12月20日 立命館宇治高校の野球部との高大連携企画としてスポーツ動作の解析を学ぶセッションが開催されました。
堀内元特任助教によるデータの測定と解説からなるセッションに対し、立命館宇治高校から西田透教頭先生引率のもと野球員6名が参加しました。
モーションキャプチャーを用いてティーバッティング動作を記録しました。同時に、フォースプレートと呼ばれる地面を蹴る力の大きさや向き・作用点を計測できる機器を用いて、バッティング動作中に打者が地面に及ぼす力を測定しました。測定したデータを堀内先生独自の演算プログラムで分析することで、ボールインパクト直前におけるバットのスピードやスイング方向・姿勢・移動距離などを算出しました。加えて、バッティング動作中に身体を流れるエネルギーを定量化することで、各選手のバッティング動作の特徴を根源的に理解するためのデータも算出されています。
これらの分析されたデータは、これまで堀内先生が蓄積した150名以上のバッティング動作のデータベースと照らし合わせて検討することで、各選手のバッティング動作の優れている点や修正すべき点などの明確化を行います。
生徒からは、バットスイングの軌道や下半身の使い方などの質問や、有意義で貴重な時間だったといった感想が寄せられました。西田先生からも、根拠に基づいた説明から多くを学べたとの感想をいただきました。
今後、一人一人へのデータのフィードバック、宇治高校を訪問してのセミナーを予定しており、部活動を軸とした高大連携が加速していく可能性が見えてきました。