【PBL活動報告】「お米の価値と可能性」のテーマでプロジェクト活動を行いました。
PBLのプロジェクト活動を学生が報告します。
PBLとはProject/Problem Based Learningの略語であり、スポーツ健康科学部で学んだ知識とスキルを実践の現場で活用する授業です。各自の関心のあるテーマを突き詰め、社会的・学術的に意義のあるプロジェクトを生み出すことを目標としています。
「お⽶の価値と可能性」をテーマにプロジェクトを進めています。本プロジェクトの最終ゴールとして、生活協同組合様との連携のもと、お米の価値を活かした「スポ健弁当」の提供を目標に掲げています。
プロジェクトの前半では、東洋ライス様と泉大津市様との連携によりお米の価値について学びました。
10月7日には東洋ライス様をお招きし、お米に関する講習をしていただきました。普通の白米、玄米、そして金芽米の違いについて詳しく説明していただいた後、実際に食べ比べてみました。講習の最後には、私達のプロジェクトに関するアドバイスもいただきました。この講習を通して、金芽米という名前を初めて知り、その栄養価の高さやおいしさについて詳しく学ぶことができ、金芽米への興味が湧きました。そのためのお米の研究や機械の試みについても非常に興味を持ちました。
さらに、10月16日には東洋ライス様の和歌山本社を訪問し、工場見学を行いました。 見学では、東洋ライス様の歴史や金芽米の精米技術について学んだほか、ゴミを選別する別機の仕組みについても知ることができました。 選択別機の仕組みは、風力、石と米の比重差、振動という3つの原理を活用していると聞き、そのシンプルさに驚きました。これらの原理だけでお米とゴミが綺麗に選別されることに感心しました。また、見学の最後には食堂で昼食をいただき、金芽米の美味しさを全面的に実感しました。金芽米の精米技術や栄養価を高める工夫について、過去から現在に至るまでの進化を深く学ぶことができました。
さらに、11月13日には泉大津市役所を訪問し、市長と直接お話しする貴重な機会をいただきました。泉大津市では、実際に金芽米を活用した取り組みが行われております。具体的には、小中学生の給食に金芽米を導入し、健康をサポートしているほか、妊婦さんへの金芽米の提供、栄養バランスを重視した支援活動を展開しているということでした。
また、お米の価値や可能性についてのお話もお聞きすることができました。 お米が地域社会の健康づくりや未来への投資としての大きな役割をこれから学び、このプロジェクトの方向性にも大きな影響を受けました。
このような貴重な機会から得た学びを踏まえ、この金芽米を今回のプロジェクトに最大限に活用していきます。