学生をレコメンドする機能の実装などに取り組んでいく予定です。目標は現在市場規模が2,000億円と言われている成人向け英会話市場の10%を3年後にとることです。そして事業を通じ、多文化共生社会をつくるという会社の理念を少しずつでも実現していければと思っています。
(技術責任者の寺田さん)プログラミングは1回生の授業で習ったのが初めてで、ほとんど独学です。趣味で作るのとは違いユーザーの満足が得られないといけないのでプレッシャーは大きいですが、自分たちの技術力や運営力のステージが上がると周りから得られる学びや経験のレベルも違ってくるという実感があります。これからプログラマーを増やして、さらに改良を進めていきたいと思います。
このサービスを利用することで、留学生はレッスンを行って金銭を受け取ることができ、日本人は語学を学ぶ機会を得ることがスムーズにできます。私たちは日本人が支払うレッスン代の一部を得て、必要経費を引いたものを利益とします。「Flamingo」を利用するメリットは”リアルかつ日常の場で会うことができる”という点です。いつも過ごしている場所で相手の人となりを感じながら学ぶことは自然な会話を引き出し、オンライン英会話や語学学校では得られない価値があると考えています。
サービスのアイデアが浮かんだのはシリコンバレーでのインターンシップがきっかけです。車をスマートフォンで呼ぶと指定した位置まで来る自動配車アプリのUberや空き部屋を個人間で貸し借りするAirbnbといったサービスに触れるうちに、個人間でやり取りを行うサービスの可能性を感じました。
帰国後、今年4月から開発を始めました。デザインとコーディングを複数人で分担し、1〜2週間のスパンで開発と試験を繰り返しました。6月には法人登記をして株式会社フラミンゴとなりました。現在は情報理工学部の学生を中心に8人のメンバーで開発を進めています。10月末にアプリが完成して、現在は外国人にアプリを実際に使ってもらい、使い勝手などをヒアリングしている段階です。今月末に京都限定で公開し、12月から1月にかけて一般向けにリリースする予定です。
起業するということは、過去に同じことをやった人がいない中で会社の方向性を決め、どうすればメンバー一人ひとりが成長できるかを考えないといけません。大変ですが、ユーザーの持つ課題を見つけ出して最適解を提供し、利益=ユーザーの評価が得られるというのはやりがいがあります。
今後はサービスを利用可能な地域を拡大してユーザーを増やすことや、日本人がレッスンを申し込む際に興味や関心の合う留学生をレコメンドする機能の実装などに取り組んでいく予定です。目標は現在市場規模が2,000億円と言われている成人向け英会話市場の10%を3年後にとることです。そして事業を通じ、多文化共生社会をつくるという会社の理念を少しずつでも実現していければと思っています。
(技術責任者の寺田さん)プログラミングは1回生の授業で習ったのが初めてで、ほとんど独学です。趣味で作るのとは違いユーザーの満足が得られないといけないのでプレッシャーは大きいですが、自分たちの技術力や運営力のステージが上がると周りから得られる学びや経験のレベルも違ってくるという実感があります。これからプログラマーを増やして、さらに改良を進めていきたいと思います。
- 取材・文
- 松下 健太郎(情報理工学部4回生)