海外で学ぶだけが留学ではありません。必要なことを調べ、計画を立て、積極的に動くこと、全てが留学です。
もちろん身につくのも語学力だけではありません。
留学を通して得るものは、将来あらゆる局面であなたを助けてくれる力となります。
ここでは先輩たちが留学を通して手に入れた力をご紹介します。
01
Language skill 語学力
留学では当たり前のように他言語が飛び交います。そうした日本語以外の日常会話における実践が、語学力を身につけ、精度を高めてくれます。
英語という言葉での考え方(言い回しや直訳ではなく意訳などを理解する力)がついたように思います。
(産業社会学部 1回生時に留学)
習ったフレーズをすぐに日常会話の中で実践し、学んだことを確実に身につけるように意識していました。
(国際関係学部 2回生時に留学)
日本での中国語の授業と比べると圧倒的にスピーキングの練習時間が多く、スピーキング力が身につきました。
(文学部 2回生時に留学)
「来たときよりも、英語が上手になった!」と言ってもらい、努力が実を結んだという達成感を味わいました。
(政策科学部 2回生時に留学)
留学中は常に人前で英語を使っていたので、日本に帰ってからの授業で話す能力が高くなったと実感しました。
(経済学部 2回生時に留学)
02
Communication skill コミュニケーション能力
最初から完璧な英語表現や発音で話せなくても問題ありません。毎日の日常会話の積み重ねがコミュニケーション能力を伸ばしていきます。
価値観の違いから衝突したこともありましたが、自分の考え、気持ちを素直に伝えられるようになりました。
(経済学部 2回生時に留学)
自分が相手に対してどうアプローチするかによって、コミュニケーションを取る方法が異なることを学びました。
(産業社会学部 2回生時に留学)
現地の学生とのコミュニケーションを取る機会が多く、お互いの仲を深めることができました。
(経営学部 2回生時に留学)
とにかく理解しよう、伝えようとしているうちにコミュニケーションが成り立ち、会話を楽しむようになりました。
(政策科学部 2回生時に留学)
世界の色々な人々と交流して、多様な価値観に出会い、今まで自分はすごく狭い考え方をしていたと実感しました。
(経済学部 2回生時に留学)
03
Positiveness skill 積極性
慣れない外国語を使用し、知人が全くいない環境でコミュニケーションをとる姿勢は新たな一歩を踏み出す積極性を養います。
英語力に不安を持つよりも、留学を楽しんでやろうという気持ちを強く持てば、良い留学になると思います。
(経営学部 4回生時に留学)
もともと引っ込み思案な私でしたが、積極的に行動しないと何も始まらないということに気付かされました。
(産業社会学部 2回生時に留学)
目の前にあることに全力で取り組もうという考えになり、思い切って挑戦できるようになったと感じています。
(国際関係学部 2回生時に留学)
語学力はもちろん大切ですが、コミュニケーションを積極的に取ろうとする姿勢が大事だと学びました。
(国際関係学部 3回生時に留学)
話そうとする姿勢さえ伝われば、外国語がペラペラでなくても伝わるので、積極的に人と関わるようにしました。
(産業社会学部 2回生時に留学)
04
Tough skill タフさ
習慣や文化、言語の違いで人に伝わらない時はあります。それでもあきらめず、伝えようとする心意気は人を大きく成長させてくれます。
留学中、上手に英語を使えず悔しい思いを何回もしたことが、今英語を勉強するモチベーションにつながっています。
(政策科学部 1回生時に留学)
全部が全部理解できなくても、案外何とかなるものです。1つ1つの出来事が自分を強くしてくれました。
(法学部 2回生時に留学)
だんだん恐れることなく自分から声をかけて色んな人と話したり、色んなことに挑戦できるようになりました。
(国際関係学部 3回生時に留学)
中国語が通じることが嬉しくて、現地の方にも恐れることなく話しかけられるようになりました。
(文学部 1回生時に留学)
1ヶ月後の何倍も成長した自分を想像し、諦めずにいろいろな人と積極的にコミュニケーションを取りました。
(国際関係学部 2回生時に留学)
05
Self-management skill 自己管理能力
留学する上で、時間管理やスケジュールの立て方は重要です。留学中の限られた時間で、優先順位をつけ、自己管理に対する考えを培います。
交換留学のため手続きなど自分でやらねばならないことも多く、また留学に備えて授業も多めに取ったため大変。でもおかげでスケジュール管理が得意になりました。
(政策科学部 2回生時に留学)
課題に追われている中でも同時並行でいかに物事を効率的に進めていくかなど、基本的ですが人生で役立つスキルが身につきました。
(経営学部 2回生時に留学)
一週間単位でスケジュールを立てて管理し、時間を有効活用したことで、勉強とその他の予定を両立できました。
(政策科学部 3回生時に留学)
帰国した後、自分がどういった生活を送るべきなのかを考えることが一番大切だと感じました。
(法学部 1回生時に留学)
留学の目的を考え、それに沿って取捨選択を行い、時間を有効に活用する事が重要です。
(政策科学部 3回生時に留学)
06
Confidence skill 自信
自信がなく小さな声で話してしまい、相手に伝わらない時はあります。しかし、会話を繰り返していくうちに自信へと繋がり、留学が楽しくなります。
必ず緊張して話すスピードが速くなっていましたが、緊張せずに流暢に英語を話せるようになりました。
(生命科学部 2回生時に留学)
自分の力で質問したり買い物したりすることで、自分の英語でも通じるのだという自信につながりました。
(総合心理学部 1回生時に留学)
留学を通じて得た経験は、社会に出てからも、これから自身の夢を追い求めていく中でも大いに役立つと思います。
(政策科学部 2回生時に留学)
日本での学業に対する態度も変わり、今までよりも良い成績を取ることができました。
(生命科学部 3回生時に留学)
立命館大学から初めての交換留学生だったので、すべて自分の力でやり切り、乗り越えたことが自信になりました。
(国際関係学部 2回生時に留学)
教員が考える留学の魅力
理想とは違う現実にぶつかるからこそ、
留学は価値がある
多くの学生が「留学なんて自分には関係ない」という意識を持っています。慣れない外国語でコミュニケーションを図る、うまく伝わらないために挫折する。そういった苦い体験をしたくないという潜在意識のために、留学を見ないようにしていると思えることが多々あります。しかし、留学を通しての成長はその「挫折」にこそあるのです。留学先で直面する理想と現実の違いといった「思うように上手くいかない」経験を受け入れ、学びへと変えていく努力の中で様々な力が育まれます。そうして得た力が皆さんの可能性を大きく広げてくれるでしょう。
国際教育推進機構
羽谷 沙織 准教授