Event

2024/11/24(日)10:00~18:00
イベントレポート

【開催報告】2024年度 EDGE+Rプログラム 企業協賛WS「ヤマキ株式会社」【商品開発のためのシステムデザイン×調理科学】~ かつお節・だしで未来の生活を楽しく豊かにするアイデアと商品設計~

立命館大学 大阪いばらきキャンパス

2024「ヤマキ株式会社」

【商品開発のためのシステムデザイン×調理科学】

~かつお節・だしで未来の生活を楽しく豊かにするアイデアと商品設計~

開催報告



 今年度もヤマキ株式会社様にご協力を賜り、かつお節の日(1124日”いい(11)ふ(2)し(4)=いい節”)にあたり、1124日(日)にワークショップを開催しました。参加者は学内外から募り、多様なチームメンバーで1つの課題に取り組みました。テーマは、【商品開発のためのシステムデザイン×調理科学】~かつお節・だしで未来の生活を楽しく豊かにするアイデアと商品設計~とし、「かつお節・だしの基礎知識、食を取り巻く環境について」はヤマキ社員様にご登壇いただき、「食の商品開発・商品設計とは」に本田智巳講師(武庫川女子大学)、「システムデザインの基礎講義」に野中朋美教授(立命館大学 客員教授)と、3つのインプットセッション後、その講義を踏まえかつお節・だしを活用した商品、およびその商品を用いたレシピ設計のディスカッションをし発表を行いました。

 

【協賛企業 ヤマキ株式会社 様】

ヤマキは創業100年を超える「鰹節屋・だし屋」です。

私たちは、お客様の「おいしい」のひと言を目指して鰹節・だしの価値を深め・広げることに取り組み、 花かつお、かつおパック、だしの素、めんつゆ、割烹白だし、鍋つゆなどを生み出してまいりました。

これからも鰹節とだしを通じて、「おいしさ」と「健康」、そして「食文化の継承・食資源の持続性確保」に貢献してまいります。

公式サイト:https://www.yamaki.co.jp/


開催について: 

20241124日(日)10001800

 @立命館大学 大阪いばらきキャンパス

 

講  師:野中 朋美氏(立命館大学 客員教授)

本田 智巳氏(武庫川女子大学 講師)

 

参 加 者:32(内訳:立命館大学/24名、武庫川女子大学/2名、叡啓大学/1名、大阪公立大学4名、立命館アジア太平洋大学1名)


内容について:

■タイトル■

【商品開発のためのシステムデザイン×調理科学】

~かつお節・だしで未来の生活を楽しく豊かにするアイデアと商品設計~

       10:00-   開会あいさつ

    10:10-         本日の流れについて・ワークショップのGOAL設定

    10:20-         インプット講義1 

      ・食の食品開発・商品設計とは

    10:50-         インプット講義2 

     ・システムデザインの基礎

 11:20-   休憩

 11:30-     インプット講義3

     ・かつお節・だしの基礎知識、食を取り巻く環境について

 12:15-   システムデザイングループワーク①

  12:30-   休憩

<お弁当を食べながら食べ比べ体験>

<結果のシェア・ディスカッション>

13:30-   システムデザイングループワーク②

17:10-         休憩

17:20-         アイデア発表

17:40-         講評・コメント

17:55-   ラップアップ

 

⇩当日の様子
2024ヤマキワーク1

アイデア出しの様子

2024ヤマキワーク2

⇩集合写真

2024ヤマキ集合写真

今回も参加者の満足度は高く、「これまでとは全く違う同世代との出会いがあり刺激的でした。」「ランチの時間までワークとして取り入れられていたのが、これまでになく、『食』をテーマにするからこそのおもしろい設計でした。」「ワークショップの雰囲気は、とてもアットホームで、参加者同士で意見交換をすることができ、有意義な時間を過ごすことができました。」「社員の方々の鰹節に対する深い知識と情熱に感銘を受けました。」といった声が聞かれました。


<講師講評>

立命館大学 客員教授 野中朋美教授

今回のワークショップでは、システムデザインと調理科学の視点から、かつお節やだしの価値を多面的に捉え、新たな商品やレシピの設計に挑む貴重な機会となりました。特に、ヤマキ社の社員の皆さまから、技術の強みや商品開発のこだわり、生産技術、環境や社会への取り組みについて直接学べたこと、また試食を通じて伝統食であるかつお節のおいしさを改めて体感できたことは、学生たちにとって大きな学びとなりました。かつお節やだしという、古くから親しまれながらも進化を続ける食品を、現代の社会課題や多様な価値観・文化と結びつけて新しい形で提案する試みは、非常に意義深いものです。このワークショップを通じて、学生たちはシステムデザインの基礎を学び、持続可能な価値創造への具体的なアプローチを体験しました。今後も、こうした経験が次世代の人材育成と社会全体の発展に寄与することを期待しています。

 

武庫川女子大学 食物栄養科学部 本田智巳講師

3回目となる今回は、「商品開発」に取り組んでいただきました。システムデザインの手法を用い、食の商品設計に求められる栄養性、嗜好性、食文化、経済性、持続可能性の観点を持ちながら、参加者のみなさんが多視点で捉えたかつお節・だしが持つさまざまな価値を活かした「未来の生活を楽しく豊かにするアイデア・商品」を考案されており、私自身も学びの多いワークショップとなりました。本ワークショップを通して、参加者の方が改めて日々の食事について考え、またかつお節・だしを食事に取り入れる機会が増えることにつながればと思います。


WSの様子は、こちらでもご覧いただけます⇩

ヤマキ株式会社 プレスリリース(2024.12.6)


ヤマキ画像

以上



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