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2015/07/17 「運動処方論」において、近畿大学の谷本道哉先生に「トレーニング科学に蔓延する誤解・都市伝説」についてご講演頂きました。
メディアへも頻繁に登場する近畿大学の谷本道哉先生に「トレーニング科学に蔓延する誤解・都市伝説」についてご講演頂きました。
ウエイトマシンではインナーマッスルが鍛えられない!?もたれるだけで腹筋強化!?アミノ酸摂取だけで筋量が増加!?DHAが3粒でマグロの赤身約24切れ分を含有!?など主にメディアやパンフレットでの広告を題材に、谷本先生らしく辛口なトークで非科学的な広告の矛盾点を突いていました。我々はスポーツ健康科学の学問に携わる者であり、このような広告にいち早く気づき、自ら積極的に指摘すべきであると述べられていました。特に、アミノ酸サプリの企業広告についての自社調べのデータに関する議論では、学生が「コントロール群がなく、筋量の増加がトレーニングの影響かサプリの影響かが区別できない」点を指摘し、さすがにスポーツ健康科学部の学生だと感心されてました。
どのトピックスについても現在話題となっており、一般の人が興味を持っている内容で、正しい知識も深まったと思います。3回生は、夏季休暇中に「健康運動指導士・現場実習」を控えており、スポーツクラブなどでは会員の方からの質問を受けそうなテーマでしたので、とてもタイムリーな講義となりました。