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2025年12月16日(火)「スポーツ健康科学と未来」にて、スポーツ健康科学部・同研究科15周年企画として、修了生の角大地氏と矢沢大智氏にお越しいただきました。

 20251216日(火)、学部科目「スポーツ健康科学と未来」に、本研究科出身の株式会社アシックス スポーツ工学研究所の角大地氏と、スポーツチームでアナリストをされている矢沢大智氏をお招きし、スポーツ健康科学部・同研究科15周年企画として講義をしていただきました。


 角氏は、本学部から博士後期課程まで在籍し、学位取得後、現在の株式会社アシックス スポーツ工学研究所に勤務されています。専門分野はトレーニング科学で、アスリートの競技力向上や人々の健康増進を目的に、研究活動に従事されています。

講義では、アシックスでの基礎研究から商品開発までの一連の流れを、スポーツ科学の専門家としての業務も交えながらご紹介いただきました。中でも、陸上長距離レース中のペースの変動によるアスリートの生理的応答を検討した基礎研究や、実際の現場におけるAIを活用したレース戦略の立案に関するお話は非常に興味深く、アスリートへの科学的サポートの実践を具体的に理解することができました。

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 矢沢氏は、本研究科で修士の学位を取得し、現在はスポーツチームでアナリストとして勤務されています。矢沢氏には、データの収集からデータ分析、そして監督、コーチや選手への情報共有など、スポーツ現場で働くアナリストの仕事内容についてお話しいただきました。スポーツの練習・試合で得られるデータを基に、選手のパフォーマンス向上に向けた課題整理、分析、可視化を行い、現場での意思決定を支援していることをご紹介いただきました。

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 最後にパネルディスカッションを実施し、学生からの質問に答えていただきました。

特にお二人のお話をうかがい、科学的に得られた知見や大規模データから得られた分析結果などを現場にフィードバックし、正しく理解して使ってもらうためには、人に伝えるスキルが重要であるということを感じました。

今回は貴重なお話をしていただき大変刺激になりました。誠にありがとうございました。


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