2016年度 研究倫理教育
1.全大学院生を対象とした研究倫理教育
大学院生が学問的良心に基づき自由に研究活動を行うためには、研究を進めるにあたって知っておかなければならない行動規範、成果の発表方法などの研究倫理を心得ておく必要があります。大学院生が意図しない部分で倫理的な問題を起こさないためにも、研究倫理の基礎知識、研究倫理を学ぶ必要性・意義などを学び、研究倫理は大学院生が主体的に考えるべき問題であるということを認識することは非常に重要なことです。
これまで本学では、指導教員による研究倫理指導だけではなく、正課科目、課外セミナーによる研究倫理教育の実施や、新入生オリエンテーション等においても研究不正(剽窃、盗作など)に関わる注意喚起等も行ってきました。この間の取組みも踏まえつつ、本学では2016年度より全大学院生を対象とした新たな研究倫理教育を実施いたします。
2.研究倫理教育の実施内容
2016年度、本学が実施する「大学院生を対象とした研究倫理教育」として以下の3プログラム(セミナー)を実施いたします。大学院生の皆様にとって、研究倫理教育は研究活動を進めていくうえで非常に重要であるため、積極的に受講してください。
プログラム(セミナー)概要
① 研究倫理プレセミナー
2016年度(春期・秋期)新入生を対象に、研究活動の魅力や進め方、倫理教育を学ぶ必要性・意義を学ぶセミナーを開催します。
② 研究倫理共通セミナー
全大学院生を対象に、研究倫理の基本的な内容について学び、研究倫理の基礎知識を獲得するセミナーを開催します。セミナーの主な内容は具体的な事例を用いたグループワークを実施し、研究と研究倫理の繋がり、研究倫理を学びます。在学中に1回の受講を推奨します。
③ 研究倫理専門プログラム
各研究科の専門性に応じて、専門分野の特性に応じた研究倫理の実践的知識を身につけるための研究倫理教育(正課・課外等)を実施します。各研究科により実施内容は異なります(各研究科が主体となり実施する)。
プログラム(セミナー)詳細
① 研究倫理プレセミナー
日時 | 【春期】 (朱雀)2016年4月1日(金)11:35~12:05 (衣笠)2016年4月1日(金)15:10~16:10 (OIC)2016年4月4日(月)15:10~16:10 (BKC)2016年4月5日(火)15:10~16:10 |
---|---|
【秋期】 (朱雀) 2016年9月24日(土) 日英二言語で実施 ・10:45~11:05 (日本語) ・11:50~12:10 (英語) |
|
会場 | 【春期】 各キャンパス大学院新入生オリエンテーション会場 【秋期】 朱雀キャンパス大学院新入生オリエンテーション会場 |
対象 | 2016年度大学院新入生(M1、D1) |
講師 | 【春期】 情報理工学研究科 萩原 啓 教授 国際関係研究科 山下 範久 教授 |
【秋期】 共通教育推進機構 原木 万紀子 特別招聘准教授 |
|
セミナー内容 | 研究活動の魅力や進め方、倫理教育を学ぶ必要性・意義を学ぶ。 |
【セミナー内容】 ① そもそも研究とは ② 研究倫理とは ③ 研究不正行為の事例および研究倫理を学ぶ必要性 ④ 日本学術振興会編集「科学の健全な発展のために」の読み方 ⑤ 立命館大学の研究活動における研究倫理とは |
|
単位認定 | 単位認定外 |
レジュメ | 印刷した資料を当日配布します。 レジュメ(日本語)のダウンロードはこちらから |
事前準備 持ち物 | 持ち物:日本学術振興会編集の冊子「科学の健全な発展のために」 *新入生全員に配布します。セミナーを欠席された方は研究科事務室の窓口に受け取りに行ってください。 |
申込方法 申込期間 | 事前申込不要 ※大学院新入生オリエンテーション内で実施される研究科合同オリエンテーションの中で実施いたします。 |
日本学術振興会編集の冊子「科学の健全な発展のために」
本書は、日本学術振興会が編集委員会を設け、日本学術会議の協力、科学技術振興機構や各大学に所属する有識者の協力、文部科学省のアドバイスなども踏まえ編集されました。また、本書は人文・社会科学から自然科学までのすべての分野の研究に関わる者が、どのようにして科学研究を進め、科学者コミュニティや社会に対して成果を発信していくのかといったことについて、エッセンスになると思われる事項を整理しまとめたものです。
② 研究倫理共通セミナー
日時・会場 | 【日本語】
【英語】
※本セミナーは各キャンパス定員100名(先着順)となります。申込期間内でも定員に達し次第受付を終了しますことをご了承ください。 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
対象 | 全大学院生 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
講師 | 共通教育推進機構 原木 万紀子 特別招聘准教授
|
セミナー受講条件
セミナー受講前までに必ず、研究倫理に関するe-learning教材「研究倫理eラーニング」を受講してください。IDとパスワードは下記URLより各自で申請してください。
<「研究倫理eラーニング」のURL>
https://www.netlearning.co.jp/clients/jsps/top.aspx
「研究倫理eラーニング」IDとパスワードの発行方法
発行方法はコチラを参照
【セミナー内容】
研究倫理の基本的な内容について学び、研究倫理の基礎知識を獲得します。
セミナーの主な内容は、具体的な事例を用いたグループワークを実施し、研究と研究倫理の繋がり、研究倫理を学びます。なお、グループワークのファシリテーションは専門研究員等が担当いたします。
① 「研究計画を立てる」
研究の価値と責任、利益相反への適正な対応、法令およびルールの遵守等について
② 「研究を進める」
インフォームド・コンセント、個人情報の保護、研究不正行為とは何か等について
③ 「研究成果を発表する」
研究成果の発表、オーサーシップ、著作権等について 単位認定 単位認定外 レジュメ セミナー内で配布 事前準備
【持ち物】
2016年度入学者
新入生オリエンテーションの際に配布した日本学術振興会編集「科学の健全な発展のために」を持参してください。まだ受け取っていない方は研究科事務室の窓口まで取りにいってください。
2015年度以前入学者
2015年2月頃より研究科事務室の窓口において「研究倫理教育教材」を配布しております。まだ受取りにいっていない方は研究科事務室の窓口まで取りにいってください。
なお、「研究倫理教育教材」は日本学術振興会HPに公開されている「科学の健全な発展のために(テキスト版)」を冊子化した教材です。「科学の健全な発展のために(テキスト版)」は下記のURLよりダウンロードすることも可能です。「研究倫理教育教材」を紛失された方は下記URLより印刷のうえ当日持参してください。
<日本学術振興会HP>「科学の健全な発展のために」日本語版(テキスト版)
https://www.jsps.go.jp/j-kousei/rinri.html 申込方法下記よりWEB申込
受講証明書の発行方法
セミナー開催日の2週間後以降に、「研究倫理eラーニング」の修了証を各自で印刷のうえ、研究科事務室窓口に提出してください。引き換えに受講証明書を発行いたします。
③ 研究倫理専門プログラム
「研究倫理専門プログラム」は各研究科の専門性に応じて、専門分野の特性に応じた研究倫理の実践的知識を身につけます。詳細のプログラム内容については、研究科事務室窓口にお問い合わせください。
お問い合わせ先
- 大学院課(衣笠)
- メールアドレス:cp-rinri@st.ritsumei.ac.jp
電話番号 :075-465-8195