【PBL活動報告】PBLⅡの授業で運動会を行いました!
2回生のPBLⅡ授業内での活動についてご報告いたします。
10月20日(月)にPBLⅡの授業内で運動会を開催しました。スポーツ健康科学部2回生・総勢230名が参加し、授業内で取り組む学年規模のイベントとしてはスポーツ健康科学部設立以来初めての試みとなりました。
この取り組みを始めるきっかけとなったのは、少人数クラス内での学生同士のコミュニケーションの不足や、コロナ禍以降に学生同士の交流が希薄になっている現状に問題意識を持った教員団の発案でした。その呼びかけに3回生の有志学生(湯浅謙太朗さん、子安芽生さん、前亮輔さん、江崎穂乃花さん、谷内駿平さん)が賛同し、中心となって企画立案や運営、準備を進めました。
PBL(Project/Problem Based Learning)は、「スポーツ健康科学部で学んだ知識とスキルを実践の現場で活用し、課題解決に挑戦する授業」として、2回生の1年間を通じてスポーツ健康科学のテーマで自分たちのプロジェクト活動をつくり上げていく科目です。
本講義を履修する2回生には、運動会に参加するだけでなく、当日の運営においてもそれぞれの役割を担い、自ら考えて行動する機会として取り組みました。
今回の企画は準備期間が少なく、当日の運営体制について事前に進行マニュアルなどの共有はあったものの、リハーサルなし、一発本番で挑むことになりました。小学校・中学校・高校までの運動会では、事前に何度も入場行進や当日の配置、スケジュール、各競技の練習など、入念なリハーサルを実施してきた記憶が残っている方も多いのではないでしょうか。普段の授業内で取り組んでいるプロジェクト活動では、事前に入念な打ち合わせや準備を行い、実際のフィールドへ調査に赴いたり実験を実施したりしていますが、今回の運動会企画では、ごく限られた時間で打ち合わせを実施し、リハーサルもない状況でした。当日にその場の状況を見て、瞬時に判断して、行動に移す、これを短時間のうちに実践する必要があり、まさにPBL授業内での学びの応用力が試される機会となりました。
また、クラス内の団結を強めてほしいという目的もあることから、クラス対抗という形での実施となり、当日までの準備期間においては、個人の出場科目や運営上の役割分担を考えてもらう時間も設けました。全くリハーサルがない中で、企画自体の運営も、競技への出場も両立し、クラス一丸となって本気で取り組めたことは、本当に素晴らしいことです。
さらに印象に残っているのは、開会式の集合・準備体操の時の整列の美しさです。4列縦隊の指示に従い、瞬時にクラスごとに整列できたことはもちろんのこと、その後の準備体操の際に広がってもなお列の乱れを生じさせず真剣に取り組む様子は、スポーツ健康科学部生の本領発揮でした。
どの競技も大いに盛り上がりましたが、やはりクラスが最も団結し白熱したのは全員参加の大縄跳びではないでしょうか。普段、クラス内でグループに分かれてプロジェクト活動に取り組んでいる以上に、飛ぶ学生も縄を回す学生も応援する学生も、クラス全体で団結力を発揮できていました。
本運動会の開催にあたり、多くの方に多大なるご支援を賜りました。スポーツ健康科学部事務室の皆様、そして、運動会を安全に開催するためのアドバイスをくださった先生方、備品の貸出や搬入にお力添えくださったスポーツ強化オフィス・HOS・BKCジムのスタッフの皆様に心より御礼申し上げます。
今年はじめての試みでしたが、企画立案を精力的に進めてくださった3回生の皆さんのおかげで、運動会企画の基礎を作り上げることができました。
お疲れ様でした!そして、ありがとうございました!