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【開催報告】2023年度 EDGE+Rプログラム 企業協賛WS「ヤマキ株式会社」~調理科学×システムデザイン~ かつお節SDGsワークショップ

活動報告

立命館大学 びわこ・くさつキャンパス

2023/11/26(日)9:30~18:00

2023年度EDGE+R 企業協賛ワークショップ

「ヤマキ株式会社」

~調理科学×システムデザイン~ かつお節SDGsワークショップ

開催報告



今年度もヤマキ株式会社様にご協力を賜り、かつお節の日(1124日”いい(11)ふ(2)し(4)=いい節)にあたり、1126日(日)にワークショップを開催しました。参加者は学内外から募り、多様なチームメンバーで1つの課題に取り組みました。テーマは、”かつお節で未来の生活を楽しく豊かにするアイデアを考える”とし、「かつお節の基礎知識・かつお節とSDGsに関する講義」はヤマキ社員様にご登壇いただき、「調理科学観点からのかつお節講義」に本田智巳講師(武庫川女子大学)、「システムデザイン基礎講義」に野中朋美教授(早稲田大学/立命館大学グローバル・イノベーション研究機構 客員研究員)と、3つのインプットセッション後、その講義を踏まえSDGs達成にも繋がるかつお節を活用した新たなアイデアの考案・ディスカッションを行いました。かつお節と企業の価値を俯瞰的な視座から捉え直し、新たな共創価値の創造を実現するサービス・製品アイデアをシステムデザインするグループワークを行い発表しました。

 

【協賛企業 ヤマキ株式会社 様】

ヤマキは創業100年を超える「鰹節屋・だし屋」です。

私たちは、お客様の「おいしい」のひと言を目指して鰹節・だしの価値を深め・広げることに取り組み、 花かつお、かつおパック、だしの素、めんつゆ、割烹白だし、鍋つゆなどを生み出してまいりました。

これからも鰹節とだしを通じて、「おいしさ」と「健康」、そして「食文化の継承・食資源の持続性確保」に貢献してまいります。

公式サイト:https://www.yamaki.co.jp/

 

開    催:20231126日(日)9:3018:00 @立命館大学 びわこ・くさつキャンパス


講   師:本田 智巳氏(武庫川女子大学 講師)

               野中 朋美氏(早稲田大学 教授・立命館グローバル・イノベーション研究機構 客員研究員)


参 加 者:25名(内訳:立命館大学/22名、武庫川女子大学/2名、龍谷大学/1名)



内容について:

■タイトル■

【システムデザイン×調理科学】

~かつお節で未来の生活を楽しく豊かにするアイデアを考える~

9:30-   開会あいさつ

   9:40-         本日の流れについて・ワークショップのGOAL設定

  10:00-         インプット講義1 

       ・かつお節の基礎知識/かつお節とSDG

10:45-         インプット講義2 

      ・システムデザインの基礎

11:45-     インプット講義3

      ・かつお節(ヤマキ社製品)の食べ比べ

かつお節添加有無での食べ比べ

  12:30-   休憩

<お弁当を食べながら食べ比べ体験>

<結果のシェア・ディスカッション>

13:30-  システムデザイングループワーク

       (手法の説明+ワーク)

17:00-         休憩

17:10-         アイデア発表

17:40-         講評・コメント

17:55-   ラップアップ

 

⇩当日の様子
2023yamaki報告1

 

今回も参加者の満足度は高く、「たった1日のワークショップでここまで考え方が変わるとは思っていなかった。」「ワークショップの前は、「かつお節」という商品を産業の視点と企業の経済的な視点でしか見ることができなかったが、WSを体験した後は、よりそのビジネスがもたらす影響について、社会的、文化的な問題や人々のウェルビーイングなど、もっと広く多角的な視点からアプローチできるのだと気付かされ、私自身の見地が広がった。」「他学部、他学年、他大学の方と同じ目的の下お互いに主張したり妥協したりしながら、アイデアを創出するのが面白かった」といった声が聞かれました。

 

<講師講評>

武庫川女子大学 食物栄養科学部 本田智巳講師

本ワークショップでは、参加者にかつお節という慣れ親しんだ食材の新たな魅力を感じてもらうべく、意外性のある料理との食べ合わせや手軽にできるかつお節料理を体験していただきました。さらに、かつお節を「食べる」というだけでなく、社会課題との関わりなど様々な観点から捉え直し、自分たちで新たな価値を探究するというプロセスにより、参加者のかつお節への興味・関心が喚起できたのではないかと考えています。

本ワークショップをきっかけに、かつお節を食事に取り入れる機会が増え、さらに他の食材についても様々な観点で捉え直すことにつながれば嬉しいです。

 

早稲田大学 創造理工学部経営システム工学科 野中朋美教授

かつお節・企業の価値を俯瞰的に捉え直し、社会的価値と経済的価値を実現する共創価値のデザインを目指すシステムデザインのグループワークを行いました。

かつお節を単なる食材としてではなくシステムとしてみることで、新たな視点や価値に気づき、多様なアイデアが発表されました。グループワークや座学だけでなく、試食や食べあわせ実験などを通じて深くかつお節の魅力を体験できたことがアイデア発想に繋がっていたと思います。

 

WSの様子は、こちらでもご覧いただけます⇩

ヤマキ株式会社 プレスリリース2023.12.12https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000281.000002619.html


⇩集合写真
2023yamaki報告2

以上

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