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「スポーツカウンセリング」の授業にて、宮崎大学 宇土昌志 准教授をお招きし、スポーツカウンセリング領域における、アスリート心理サポート事例に関してご講義いただきました。


 「スポーツカウンセリング」の授業にて、宮崎大学 宇土昌志 准教授をお招きし、スポーツカウンセリング領域における、アスリート心理サポート事例に関してご講義いただきました。

 講義の中では、スポーツの現場⽀援における心理の専門家が担う役割と他職種連携の在り方について、ナショナルチームを⽀援するスポーツ医科学体制などの事例をもとに教えて頂きました。また、「描画法」という心の状態を絵に投影させる手法を用いた、アスリートへの心理相談事例についてもご紹介頂きました。「描画法」の有⽤性について宇土先生は、言語で語れない心のうちを共有するための一助となること、また描くことそのものが治療的な営みに繋がることなどをお話しされていました。

 アスリートの心理相談事例では、2つの事例を取り上げられ、それぞれの語りやプレーの変化について、描画作品とともに紹介されました。そこでは、作品から受ける印象や描かれ方などから、アスリートが置かれている状況や心情について受講生にも想像するよう促し、描画作品の読み取りに関して一義的に解釈することなく、イメージを広げていくことの大切さを語っておられました。

 アスリートの心の葛藤を身近に感じさせていただける大変丁寧でわかりやすい授業をしてくださった宇土先生に、改めて心より感謝申し上げます。大変貴重なお話をありがとうございました。

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