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立命館大学×大学の国際化促進フォーラム 学士課程における ジョイント・ディグリー・プログラム等の国際連携による 学位プログラムの質向上と高大連携の促進
プロジェクト概要図

プロジェクトの目的

ジョイント・ディグリー・プログラム(JDP)等の、「海外大学との国際連携による学位プログラム」を運営する中で得られた知見を共有し、課題解決に向けた意見交換の場としてワークショップを実施します。そして高校教員を含めたネットワークの形成に取り組み、JDP等の国際連携による学位プログラムの促進とさらなる質の向上を図ります。

取組内容

ワークショップの
開催

JDPやダブル・ディグリー・プログラム等の国際連携による学位プログラムおよび英語のみで学位取得可能なコースを設置している大学の教職員や、IB校など国際連携プログラムに関心の高い高校教員を対象に、テーマ設定をしたワーキンググループ(WG)を形成し、ワークショップを実施

提言を発信する
シンポジウムの開催

ワークショップの議論を経て得られたグッドプラクティスや課題解決方法などを提言・提案としてまとめ、それらを発信・共有する場を創出。一定の提言・提案がまとまった段階で、より規模の大きいシンポジウムを開催します。

事例調査や
FDの実施

参画大学によるグッドプラクティスの共有に留まらず、課題の解決につなげられるよう、WGのテーマに沿った海外大学の事例調査や有識者によるFDを実施します。

テーマ案

  1. ①学士課程における国際連携による学位プログラムを設置する上で克服すべき課題
  2. ②海外連携大学と協働した学生支援
  3. ③海外連携大学と協働した入学者の選抜、アドミッション体制
  4. ④国際連携プログラムにおけるカリキュラム運営や単位のあり方、評価方法
  5. ⑤国際教育プログラムに焦点を当てた高大連携

キックオフイベント(全3回)の概要

ジョイント・ディグリー・プログラム(JDP)等の国際連携による学位プログラムの促進やさらなる教育の質の向上、国際連携による学位プログラムに焦点を当てた高大連携の促進を目指して、2021年度は、キックオフイベント(全3回)を開催しました。参加者の皆様にプロジェクトの意義・目的について理解を深めていただくとともに、参加者の皆様からのアンケート結果を参考にワーキンググループのテーマの検討を進めています。2022年度に複数のワーキンググループを立ち上げる予定です。

キックオフイベント開催概要

開催回 日程 テーマ 講演者 参加者
第1回 2021年12月17日(金)
10:30-11:45
越境し融合する大学教育
立命館大学・アメリカン大学国際関係学部の挑戦
~日本で唯一の学士課程ジョイント・ディグリー・プログラムが目指すもの~
君島 東彦
立命館大学国際関係学部教授
(JDP設置時 国際関係学部学部長)
145名
第2回 2022年1月26日(水)
15:00-16:00
グローバルな学びを支えるアカデミックアドバイジング 山下 範久
学校法人立命館常務理事
(企画担当)
169名
第3回 2022年3月17日(木)
15:00-16:40
初等・中等教育におけるグローバル教育の到達点と高大連携への期待 堀江 未来
⽴命館⼩学校校⻑
⽴命館⼤学国際教育推進機構教授
89名

ワークショップ開催報告

2022年度および2023年度は、プロジェクトで重点的に取り扱うテーマについて、比較的少人数で議論できる形式のワークショップを開催しました。

開催回 日程 テーマ 講演者 参加者
第1回 2023年2月26日(日)
13:30~16:20
JDPのさらなる多面的展開~国際連携プログラムの教学・学生支援課題への対応~ 植松 美彦(教授 国立大学法人東海国立大学機構 岐阜大学 グローカル推進機構長)
安高 啓朗(立命館大学 国際関係学部 教授)
19名
第2回 2023年12月8日(金)
13:00~16:30
Joint Degree Programの設置の経緯と現在 中戸 祐夫(立命館大学 国際部長/国際関係学部教授)
片岡 龍之(立命館大学 国際部 衣笠国際課長)
新野 豊(学校法人立命館 人事部 人事課長)
浅岡 健太郎(立命館大学 国際関係学部事務室 事務長補佐)
海堀 亜美(立命館大学 国際関係学部 アメリカン大学・立命館大学国際連携学科4回生)
[第1部] 151名
[第2部] 85名

大学の国際化
促進フォーラムとは

スーパーグローバル大学創成支援事業(SGU)は、2014年の事業開始から各採択大学の構想の下、国際対応力強化や国際通用性向上の取組が多様な形で進展してきました。一方で、新型コロナウイルス感染症の世界的発生により国境を越えた移動が制限され、オンラインを活用した教育・交流が急速に進展する等「ニューノーマル」への対応が課題となっています。
このような中、国際化を牽引する大学群の多様な実績の横展開・連携を強化する環境を整備し、ニューノーマルに向けた高等教育の更なる国際通用性・競争力の強化を目指す「大学の国際化促進フォーラム」が発足しました。このフォーラムがオールジャパンで日本の大学の国際化を促進するフォーラムとなるよう、SGU採択校を中心とした大学が牽引する様々なプロジェクトが運営され、参画を希望する大学間において具体的な横展開・連携が行われます。