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2014/05/31 藤井慶輔先生の「対人スポーツのバイオメカニクス」講義がありました。

5月31日(土)4限目に、スポーツバイオメカニクス論のゲスト講師として、藤井慶輔先生(学振PD、名古屋大学)に、「対人スポーツのバイオメカニクス」について講義してもらいました。

 藤井先生は、今年の3月に、京都大学より博士学位を取得された新進気鋭の若手研究者です。

講義の冒頭は、学生へ向けて次のように研究の進め方について話をしてもらいました。

「どうして研究していくのか」

1.何をしりたいのか(何が面白いのか)?を絞り込む

2.どんなデータを取りたいか(取れるか)?を考える

3.実際に実験→分析→論文

 

 研究の進め方の説明の後、ご自身のテーマとして、『スポーツが上手とは?』について球技選手の対人プレイについて研究を進められました。これまでのバイオメカニクス研究では、個人の動作を対象とするものが多く、よりパフォーマンスに近づけた形で研究するため、「相手がいる状況」に着目して、バスケットボールのディフェンスについて研究を進めてこられています。

丁寧なデータ解析の結果、防御側選手が、攻撃選手との攻防の決定的場面で、どちからの足に大きく加重させられると抜かれ、逆に左右バランス良く体重をかけられていると防御成功することを明らかにしました。その理由として、バランスの良い体重のかけ方により、動き出しが良くなり、移動速度が速くなることも明らかにしています。

 講義の締めくくりに、「スポーツパフォーマンスはプロセスが複雑で、要素と全体の結びつきが明らかになっていないのが難しい。一方でそこが魅力的である」と学生にメッセージしていただきました。

今後、対人スポーツのバイオメカニクスという新しい分野を切り開かれることが感じられた非常に興味深い講義でした。