学生だから出来ること・学生にしか出来ないこと
廣本 彩さん(法学部3回生)
京都学生防犯ボランティア ロックモンキーズで活動中
京都はたくさんの大学が集まる「学生の街」。そこで暮らす学生は、時には犯罪の被害者にも加害者にもなる可能性があります。学生だけではなく、京都で暮らすすべての人々が安全で安心な生活ができるように私たちロックモンキーズは活動しています。
ロックモンキーズとは、京都府警が創設した学生防犯ボランティア登録制度に応募した京都の大学に通う、または京都に在住している大学生により結成された学生防犯ボランティア団体です。「学生だから出来ること・学生にしか出来ないこと」をモットーに、防犯意識を高めるための啓発活動や防犯教室、防犯パトロールなどを行っています。これまでに、浴衣を着て啓発活動を行ったり、寸劇などで分かりやすく「防犯の大切さ」を伝えてきました。2010年10月には、全国に先駆けた私たちの活動が認められ、「安全・安心なまちづくり関係功労者内閣総理大臣賞」という名誉ある賞を学生団体として初めて受賞することが出来ました。
もともと警察の仕事に興味があった私は、京都府警のホームページでロックモンキーズ第1期生の募集を知りました。「とにかくいろいろなことにチャレンジしたい!」という思いがあったので、迷わず参加。様々な大学の学生が参加しているため、大学の垣根を越えた出会いがあります。これも魅力の一つですね。
私はこの活動を通して、「防犯の大切さ」を知ると同時に、大学生の防犯に対する意識の薄さを改めて感じています。今後も、「京都を安全で安心な街」にするための活動を続けていきたいです。
- 取材・文
- 土田嘉宏(経済学部3回生)