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770 -  産学官連携で、子どもの歯磨きについて捉えなおすワークショップを開催

産学官連携で、子どもの歯磨きについて捉えなおすワークショップを開催

櫻井哲将さん(政策科学部3回生)
杉本 安友子さん(政策科学部3回生)

  • No.770
  • 2015年12月4日更新
今回の「かしの歯ぷろじぇくと」は、丹平製薬(本社:茨木市)・茨木市・立命館大学による産学官連携プロジェクトとして始まった。「かし」は茨木市の木である樫を表していて、子ども達の歯を樫のように丈夫にしたいという気持ちが込められている。

政策科学部服部教授からの呼びかけにより、政策科学部の13人の有志が集まった。課題を見つけてアイディアを出し、施策を実行して市にフィードバックするところまでを学生主体で取り組むことになった。

 

まず、丹平製薬や市の保険医療課の方から、子どもたちの歯科検診受診率や虫歯罹患率の推移について教わった。次にお母さんたちの生の声を聞くため、5月14日にOICで行われた「いばらき×立命館DAY」にブースを出した。看板を持ってキャンパス中を回り告知を行い、子どもが遊べるスペースを設けバルーンアートを披露するなどして人に集まってもらい、アンケートと会話を通して、「歯のケアに関する情報をどこから仕入れているか」「子どもは歯みがきを嫌がるか」といったことを聞き取った。

聞き取りの結果、お母さんたちは子どもの歯のケアへの関心が高く、虫歯について心配している一方、歯みがきの正しいやり方や効果的なやり方をわざわざ調べるには至っていないということがわかった。子どもが嫌がるときには動画を見せたりと独自に工夫している人もいたが、「他のお母さんがどうしているのか知りたい」という声も多く、お母さん同士が直接話せる場をつくるのが効果的ではないかと考えた。

 

そこで11月8日、「いい歯の日」にワークショップを行った。参加者は18人のお母さんと1人のお父さん。各グループに学生が入って話しやすい環境をつくり、日々の悩みや気になること、それぞれが持っている情報を話してもらった。ワークショップが進む中「明日から試してみようかな」「もっとしっかりやろう」といった声が聞かれ、事後のアンケートでも「あまり気にしていなかった部分も他の人はやっていたので今後は頑張ろうと思う」など、歯磨きについての意識が変化した意見が多かった。歯のケアは毎日のことなので、何気なくやり過ごしてしまいがちだが、今回のワークショップが子どもの歯磨きについて捉えなおすきっかけになったと感じた。
 
活動を通じて、本質を知るためには潜在的な問題を掘り起こすことが重要だとわかったのは貴重な経験となった。歯磨きの時間を親子のコミュニケーションの時間と捉える人を増やすため、今月下旬、茨木市に継続的な歯磨きのワークショップの開催を提言したいと思っている。

 

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