「プロダクトへの興味はつきない」
倉光雄志さん(経営学部3回生)
吉田満梨ゼミ所属、「Student Innovation College2010」に出場し、博報堂賞を受賞
私が、Student Innovation College2010を知ったのは、ゼミの説明会の時。話を聞いて、まず面白そうだと思いました。大会までにやることも多く、大変だというのは感じましたが、その分、達成感は大きいと思い、吉田ゼミに入ることにしました。
「Student Innovation College」は、新製品開発活動までの実践的な作業を、複数の大学が参加し、インターカレッジ形式で経験することを通じて、マーケティングや新製品企画、プレゼンテーションなどについて、学べる機会になっています。
私たちは「木工小物」をテーマに選び、大会に出す案を考える事にしました。3人のチームで制作したのですが、まず何の作品にするのかをチーム内でまとめるのが大変でした。各自、企画段階で沢山の案が出てきたので、その案を一つずつ論理的に分析し、コンセプトをはっきりさせて、今回の作品が決まりました。
私たちが考えた案は、空間の使える「ティッシュケース」です。下からティッシュをとる構造にすることで、上にも物が置けるため、スペースを無駄なくつかうことができると考えました。
「博報堂賞」を受賞したときは一瞬うれしいと思いましたが、一番優秀な賞ではないので、悔しさの方が大きかったですね。終った後にどこが駄目でどこがよかったのかを、ふり返って反省することは大切だと感じました。
大会が終ってからは、普通にお店にいって製品を見た時でも、別の見方をするようになりました。例えばこの製品はなぜこのような形をしていて、どうユーザーに影響するかなど、以前では考えなかった事を考えるようになりましたね。今は受賞した作品の商品化の話も進んでいるので、それに全力を注ぎたいですね。
学生の間、何もしない生活も楽しいかもしれません。でも、何かをした方が自分の人生も広がって、もっと可能性が生まれると思います。ぜひ、みなさんも学生生活の間に何かを得てほしいと思います。
※倉光さんチームが作成された
「下からとれて上に物が置けるティッシュケース【Woosh】」の情報は
「空想STUDIO デザイン提案―木工小物-Student Innovation College2010」のHPに
随時、更新されていく予定です!
- 取材・文
- 山西悠介(産業社会学部5回生)