力を込めずに相手をうつ
クリッチェリィ香津美さん(理工学部4回生)
合氣道部 2009年度主将、創部初の女性主将
「合氣道」。勝ち負けを目的とせず、攻撃してきた相手と一体になり、相手を制していく武術。力のある人が強かったり、技を極められるわけではなく、体格の小さい人でもタイミングが合えば、軽々と相手を投げる事もできます。
私が所属している合氣道部には、創部50年の歴史があります。その中で私は創部以来、初めて女性主将となりました。入部した頃は、部の体制がとても厳しく、ひたすら技を覚える毎日。私達が先輩に意見を言える雰囲気ではありませんでした。でも私は、後輩が何を言いたいのか知りたかったので、先輩・後輩同士が自然と話しやすい雰囲気になるよう、少しずつ部内の雰囲気を変えていくようにしました。
合氣道部では昇級・昇段審査はありますが、特に試合がないため、どうしてもみんなの目標が定まりにくくなっていきます。そこで、他大学と合同練習をしたり、OBの方にも合宿に参加して頂いたりと積極的にいろんな人と出会える機会を増やしました。
今は、地域の小学生に合氣道の技を教えに行ったり、日本障害者武道普及会の方との交流も始まっています。昨年の学園祭では、車椅子に乗った方との演武も行いました。その方は10年以上、稽古をされているので、私達の方が簡単に投げられてしまうんです。老若男女を越えて誰にでもできる合氣道を、さらに魅力的に感じました。
でも私自身、仲間の就職活動や、自分の教職の勉強が重なった時期に、部がきちんと成り立っているのか、部の方向性が合っているのかと悩んだ時もあります。
そんな時は、他大学の人や他の部のマネージャーに自分の考えを話して、背中を押してもらっていました。また同じ部のBKCの同期は全員男子でしたが、みんなも協力してくれましたね。今は後輩に主将の立場を譲って引退しましたが、やっぱり合氣道が好きで、練習には顔を出すようにしています。
合氣道は、何年やっても奥が深いもの。自分なりのスタイルを見つけられるように、ずっと続けていきたいです。
また、同回・後輩に対しては、「感謝」の一言。これも縁ですし、密度は濃くなくても合氣道を通して、これからもつながりを持っていきたいですね。またどこかの畳の上で会いましょう!