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【PBL活動報告】2025年12月15日、22日の二日間、ご協力頂いた学校にて「パフォーマンス向上のルーティンを作ろう!」、「グループワークで心の距離を感じてみよう!」という二つの企画を実施しました。

私たちのプロジェクトは「学びと成長のワークショップ」という趣旨のもと、立命館宇治中学校様、立命館守山中学校・高等学校の先生方のご協力を得て、20251215日、22日の二日間、ご協力頂いた学校にて「パフォーマンス向上のルーティンを作ろう!」、「グループワークで心の距離を感じてみよう!」という二つの企画を実施しました。


私たちがワークショップを行った背景としては、近年、日本の学生では学習意欲の低下が課題となっており、特にコロナ禍以降、その傾向が強まっています。大学段階では、学習内容を将来や生活に結びつけられず、学びの意義を実感しにくい学生も多く見られるということがあります。


このような背景から本ワークショップではスポーツ健康科学の知識を実践に活かす経験学習と自己の状態を理解するメタ認知に着目し、実施することで学習意欲や学習効率の向上が図れると考えました。

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ワークショップは、2つのテーマで実施しました。一つ目が「パフォーマンス向上のルーティンを作ろう!」というテーマで、ルーティン化に向けた動作として集中力を高めるストレッチを提案し、集中力向上の体験を提供しました。ストレッチを介した集中力向上の計測は先行研究をもとに100マス計算を用いました。この際、集中力テストの結果を客観的な評価指標となるデータとして収集しました。 

二つ目が「グループワークで心の距離を感じてみよう!」というテーマで、「心の距離メータ」の知見を活用したアクティビティを実施しました。ここでは、グループワーク型アクティビティである「マシュマロチャレンジ」 を採用しました。 この活動では、チームでパスタ・テープ・紐・マシュマロを用いて「できるだけ高い自立式タワーを作る」課題に取り組む中で、協働・創造的思考・試行錯誤を体験します。実施時には、参加者に心拍センサーを装着してもらい、心拍数の同期や変化パターンをリアルタイムで測定し、体験的な学習の効果を高めました。 


結果として、約60人の中高生が参加してくれました。ワークショップ前後に実施した意識調査では、経験学習およびメタ認知に関する8項目中、それぞれ2項目(「授業などで学んだ知識を活かす機会は重要だと思う」と「意見交換を通して新しい発見が得られると思う。」)で有意な得点向上が確認され、その他の項目でも平均値の上昇が見られました。これにより、体験やグループ活動を通して、知識を実践に結びつける意識や自身の心身状態への理解が高まったと考えられます。また、集中力テストでは、ストレッチ実施後に所要時間が有意に短縮され、集中力や作業効率の向上が示唆されました。これらの結果から、本ワークショップの有効性が客観的・主観的の両面から確認されました。


今回のプロジェクトでは2つの企画を通して、参加者の、知識を体験として学ぶ経験学習の重要性と、自身の心身状態を把握するメタ認知への意識の向上が確認されました。 これらの結果から、ワークショップの実施が、学習意欲や集中力の向上に一定の効果を持つことが示唆されます。以上より、本プロジェクトは、学びと成長を促す機会として有効であったと考えられます。私たち大学生自身も、学びを「伝える側」として相手の立場に立って考えることの重要性や、実践を通じて理解を深めることの意義を学びました。

協力して頂いた立命館宇治中学校様、立命館守山中学校・高等学校様、ご指導頂いた先生方、参加してくれた皆さん、どうもありがとうございました。

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