OIC H棟・
情報可視化

14SP LAB X

−デジタル技術 × 楽しさ−

3Dプリンタ、AIなど、
最新のデジタル技術を
自分自身で楽しく使ってみよう!

代表研究者:松村 耕平

代表研究者:高橋 治輝

  • これは3Dプリンタですよね?

  • そうです。使ったことはありますか?

  • ないです。知識もないし、どう使っていいかわからないです。

  • これは誰でもボタン1つで使える3Dプリンタで、そこにあるテトリスのブロックが作れるよう設計されています。ボタンを押してください。はい。今、プリンタが温まっていますよ。

  • モニターに「準備中」と表示されて、温度が高くなっていきます。あ、始まりました。わあ、こんな風にプリントされていくんですね!初めて見ました。

  • そうですか。じゃあ、次はプリンタを応援しましょう。ボタンを高速で連打してみてください。

  • あ、動きが速くなりました。面白い!

  • 面白いと感じてもらえて良かったー。私たちは、こうした新しいデジタル技術に興味を持ち、使ってもらうための研究をしています。「難しそう」「私には関係ない」ではなく、興味を持って、一度さわって、楽しんでもらいたいんです。

  • 3Dプリンタ初体験、楽しいです。今のデジタル技術って、進歩がすごすぎて、遠い世界の話のように感じてしまうことがありました。そうなると使ってみようという気持ちにならないから、ますます技術と生活が離れてしまいますね。

  • だから私たちは、技術との関わりに「楽しさ」を入れたいと思ったんです。ラボでは、ほかにもたくさんの研究を行っています。いろいろな人に遊んで、楽しんでもらえるようにすることが研究の目的なので、ぜひたくさん遊んでいってください。感想や、「もっとこうしたらいいんじゃないの?」という意見を聞かせてもらえると嬉しいです。

楽しみながら新しい技術にふれられるゲームやシステムを制作

新しいシステムを開発した時、学会などで発表してもあまり興味を持ってもらえなかったのに、ふと思いついて、アーケードゲームの筐体にそのシステムを組み込んでみたところ、多くの人が興味津々で集まってくれた…そんな経験を持つ情報理工学部の松村耕平准教授。「ゲームとしてプレゼンテーションするだけで、より多くの人にアプローチできる。そんな可能性に気づきました」。健康のために歩きなさいと医師が説得するよりも、現実世界でポケモンを捕まえるゲームをプレイする方が歩数が増えるのも同じだと先生は言います。「楽しければ興味を持ってもらえる、使ってもらえる。新しい技術によって効率を追求することも大事ですが、多くの人が楽しめるようにすることも大事なのでは?との発想で、楽しみながら新しい技術にふれられるゲームやシステムを作っています」。

例えば、AIを使ったお絵描きゲーム「pAInt」。生き物の絵を描くと、その特徴をAIが判断して「海」「空」「陸」の各キャラクターへ分類します。鳥の絵なら「空」というわけです。必殺技も付与してくれて、キャラクター同士で戦って遊べるようになります。後で、AIが分類の理由を教えてくれるので、AIに伝わりやすい描き方はどのようなものか?など、楽しみながら、AIとのつき合い方を学ぶことができます。

ボタン1つでテトリスのブロックが作れる3Dプリンタは、研究室の廊下に常設していつでも誰でも使えるようになっています。知識や技術がなくても気軽に体験ができて、しかもボタンを連打することでスピードの調整ができるので、自分でコントロールしている感覚も持てる。「使った人にはインタビューもして、より楽しく、使いやすくするにはどうすれば良いかを研究し、システムとして完成させたいと考えています」。使った人に、感じたことを報告してもらうためのアプリも開発中です。

「コンピュータとの関わりに「楽しさ」を入れることによって、それまでこの世界にまったく関わりのなかった多くの方にも使っていただくことを目指しています。多くの方にプレイしてもらって、感想を聞きながら、デジタル技術と人の生活を、もっともっと近づけていきたいと思います」。

先生からひとこと

私たちの研究室では、プロトタイプ(試作品)の制作と実践を繰り返しながらゲームやシステムの開発を進めています。最初は、コンセプトが正しいかどうかを確認しながら、そして、ボタンの位置などの使いやすさも検証しながら、さらには、楽しさと操作の複雑さのバランスを見ながら…など、各段階での課題をクリアする試行錯誤を重ねているのです。今は、プロトタイプの展示スペースとしてラボを利用していますが、いつか、開発過程そのものもこのスペースで行い、通りかかった人が立ち寄って、作業を見学し、実際にプレイして、たくさんのフィードバックがもらえる。そんな風にできればいいなと考えています。

  • 松村 耕平

    情報理工学部 准教授

    専門分野:ヒューマンコンピュータインタラクション、プレイフルネス、身体性認知科学

    研究者データベース
  • 高橋 治輝

    情報理工学部 講師

    専門分野:デジタルファブリケーション

    研究者データベース

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