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日本大学 スポーツ科学部 競技スポーツ学科の小松泰喜先生の講義:【脳神経科学と競技スポーツ】について

2022年114日、日本大学 スポーツ科学部 競技スポーツ学科より小松泰喜先生をお迎えし、脳神経の構造と理解についてご講義頂きました。


①脳の構造や働きを紹介。神経科学とは脳・神経系に関する基礎、臨床及び応用研究を推進し、その成果を社会に還元、ひいては人類の福祉や文化の向上に貢献する学問である。


②人のスポーツや楽器演奏などの繰り返しの練習によって上達する運動技能は、主に小脳に構築された神経回路内のシナプスに運動の記憶として蓄えられる。


スポーツによる転倒事故によって、脳振とう、脳打撲、脳損傷の発生、処置を講義。脳振とうは、微細頭部障害(TBI)という用語が欧米では一般だが、日本では、単に脳振とうとして放置されるケースがある。スポーツで転倒し頭を打った場合、一定期間の観察が必要である。

問診のみでなく、CTMRI、脳波など必要に応じてモニタリングする必要がある。脳振とう後に用いられる段階的競技復帰プロトコル(GRTP)は、運動量ゼロからプレーまで6段階(1:活動無し、2:軽い有酸素運動、3:スポーツに関連した運動、4:接触プレーのない運動・訓練、5:接触プレーを含む訓練、6:競技復帰)設けられている。

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