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11月21日(木)上村香久子先生にパリでの栄養サポートについての講義をしていただきました。


  スポーツ栄養教育学は、スポーツ健康科学部の3回生を対象としている科目です。日常の健康の保持・増進、そしてスポーツ活動のコンディショニングの土台となる食生活と栄養について、必要な知識とその教育方法について学びます。

11月21日にはゲストスピーカーとして管理栄養士の上村香久子先生にお越しいただき、パリオリンピックでの柔道代表選手団に対する栄養サポートについて講義をいただきました。上村先生はスポーツ栄養の現場で多くのご経験を積まれ、現在は柔道の男女日本代表の栄養サポートを行われています。
講義の中で、先生は「百貨店のように」様々な情報の引き出しを持っておくことや、選手自身が必要なものを考えて選択することのできる「自己管理能力」を身につけてもらうことを大切にされていることをお話いただきました。そのため、必要な情報提供をした上であくまで選手の意志を重視する姿勢をとっておられることが印象に残りました。

また、オリンピックのような海外遠征時には、食環境をシュミレーションした上で、数々の事前準備が必要となることを教えていただきました。今回のパリオリンピックへの帯同においても、日本からお米やフリーズドライの食品を持参する他、トラベルクッカーやケトル、冷凍庫といった物品を搬入し、食環境の整備に努められたという点が特に印象的でした。
加えて、期間中には現地で選手が口にするものを実際に食べて、味つけや食感について確認することで、選手のコンディションに合わせたアドバイスや臨機応変な対応ができることを教えていただきました。

学生からの質問の場面では、普段の栄養管理のプロセスや選手へのアプローチ、遠征時の食事事情についてなど、たくさんの質問にお答えいただきました。

現場での実際のサポートについて学ぶことができ、学生たちにとって大変貴重な機会となりました。
上村先生、お忙しいなか素晴らしい講義をいただきありがとうございました。
心からお礼を申し上げます。
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