自己紹介
立命館大学EDGE+Rプログラム7期修了生
2020年度 レギュラー修了生/2021年度
EDGE SPROUTコース受講
滋賀県大津市出身。1回生の12月頃から1人で構想を始め、3回生の5月末まで「inin教育マッチングサービス」の起業活動。Apple storeでアプリ「inin」をリリース。2021年度「総長PITCH THE FINAL」最終ファイナリスト。外部ピッチイベントではROCKET PITCH NIGHT AUTUMN 2021 (TG #172)に参加。2022年4月にはPRE-STATION AiやMicrosoft
for Startupsに事業が採択。
起業活動終了後、2023年度EDGE+Rにて学生メンター。セブン銀行/本学客員教授の山田智樹氏のD-Stadiumに参画中。
■百聞は一見に如かず
私は何も知りませんでした。というよりも知っている気でいました。
すべての始まりは浪人生の時に動画で見たソフトバンク創業者の孫正義さんです。私はその時進路に悩んでいました。大学生になったら何をしよう、何をするべきなのか何もわからない状況でした。その中で、たまたまYouTubeで孫さんの動画を見ることになり、「登る山を決めろ」という言葉が当時の私の心に刺さりました。高校生の時にトビタテ留学JAPANに参加し、孫さんの過去を聞いていたからこそ沁みるものがありました。その後大学生になり、1回生の時はコロナ期間で外に出ることができなかったので、家で永遠に自己啓発本からビジネス書まで読み漁っていました。そこで私はビジネスとはこういうものなのかと理解しました。そこで次のステップであるEDGEに参加したわけです。自分が勉強してきたことを試してやろうと少し天狗になっていました。プログラムは難なく終了し、EDGE SPROUTで実際に事業を行う中で初めて気が付きました。自分は知った気でいただけだと、ペルソナなどビジネス単語を知っているだけで、何一つ深く理解していませんでした。先輩経営者、メンターの方々に教えて頂き、情報の正しい部分、間違った部分、私が読み間違えていた部分など実際に自分の事業を通じてはじめて言葉の意味を理解しました。

■出会い
事業を行う中で、様々な出会いがありました。事業を一緒に行ったメンバー、メンターの皆様、事務局の皆様などたくさんの人に出会うことができました。時にはよくわからない方向に進んだこともあり、その時には信頼しているメンターに相談しました。その方から絶対にやめておけと言われ、どこがおかしくて、なぜやめた方がいいのかまで事細やかに教えて頂き、目が覚めた時もありました。
また、メンバーとは多くの時間を過ごしました。自分たちの思い描く未来、VISION、雑談まで夜遅くまで語り合ったのを今でも覚えています。開発から事業化を通じて、たくさん自分たちの意見を出し合い、時にはメンタリングを受けながら、自分たちが思い描く形になるように努力をしました。ピッチコンテストに出て、うまくいかない時はなぜうまくいかなかったのか自分たちで分析し、またそれに関してメンタリングも受けました。ほとんどが上手くいかない日々でしたが、時々上手くいと本当に嬉しく、本当に最高な気分でした。
この活動を通して本当にたくさんの人に巡り会いました。この場をお借りして感謝申し上げます。
メンターの皆様、事務局の皆様、何者でもない自分に対して援助していただき、本当にありがとうございました。

■最後に
生成AIも誕生し、これからが変化の早い時代であることは明らかです。
その中で私がこれから大切にしたいと感じたプレゼンテーションの一部をここに載せさせてください。
「僕がもっと大事だなと思うのは、うまくいくかどうか全くわからない、むしろ、多分失敗するという中でも、とりあえず無理矢理足を踏み出してしまう意味不明な勇気というのをどう持つか」
これは経済学者成田悠輔さんのスピーチです。
とりあえず一歩を踏み出すこと。そうすると、必ず何かを感じ、出会いがあり、何かを学べます。このシンプルな行動が大切なのではないかと私は起業活動を通じて肌で感じました。
これが正解か分かりませんが、大学生活で自分が感じたことをここに残したいと思います。
大学生活は4年しかありません、あっという間です。本当にあっという間です。もしかしたら悩んでいる暇も勿体無いかもしれないので、とりあえず一歩踏み出してみてはどうでしょうか。

2024.01.29
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