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2013/10/30 東京大学 茅元司先生に講演いただきました

10月30日(水)に開催された第16回のNS研究会αでは、東京大学の茅元司先生に「筋肉の研究から分子と個体を結ぶ」というタイトルで講演していただきました。茅先生は、筋の収縮動態を、生体レベルから分子レベルというマルチスケールで研究されており、力-速度関係や力-長さ関係といった生体レベルで観察される現象を、アクチンとミオシンの相互作用という分子の挙動と関連付けて検証されています。今回の講演では、なぜこの実験をしようと思ったのかという研究背景や、採用した分析手法の特徴も紹介していただき、分野外の人であっても講演内容が理解できるように工夫して頂いたため、非常に複雑で高度な研究ではありましたが、最後まで興味深く聞く事ができました。講演中にも随時質問を受け付けて頂いただけでなく、講演終了後も、時間の許す限り多くの質問に答えて頂き、大盛況のもと、NS研究会αを終えることが出来ました。