【PBL活動報告】「青少年アスリートのパフォーマンス測定とトレーニング内容の提案」
PBLのプロジェクト活動を学生が報告します。
PBLとはProject/Problem Based Learningの略語であり、スポーツ健康科学部で学んだ知識とスキルを実践の現場で活用する授業です。各自の関心のあるテーマを突き詰め、社会的・学術的に意義のあるプロジェクトを生み出すことを目標としています。)<調査の目的>
本プロジェクトでは、青少年アスリートのパフォーマンス測定とトレーニング内容の提案、という目的で実施した。高校生の皆様にはアンケートにご協力いただき、お答えいただいたアンケート結果と測定結果から統計資料の作成を行った。その結果を基に、個々のパフォーマンス向上に向けた適切なトレーニング方法を参考文献などを参照にしてフィードバックを行った。
<調査内容>
【測定対象者】
滋賀県内の公立高校1年生〜3年生までの陸上競技部所属の男女 24 名
(男子15名 女子9名)
※1500mおよび男子は5000m、女子は3000mの長距離競技の高校生アスリートを対象
【測定項目】
1. アンケート
アンケート内容
・性別、学年、氏名
・1500m及び3000m・5000mの自己ベスト
・普段の自主トレーニングメニュー
・自分の強み
・自分の弱み
2. パフォーマンス測定
・50mスプリント走タイムの測定
・ジャンプパフォーマンスの測定
・身体組成の測定
【測定に使用した機材】
・スプリント測定
(10m 20m 30m 40m 50m タイム測定)光電管使用
・ジャンプ力測定
(リバウンドジャンプ・垂直跳び・スクワットジャンプ測定)Skyhook使用
・Inbody測定
(体脂肪率・骨格筋量測定)Inbody使用
【これまでの活動の振り返り】
本プロジェクトの目的を遂行するために、測定当日までの準備、測定当日、測定後のフィードバックが行われた。測定当日までは、参考文献の探索、測定対象者へのアンケート作成、記録用紙の作成、測定に協力してくれる滋賀県内の公立高校とのやりとりなどを行った。また、測定当日は実際に滋賀県内の公立高校に行き陸上競技部所属の男女 24 名(1500mおよび男子は5000m、女子は3000mの長距離競技の高校生アスリート)を対象に測定を行った。測定は、ジャンプ、スプリント、体内組成の3つの種目に分けて行った。測定を行った後日、集めたデータを元にフィードバックの資料を作成した。
【本プロジェクトでの学びと反省】
本プロジェクトで学べたこととしては、1から自分たち主体で考えて活動を遂行する難しさである。なかなか私たちが思い描くように活動を進めていくことは難しく、社会に出る前にこのような経験ができたことは私たち学生にとって大きな学びであった。
また、このプロジェクトから得られた反省点としては、測定当日に使用する機器の不具合でリバウンドジャンプのフィードバックができなかったことである。さらに、私たちの準備不足や連携ミスなどで、思い通りに活動を進めることができず、協力してくれた高校の先生や大学教授、院生の方に迷惑をかけたことである。快くプロジェクトに応じてくれたが、よりよい活動にしていくためには、私たちの常日頃からの活動への意識やグループワークを維持していく必要があった。
リバウンドジャンプとスプリント測定時の写真
※写真の許可了承済み