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演繹的・帰納的に考える体幹トレーニングの是非

2022/06/17 「運動処方論」の授業において、順天堂大学の谷本道哉先生に「演繹的・帰納的に考える体幹トレーニングの是非」についてご講演頂きました。

 今回お招きした谷本先生は、NHK「みんなで筋肉体操」など多数のメディアにおいてご活躍されています。体幹トレーニングにおいてよく用いられているフロントブリッジなどの体幹固定系トレーニングを題材に、筋生理学的なパラメーターを用いてそれらのトレーニングの是非についてわかりやすくご説明されていました。体幹トレーニングは一般に広く行われていますが、科学的根拠のあるものとそうではないものの見極めがスポーツ健康科学部の学生として大切であると述べられていました。これらの見極め方法や新しい体幹のトレーニングなど受講者の知識もより深まったと思います。最終的には、トレーニングや臨床の現場に還元するために、「演繹法と帰納法」すなわち「複数の情報を収集して事実を試し、結論を得る」という科学に必要な観点で物事を見る、というメッセージが込められていました。学生のレポートでは、「演繹法と帰納法について実例を交えて説明してください」という課題に対して、学生の実体験をもとにまとめられていました。ご講演ありがとうございました!
(ニュース)20220623-3
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