EDGE修了生の声

第8期生
2021太田さん➀

EDGE+Rがくれた、2つの宝物。

太田晶景さん / 経営学部 4回生 / ドリギー株式会社 代表取締役CEO

自己紹介

鹿児島県鹿児島市出身。大学進学を機に大阪へ移住し、EDGE+Rレギュラーコースに第8期生として参加。現在はドリギー株式会社を立ち上げ、代表取締役CEOを務める。


EDGE+R参加のきっかけ

幼少期から、絵を描いたり、生徒会役員として新しい施策を立案したり、漫才の台本を書いて友達の前で披露したりと、01で物事を考えることが好きでした。高校1年生の時には、ハイスクールマンザイという大会に出場し、九州代表として全国大会の舞台に立ちました。下の写真は、満を持して立った全国大会の舞台でアドリブをかましたところ、オール巨人師匠に酷評され、ありえないくらい顔がこわばっている太田です。

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中学生くらいの頃から起業を夢見ていました。父や祖父母が事業をしていた環境で育ち、職業選択の中に「社長」という選択肢が当たり前に存在していたことが、その原点だったのかもしれません。警察官やサラリーマン、教師といった職業の中に横並びで「社長」があり、それらをフラットに比べた時に、“物事を0から考え、それを成長させるための戦略を立てる”社長という仕事が一番輝いて見えました。しかし実際のところ、高校までは学校の勉強や漫才の練習に専念し、具体的な行動を起こせずにいました。

そこで、「大学在学中に起業する」という目標を掲げ、立命館大学経営学部へ進学。何の知識もない状態だったため、まずは学内のプログラムを活用して、起業や経営について学ぼうと決意しました。1回生の初め、manaba+Rや学内パンフレットにかぶりつき「起業」というキーワードを探し続ける中で見つけたのが、「EDGE+R」でした。


■EDGE+Rで得たもの 

思考の癖に気づく

EDGE+Rで最も大きな学びとなったのは、「自分の思考の癖を理解できたこと」です。デザイン思考を用いたワークショップやプロジェクト活動を通じて、「目の前の課題は本当に課題なのか?」「本質的な問題は別にあるのでは?」と、徹底的に考え抜く機会が与えられました。

当初の私は、目の前にある答えっぽいものに飛びつきがちで、それ以上深く考えようとしない癖がありました。講義ではその思考を真正面から否定されるため、最初こそ精神的に辛かったですが、次第に「自分の考えを疑い、より良い答えを探す」という姿勢が身につくようになりました。

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仲間の大切さを知る

もう一つの大きな学びは、「仲間の素晴らしさ」です。大学入学前までは一人で物事を進めるのが好きで、正直レギュラーコースを受講するまでは起業も単独でやるつもりでした。

しかし、EDGE+Rの中で最高の仲間と共に時間を過ごすうちに、「自分一人では限界がある」と実感しました。チームメンバーと切磋琢磨しながら成長し、お互いの思考の癖を補い合うことで、より良いアイデアが生まれる。そんな環境を経験できたことは、私にとって大きな財産となりました。

「日本一高いバンジージャンプ行こう」の呼びかけに二つ返事で集まるような、好奇心旺盛で変わった仲間たちですが(笑)、彼らに囲まれた時間は、かけがえのないものでした。


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■現在の行動とEDGE+Rの影響

3回生になり、「写真を撮るだけで食事量・カロリー・栄養素が計測できる介護施設向けアプリ『めしパシャ』」の開発を、後の共同創業者・平田(EDGE+Rオンデマンドコース卒業生)とともに進めました。そして4回生の夏に法人化。

EDGE+Rでの学びは、現在の事業にも大きく活かされています。介護士さん、管理栄養士さん、施設経営者の皆さんが、なぜ現状の方法を取っているのか、それが本当に課題なのか、一度納得した後も繰り返し考え直す。この習慣は、間違いなくEDGE+Rで培われたものです。

また、共同創業者の平田や開発に携わってくれているエンジニアとの議論の中では、何度もハッとさせられることがあり、改めて「チームで動くことの大切さ」を実感しています。もしEDGE+Rで学んでいなければ、自分の考えをここまで批判的に見つめることも、誰かと一緒に起業することも想像できなかったと思います。

これからも、EDGE+Rで得た学びを活かしながら、お客様の“真の課題”を解決するプロダクトを創り続けていきます。

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EDGE+R参加を考えている方へ

「大学生のうちに何かやりたい」「今までにない挑戦をしたい」「起業に興味がある」「視野を広げたい」と少しでも思っているなら、ぜひ応募してみてください!

大学の正課だけでは得られない貴重な体験が待っています。

一度しかない大学生活、おもろいことやりましょ!

 2025.3.17

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