Cross2010を終えて
日中学生交流団体所属 Cross実行委員会代表 堀川直人
2010年12月12日(日)にCross2010を開催しました。この企画は国際協力や国際交流といった国際活動に興味のある大学生・高校生を参加者として募集し、実際に国際活動を行っている大学の学生団体と共に、活動紹介やグループワークを行い、交流するというものです。
本企画のアイデアが出たのは去年の12月頃。そのときは漠然と「様々な国際系団体のネットワークを作りたい」というものでした。そして、ミーティングを繰り返すうちに「様々な国際系団体と共に国際活動を発信し、参加者に理解してもらうものにしよう」となりました。Cross2010という名前が付いたのは今年の4月頃。国際活動に興味のある人とすでに活動をしている人、大学生と高校生、立命館アジア太平洋大学の学生と立命館大学の学生、このように立場の違う人たちがCross2010を通して交わってほしいという想いを込めてこの名前を付けました。
Cross2010は今年が初めての企画です。代表を務めた私も代表経験はこれが初めてであり、実行委員のメンバー構成も日本人・中国人・韓国人と様々でした。それぞれのメンバーの価値観も違い、参考にする前例もないため、企画本番のイメージの共有など大変苦労しました。国際活動に興味ある人は何を求めているだろう?学生団体の魅力を伝えるにはどうしたらいいだろう?といった答えのない問題に直面していました。また、本当に参加者が集まるだろうか?当日失敗しないだろうか?と不安も常につきまとっていました。それでも、日本人メンバーの「国際的な視点を持ってほしい。」「国際活動に一緒に参加してほしい。」といった想いや、留学生メンバーの「海外に目を向けてほしい」「留学生と交流してほしい」といった強い想いが不安を上回り、四苦八苦しながらもこの企画を開催することができました。
そして企画当日。参加者が続々と受付に来る姿を見て、「絶対に満足してもらうぞ」と強く思い、代表挨拶に向かいました。運営面で様々な問題も発生しましたが、学生団体の人の協力もあり、ほとんどの参加者の方に満足していただくことができました。参加者の高校生から「本当に参加してよかった。大学に進学したら国際活動を頑張ろうと思います。」と言ってくれたときは感動しました。心からこの企画を開催してよかったと思いました。
Cross2010を通して学んだことは、強い想いは形になるということです。当初は私の他ほんの数名でスタートしたこのCross2010も最後は想いを共有した多くの仲間とやり遂げることができました。もちろんスタッフだけでは成功できません。しかし、強い想いを持って活動することで、様々な人から協力していただけます。今後とも強い想いを持って活動に励んでいきたいと思います。
これからの目標は、Crossを通して世に多くの「国際人」を輩出することです。今回は初めてということもあり、かなり荒削りな部分もありましたが、参加者からのアンケートを基に改善を行い、より質の高いCrossを行っていきたいと思います。具体的には今回と同じようなイベントに加え、高校でのイベント開催や、留学生との大規模交流会など様々な切り口で国際人を輩出していこうと考えています。今後ともCross実行委員会をよろしくお願いします。
最後にCross2010に参加してくれた参加者の皆様、学生団体の皆様、協力していただいた立命館職員の皆様ならびに各高校の先生方、運営を行ったスタッフのメンバー、これらCross2010に関わってくれた全ての人に感謝の意を表します。
2010年12月16日
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