留学生の声

2019年度、孔子学院の奨学金制度を利用して中国の大学に留学されたみなさんから届いたレポートの一部をご紹介します。

2020年6月

●6月末に期末テストをオンラインで受けて、私の一年の留学生活が終わりました。実質半年しか成都で学習できなかったのでとても残念です。オンラインであっても自分のできる限りを尽くして、自分の1番苦手だった听力と口语でクラス最高得点を取れました。私がいたクラスが中級だったので、中国語はまだまだ上達の見込みはあると信じて、これからも努力し続けてhsk6級取得を目指したいと思います。また、このコロナが収束したら成都に遊びに行きたいです。1年間中国語に打ち込むことができたので、十分に学べる環境でなかったとしても、とてもためになった一年でした。(四川大学)

●留学を通して語学力の向上だけでなく、異文化理解、自分自身を見つめなおすことが出来ました。異文化理解の面では、中国は日本と近い国ですが日本とは全然違いました。中国の学生は本当によく勉強しており図書館にいつ行っても満席であったり、大学の授業も本科生は朝8時から始まり夜9時まで授業があったりと日本の大学とは全く違いました。中国に来た頃はご飯を食べに行った際に冷たい水ではなく温かいお湯が出てきて驚きましたが生活していくうちに慣れ、今では常温水を飲む様になりました。自分自身を見つめる面では、沢山の人と関わる中で自分の意見を持つことの大切さを学びました。(中国人民大学)

●九月末から大学に復学し、再び日常の学生生活を送ると思いますが、この一年間留学で見たもの、感じたもの、学んだものは、一生で一度の大切な経験です。たとえ、その半分は日本で過ごしていても、新しい形での留学を体験できたと思います。この経験は、今後の就職活動でいろいろな人に伝えていきたいです。このような形で留学を終えるのは何だか不完全燃焼ですが、今後社会人になったら、何らかの形でまた中国に滞在したいです。(同済大学)

●6月の下旬に期末試験があり、それが学期内最後の授業となりました。オンラインでの試験ということで、Zoom上のカメラを全員がオンにしなければならないそのタイミングで、初めてクラスメイト全員とプラットフォーム上で顔を合わせ、全員で写真を撮ることが出来ました。対面での授業が最後まで受けることができず後悔の気持ちが少しばかりありますが、こうやってオンライン上でも授業を受け、中国文化について間接的に触れることのできた毎日に感謝しながら、今後も語学力向上に努めていこうと思います。(同済大学)

●私が中国留学を目指したきっかけは、高校時代に日中関係が悪化し、解決には私個人に何ができるかと考えたことがきっかけです。私の答えは、「現地で中国人の友達を作りお互いの国を考える機会を作る」でした。(中略)中国と日本の関係悪化の歴史的要因のある南京を選びました。しかし、南京の人もしくは、中国の人たちは特に気にしていないようです。歴史は確かに痛ましい出来事ですがアニメや日本食、日本のビールは好意的に受け入れられています。南京は日本人には住みにくい都市だと考えていたが、それは誤解でした。中国の人々の意識を変えたいと考えていましたが、一番変わったのは自分の意識でした。(南京大学)

●あっという間に、留学期間が終了した。中国国内でやり残したことが多く後悔だけが残った留学期間であったが、飛躍的に中国語の能力や知識は伸びたと自負している。おかげで、日本の大学の卒業論文の内容が自己の中で決定し、卒業後の進路も決めることができ、且つこのような恵まれた奨学金制度で留学できた、その点に於いては実質滞在していたのは半年だけであったが、後悔はなかったと思う。今後、中国留学を目指している学生、又はその人がいれば是非ともこの孔子学院の制度を推薦したいと思う。 (北京大学)

●6月上旬にテストを無事終え、私の留学生活は幕を閉じました。しかし中国の寮に置き去りの荷物のことも何一つ解決しておらず、留学が終わったとはまだはっきり言えそうにないです。本来であれば、この半年は中国にいて勉強していたのだろうなと思うととても悲しい気持ちになります。(中略)次いつ中国に行けるかわからないし、いつ中国人が日本にいままでみたいに旅行に来られるかもわかりません。この一年を通して学び得た一番大きなことは「当たり前はない」ということです。これからの日々も大切に生きて過ごして行こうと思います。1日でもはやく世界中の状況が落ち着いていくことを祈っております。(北京大学)


2020年5月

●あと1ヶ月でオンライン授業が終わります。コロナの影響で最後まで帰ることができなさそうでとても残念です。留学を伸ばしたいぐらいです。四川語の授業を取り始めて、だいぶ理解できるようになってきました。方言を学び始めてからちゃんと四川の方と話す機会がないので、早く現地に行って行きつけの炒饭屋さんでその腕を見せたいです。(四川大学)

●留学生活が後1ヶ月で終わります。日本にいると留学が終わるという感覚があまりありませんが、オンライン授業を受けるのも後1ヶ月と考えると少し寂しく感じます。また、一緒に授業を受けているクラスメイトや先生方と直接会える機会がないまま留学が終わるのはとても悲しいです。家で時間を過ごす中でYouTubeを見る機会が増えました。その中で、台湾のYouTuberを見るようになりました。1年前に見たときは彼らが話す中国語が速く字幕を見てもついていくことが出来ず、見るのを諦めました。しかし、久しぶりに見たらある程度何を言っているか理解することができ、自分の中国語の成長を感じることが出来ました。(中国人民大学)

●留学も残り2ヶ月となり、期末テストに向けて勉強し始めてます。中間テストがなかった分、範囲がとても広く苦戦しています。そして、自分も3回生の後半に突入しようとしていて、就活の準備も始めました。現在、同級生は就活している子がほとんどですが、就活を終えた子に色々アドバイスをもらっています。
日本ではコロナも徐々に収束していって、元のような生活には戻れないが、新しい生活を送って行きたいと思います。夏には中国に戻って自分の荷物を持って帰ってきたいです。(同済大学)

●京都の緊急事態宣言は先日解除されましたが、相変わらず不要不急の外出を自粛しています。最近はオンライン授業の合間休憩の数時間を利用し、自転車に乗って京都中を駆け巡り気分転換しつつ、地元の魅力を発見する時間に費やしています。そして中国での友達との出会いを通し宗教に対して価値観が変わり興味を持ったことで、あらゆる宗教の違いについても学ぶようになりました。上海留学で学んだことが何かしらの形で今の自粛生活に繋がっており、留学中の写真を見返す毎日です。 (同済大学)

●南京大学は期末試験が近づいています。スピーキングの授業は一人ずつ会議アプリを用いたオンラインでの試験を行うそうです。リーディングの授業の試験はどうなるかは、まだ決まっていないようです。大学側も初めてのことですから困惑しているようです。さて、約半年間オンライン授業を続けて感じたことは、やっぱり教室でする授業の方がよいと感じました。それは、新しい仲間と信頼関係が気づくことが難しいということです。頻繁に連絡を取らずとも毎日授業で顔を合わせれば、信頼関係や絆のようなものが生まれるはずですが、画面越しだとどうしてもぎこちなくなってしまいます。前学期を共に過ごした仲間なら、お互いのことを分かっているのでまだ上手くコミュニケーションをとれます。しかし、それでも多少のぎこちなさは残ります。信頼関係のある仲間でさえそうなのですから、新しくあった仲間とはなおさらでしょう。改めて直接会うことの大切さ、オンラインでのコミュニケーションの限界を感じました(南京大学)

●来週でオンライン授業が終わり、再来週にテストがあります。二月に帰国したので、留学生活の半分は日本で過ごしましたことになります。とても後悔の多い留学となってしまいました。仕方がないと頭で理解していても、心は付いてきてくれません。このような自体になってしまうなら前半の半年をもっと大切にして生活してこればよかったなと思っています。テストで本領を発揮できるように残りの一週間を大切にして勉強に励みたいと思います。 (北京大学)

●あっという間に6月になり、そろそろ留学終盤といったところだろうか。
結局北京に戻ることは厳しく、期末テストもどうやらオンラインで受けなければいけない様子で今現在作文の宿題が出され、毎テスト前に出される、大作文の準備を進めておくようにとの指示があった。ふと今までの留学期間を思い返してみると、己の知識不足を改めて気づかされたのと同時に、「異国」の地で半年生活したことで初めて知った自分の「強み」というものも少なからず存在し、再度貴重な時間を過ごせたと自負している。余談になるが、日本国内では緊急事態宣言が徐々に解除され始め、元の生活に戻ろうとしているが集団クラスターの大量発生で「振り出し」に戻らないか危惧している。 (北京大学)


2020年4月

●5月に入ってインターネット授業になれました。けどやはり中国で学ぶより学びの場が少なく、話す機会も少なく授業にも飽きてきました。どうしても話す機会がないので、口語は伸びが遅いと感じましたが、授業は耳で聞かなくてはいけないので听力は自分でもとても伸びたなと思いました。中国の番組を見ていても、まだ少し字幕を見ないと早くてわからない部分もあるけど、だいぶ楽しんで見れるようになりました。中間テストが4月末にありましたが、もうあと少ししか授業を受けれないんだなと思うと、一回一回大切にしたいと思いました。(四川大学)

●オンライン授業が始まり約1ヶ月が経ちました。先生達はよく「最近どう過ごしてる?あなたの国の状況はどう?」と生徒達の心配をしてくれます。今週は精読の授業ではテストが行われました。単語の聞き取りと教科書の問題を解き、解いた紙を写真に撮り先生に送るという方法でした。他の授業ではテストの代わりに本の紹介をするなどしています。オンライン授業ではたまにネット回線の影響などで音声が聞きにくい時があるのが少し難点です。(中国人民大学)

●4月もこのような形で報告書を書くとは思いもしませんでした。出来ることであれば留学先での素敵な出来事を書きたいのに、コロナウイルスの影響でずっとお家でオンライン授業を受けていることしか書けません。毎月毎月帰れることを願って、一生懸命授業を受けて勉強していますが、来る日も来る日も帰れる見込みがたちません。その影響で中国語を学ぶ気力が無くなる時もありましたが、友人に励ましをもらって、コロナウイルスのせいで辞めることはとてももったいない事だと気付かされて、そこからはさらに中国語の勉強をし始めました。中国ではコロナウイルスはほとんど抑制されました、帰れる日を願うばかりです。(同済大学)

●オンライン授業開始から一ヶ月以上経ち、授業以外のことでも忙しかった目まぐるしい毎日も、最近少しだけ落ち着いてきました。隙間の時間ができる中で、普段より本を多く読み、中国の家庭料理を再現したり、家庭栽培を久々に始めたり…。何かに追われる生活をすることで時間の大切さを実感していましたが、時間に余裕のないことで自分と向き合える時間を失っていたのだと気付かされる毎日です。
そして普段からzoomやskypeを活用することで、オンラインならではの価値に気づかされました。今後大学や企業でのオンライン化が進んでいくのだと思うと、コロナ禍で失ったもの以上に得られるものも多いのだと思います。(同済大学)

●中国では、経済活動も始まり徐々に日常が戻りつつあると聞いています。また、幼稚園や小学校などの大学以外の教育機関が学校での授業を再開しているそうです。一方で、大学は、多くの生徒が寮生活をしていることや留学生が中国に戻ることなどを考慮すると学校授業の再開は難しいようです。しかし、オンラインの授業は継続し行われており、選択科目が追加されたりと授業は充実していると思います。また、大学が用意してくれた言語パートナーも見つかり、中国滞在時と同じ環境とは難しいですが、充実した勉強ができていると感じています。最近は、自宅にずっといるので中華料理を作ってみたりと、様々なことに挑戦しています。インターネット上には本格的な中華料理のレシピが紹介されています。ぜひ皆さんもこの機会に試してみてください。(南京大学)

●帰国して3ヶ月以上が経ちました。日本の状況は日々深刻になってきています。私は中国の宿舎に荷物をたくさん置いてきたため、毎日不安でいっぱいです。今月もオンライン授業を毎日受けました。4月から選択授業も始まりました。私は現代小説を受講しました。内容は難しいですが知らない単語と出会えるので面白いです。外に出ない日々が続きますが、1日でも早くこの状況が良くなるために、お家でできることを頑張りたいです。(北京大学)

●最近、授業だけでは物足りなくなり中国で買って帰ってきたHSK6級の教材を基にして勉強をし始めた。現地にいていた時にも暇な時や、「外に出たくない病」が発症した時にも取り組んではいたのだが当然のごとく、現地で取り組んでいた時の方が模擬試験では良い点数を取れていた。外国語学習をより充実させるには文法から入るのではなくその言語の「音」になれることであると幼少期時より母親から口すっぱく言われていたのだがそれを改めて今痛感している。
とりあえず、現地にいていたときのような「耳」を取り戻すためにNHKラジオで放送されている15分の中国語講座から始めてみようと思う。(北京大学)


2020年3月

●3月に入ってオンライン授業が始まりました。手元に教材がなかったものの、WeChatで教材無料提供が行われていたので、それを使って行うことになりました。やはり、中国に行って友達と話したり一緒にがんばったりができないのでとても孤独な感じです。オンライン上では通常通りコミニュケーションをとりながら授業が進んでいるのですが、どこか寂しく感じます。早く中国に戻りたいです。コロナが中国で落ち着いてきていると思っても、日本がだんだん危なくなってきていて帰れません。また、授業数も前期と比べてとても少なく、ちゃんと中国語を学べているのか不安になっています。あまり外に出ては行けないので、たまに公園に行って桜を見たり、家族と家で団欒したりして気分転換をしています。(四川大学)
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●人民大学は3月24日からオンライン授業が始まりました。オンライン授業は毎日あり、1日1コマ(90分)か2コマあります。時間帯は午後からの授業が多いです。クラスの人数は4人なので発言の機会は多いです。教科書や資料は先生方がWeChatやオンライン授業で使っているアプリに送ってくれます。オンライン授業で使っているアプリは《DingTalk》と《ZOOM》です。オンライン授業を受けての感想は教室で受けるのとそんなに変わらないなと感じました。漢字がわからないときに黒板にすぐ書いてもらえないのが少し難点です。新学期が始まって教室で会うはずだったらクラスメイトと直接は会えませんがオンライン上で会話ができて嬉しいです。(中国人民大学)

●3/2からオンライン授業が開始されました。もう少し遅くなると想定していたばかり、中国の大学側の対応の早さに驚愕していました。オンライン授業を受講できることで安心できたものの、留学生活の醍醐味である多様なバックグラウンドを持ったクラスメイトとの交流の機会がないことに対しては何とも言えないのが正直なところです。
連日暗いニュースばかり飛び交っています。先ほども、ハイチでは医者が誘拐され、ケニアでは人混みを避ける為に町を出歩く住民に向けて催涙弾が投げられ…というニュースを耳にしました。胸が痛くてたまりません。先が見えず気が滅入りがちですが、ピンチはチャンス!と自分自身に言い聞かせ、毎日過ごしていきたいです。(同済大学)

●3月に入り向こうの大学でやっとオンライン授業が開始されました。2月の時は、ずっと大学から連絡が来ずこのまま留学自体を辞めるかどうかも考えましたが、2月末に大学から通知が来て順調に来学期に関する事を知らせてくれました。今回のオンライン授業では”ZOOM”というアプリを使って、月曜日から金曜日まで毎日4時間の授業を受けています。(同済大学)

●南京大学ではオンライン授業を2月の下旬からすでに始めています。討論の時にネット環境が不安定であると聞こえにくいや授業が受け身になってしまうなど、実際の授業との違いに少し戸惑う場面もありますが、機会が与えられていることに感謝し日々学習に励んでいます。また、南京大学では、中国にいない留学生のために、ネット上で言語パートナーを探し学習の機会を設けるという方法で私たちの学びを支援してくれています。まだ、導入段階なので、どのような形式で行われるのかなど詳しくはわかりません。ただ、非常に楽しみです。ウイルスを取り巻く状況は日々複雑化していますが、困難な状況下でも学びを続けられていることに感謝して日々の学習に取り組んでいます。(南京大学)

●オンライン授業は、週に4回あります。みんなで電話をしながら、教科書の内容を進めていきます。先生が発言の機会をくれるので、話すチャンスも十分あります。しかし2時間休憩なしで授業があるため、しんどさはありますが楽しく勉強できています。みんな違う国にいるのに、こうやって一緒に勉強できてとても嬉しいです。しかし、ヨーロッパの子たちは時差の問題もあり参加するのが大変そうです。(北京大学)

●オンライン授業を受講し始めて約1ヶ月半が経とうとしているが、コロナウイルスの感染は広まるばかりで、止まることを知らず、ついには原則外出自粛などが出されるようになってしまった。北京大学の講義はオンラインのため、場所を問わずに受講することはできるがこうにも自宅に軟禁状態だと勉強する気にもならない。
そのため、つい最近母親に頼んで学食でよく口にしていた老干妈豆豉酱を買ってもらった。炒飯やいためもの、何にでも合う中国国内で最も著名な調味料の一つである。わたし独自で考えたものが、老干妈とお酢、醤油と砂糖を混ぜうどんにかけて食べる、称して四川風うどんである。もはや、中国の辛いものはわたしにとってエネルギー源となり、なんとか勉強は捗るようになった。昨日から出ているレポートもこの調子で頑張りたい。(北京大学)


2020年2月

●コロナウイルスのせいで2月末から始まる予定だった学校もなくなり、三月からはインターネット授業になりました。ここまで流行するとは思っていなかったので本当に想定外の出来事で未だに戸惑っています。授業の進度は遅れることなくよかったのですが、インターネットのため、授業が少なくなってしまっていて少し残念でした。いまの現状、日本でウイルスが本格化し始めて、中国に帰ろうとすると着いてから14日間隔離されると聞いてより心配です。これ以上ひどくならないように祈る限りです。最近では四川菜が恋しくなり、家で作っています。成都から持ち帰ってきた火鍋の素を使って、家族に振る舞っても見ました。香菜や大蒜もしっかり準備して私が本場で食べてきたものを出来るだけ再現しました。 (四川大学)
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●私は1月末に一時帰国をしました。コロナウイルスが流行り始めた中国では、マスクをしている人が段々と増えていきました。日に日にコロナ対策が施されていくのを感じることができました。大学では門と寮で体温を測り、出入りの時間を記入、寮では公共の場の消毒が毎日行われていました。普段の北京はどこに行っても人と車で溢れているのに、春節で人が少なくなっていましたが、コロナウイルスが流行ってからは北京とは思えない程人や車がいなくなりました。(中国人民大学)
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●去年の冬から、時間を見つけては病院内でのボランティアに参加している。活動内容としては病院内にある部屋の中で、主に心臓疾患で長期間入院し、手術を終えた子供達と交流することで、精神的面も含めた早期回復を目的とした活動だ。子供達の両親も付き添いで訪れる為、活動を始めた頃から、自分の中国語レベルでこんな活動に参加して良いのだろうかと不安であり、実際授業では取り扱わないような物の名前が出てこず苦戦する事も多い。だが私自身が子供達に何か教えたりしようと必死である一方、逆に子供達から何か教えられるような、毎回そんな感覚がある。(同済大学)
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●日本に帰国してからは、私が日本に帰国するとの事で多くの友人が私と予定を立ててくれて、みんなと食事に行くことが多かったです。食事をしながら中国での生活や出来事、私自身が身をもって感じたことを話して、日本にいては分からないことを理解してもらいました。その間、中国でのコロナウイルスの発生によって、春学期の開始がおくれたことによって、日本での生活をどのように過ごせばいいかわからなくなりました。いつどんな時上海に帰るかもわからない、外出もあまりしては行けない状況で、ずっと家で家族と時間を過ごしました。オンライン授業の通知を待っていたら、やっと3/2からオンライン授業が開始することがわかり、一安心しました。(同済大学)

●今、中国はコロナウィルス対策により厳戒態勢が続いています。南京大学は、この状況を受けて、2月中旬に開始予定だった新学期を遅らせています。また、世界中の生徒のためにオンライン授業を始めました。今回の感染拡大を受けて多くの生徒が南京を離れておりその生徒たちが南京に戻ることは許されていません。仮に、南京に戻ったとしても14日間の隔離の後に外出を許可されるなどと言った制限があります。この状況を受けて大学は、オンライン会議システムを用いて世界中と中国を繋ぎ、なんとか授業を行なっています。(南京大学)

●新型ウイルスの流行より帰国を余儀なくされた私たち留学生は日本で不安を抱えながら1ヶ月を過ごしたことでしょう。いま私たちにできることは、勉強と健康管理ではないでしょうか。私は日本に帰ってきて初めてコロナの恐ろしさに気づきました。中国にいる時は3月には戻ってこられるとずっと思っていました。しかし、このウイルスは私の想像を遥かに超える厄介な物でした。日本では毎日コロナについてのニュースが流れます。中国には行くな、中国人には関わるなととても批判的なものが多く感じます。(北京大学)

●日本に帰ってきてからすごく中国で食べた料理とか、向こうで知り合ったおじさんおばさんなどなどがふと頭によぎり、たまにそれらがとても恋しくなる時がある。特に料理。私は元来辛いものが大好きでよく学食やレストランで四川料理を好んで食べていたのだが、日本でそのような店を探し当てても日本風の少しも辛くない四川料理らしきものが出てくる。(火鍋で有名な海底捞は別だが)アジアンショップで中国国内で売られている調味料を見ても現地の二倍の値段であるため手が出しにくい。すぐに戻ると思い込んでいたため、現地の調味料や私がよく買って調理していた火鍋の素も買うのを忘れていたため深刻な辛いもの不足である。(北京大学)


2020年1月

●1月1日から冬休みに入ったので、離れ離れになるクラスメイトたちと沢山遊んだり、国内プチ旅行に行ったりしました。四川では、成都游乐园·人民公园・东山大佛などに行ってきました。特に人民公园の中でのお見合いがとても印象に残りました。高齢の親たちが沢山集まって独身の子供の相手を探したり、子どもの特徴を書いた紙を道の横に貼ったりしていました。教科書で見たことがあったのですが、初めて見たのでとても面白かったです。(四川大学)
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●日本だと年末年始は大切な行事の一つですが、中国では年末年始は日本ほど新年を迎える雰囲気はありませんでした。しかし、春節が近づくにつれて赤を基調とした飾りで新年を迎える中国の文化を感じることができました。中国では1月1日に「明けましておめでとう」を言うのではなく、春節が始まってから「明けましておめでとう」を言ったりと、中国でいかに春節が重要視されているのかを感じることができました。(中国人民大学)
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●中国で初めて過ごす春節であったが、今年は新型肺炎の感染の影響により、例年とは雰囲気の全く異なる春節を過ごすことになった。スーパーでは客はマスクを着用していなければ入る事ができず、ホテルでも従業員が全員マスクを着用していた。春節の影響なのか、または新型肺炎流行の影響なのか、外は静まり返っていた。武漢へ大量のマスクが寄付として届けられていた為、周辺のお店では常にマスク売り切れの状態が暫く続いている。街の空気は緊迫していたが、場所によっては赤色一色の春節を祝うモードもあった。(同済大学)

●学期末テストを終えて冬季休暇を迎えたので、友人と中华艺术馆を訪れました。この艺术馆の大きさにまず驚かされました、どこから写真を撮ろうとしてもカメラのフレームに収まらなかったのです。更に驚かされたのは、この艺术馆の形は中華の「華」をモチーフにしたということです。 私自身はこのような美術館を訪れるのが始めてでしたので、期待で胸が膨らみました。中に進んでいくと、多くの絵画が飾られており、一つ一つ西洋のものとは違う点が見られました。幼い頃中国に住んでた際、習い事として水墨画を習っていたため、1番水墨画に興味を引き寄せられました。色とりどりな絵画も素敵だとは思いますが、水墨画のように墨という1つの色を使って風景や人物を描いているのがより風情を感じました。(同済大学)
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●日本は新年のお祝いが一年の中でも一二を争うビッグイベントだと思います。中国には旧正月というイベントがあることは説明不要でしょう。そのため、年が明けても「あー、明けたか」ぐらいの勢いで、お店や人もお祝いムードは感じられず、通常運転でした。一月は基本的に大学は休みなので、多くの学生が旅行に出かけます。私も、中国北方一人旅を敢行し、 約一か月かけて、上海・天津・ハルビン・大連・煙台・青島を訪れました。皆さんは、北方と聞けば何を思い浮かべますか。日本人なら、寒いとか餃子などでしょうか。私が北方に旅行された際に注目してほしいのはビールです。先ほどの青島で「ビールだ」と思われた方も多いと思います。青島ビールと言えばもはや説明不要でしょう。しかし、北方のビールはそれだけではありません。味や風味などは、同じ北方でも地方によって全く異なります。また、大手の会社でも会社のおひざ元でしか販売していない銘柄も存在します。(南京大学)

●中国は旧正月をお祝いするので、1月1日はあまり新年の雰囲気がなく、少し不思議な感じがしました。期末試験もなんとか乗り切ることが出来ました。自分自身の中国語に成長を感じることが出来たのは口語のテストの時です。テストの内容は出されたお題の中から3、4個事前に選び準備をします。そしてテストの際にランダムで出されたお題について答えるというものです。中間試験のとき、私はただただ暗記をするという感じでした。しかし、期末試験の際は自分の言葉でしっかりと話せました。(北京大学)

●今月は期末テストが終わってちょっとすぎに日本へ一時帰国した。 私は日本で電子決済をすればキャッシュバックが来ると思い込んでおり、現金を一銭たりとも日本へ持って帰ることをしなかったため、毎回銀行のATMへ駆けるのに加え、母国であるのにもかかわらず、(現金をほんとうに持っていなかったため、電車の切符さえ購入できなかったのだか)通りすがりの中国人観光客に先に現金で払ってもらい微信支付,支付宝等で送金して払い返すなど非常に恥ずかしい出来事があった。(北京大学)


2019年12月

●12月31日に四川大学の晚会にいってきました。まるでアーティストのコンサートに来ているようなさすがとしかいいようのない規模でした。観客席も出演者も四川大学の先生方、生徒、その他ご家族関係者たちでいっぱいで、四川大学への愛や中国への母国愛が感じられるステージでした。その後には友達の家に招待してもらい、外国人と中国人がたくさん集まってパーティーをしました。日本では体験することができないような年越しをすることができてとても嬉しかったです。(四川大学)
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●今月は友達とご飯もよく食べに行きました。中国でとても有名な火鍋の店である‘‘海底捞’’に行きました。ここのお店はサービスがとても良いと有名で、実際に行ってみると、聞いていたよりサービスが良く、携帯電話が汚れないように袋をくれたり、髪の毛を結ぶためのゴムをくれたりと食べること以外のサービスがありとても驚きました。待ち時間が長ければ無料でネイルもしてくれるそうです。火鍋は大人数で行くことで色んな食材を頼むことができるので大人数で行くことをお勧めします。(中国人民大学)
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●中国でも冬至が伝統的な行事の一つとして聞いていたが、外での賑わい方や食文化は日本での風習とは全く違い、より賑やかな印象であった。外に出ると、地域の人が纸钱と呼ばれる偽物のお金を、先祖を祭る為に道端で焼いている姿を見かけた。そして道端に並ぶ何軒ものお店で、纸钱が大量に売ってあり、また別の場所では、“汤圆”のお店に行列が出来ていた。あとから聞く話によると、冬至の日には一般的に、中国の北の方では餃子、そして南の方では汤圆を食べる仕来りがあるそうだ。この二つが代表的な冬至の食事ではあるが、それぞれの地域にも別の風習が存在するそうで、私は山東省で一般的に食べられているという羊肉スープを飲んだ。餃子と同様、本格的な寒さを乗り切る為の食事であるそうだ。食事一つ一つに特別な意味が込められている点でも興味深かった。(同済大学)
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●前期の学校生活も気がつけばもう最後の月でした。特に授業最終日には文化祭を催したのが印象に残っています。各クラスで催し物をして、自分たち自身はそれらのクラスに行って体験して投票するというものでした。私たちのクラスはフルーツをカットして様々な形を作るという「水果拼盘」を行いました。これは結構好評で、作ったものを見てまた食せる点がとても良かったです。あと、民族衣装を体験出来るクラスがあり、私は雲南省の白族の衣装を着させていただきました。被っていた帽子はある四字熟語を表していて、帽子のから垂れ下がっている穂は風雲南省大理の上关の風を、煌びやかな装飾は花を、帽子の上の白い装飾は苍山の雪を、そして、帽子の形が弧を描いている様子は洱海の月を、つまり「风花雪月」を表しているそうです。衣装体験はなかなか貴重な機会でしたので、とても印象深い文化祭になりました。(同済大学)
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●今月、まさかの怪我をしてしまいました。簡単に言うと、階段から転んでしまってガラス瓶を割り手にその破片が刺ささりました。南京大学には、附属病院が存在していて、すぐさま急患で向かいました。病院に行き職員の人に病院の診察手順を尋ねると、まずは支払いをしなさいと言われました。血だらけのまま、支払いを済ませ(嘘のようですが本当に)、診察を受け、医師から「次は傷口を縫うから薬などをとってきて」と言われました。言われた通り薬のコーナーに向かい、医師の伝言を伝えると、また支払いをするよう指示を受けました。やっと縫ってもらえたと思ったら次は、注射をするのでまた支払いをするよう指示を受けました。中国では各ステージごとに支払いをすることで処置が受けられるシステムのようです。ただ、それ以外の病院の対応などは日本と特に大きな差はなく、医師もしっかりと対応してくれました。かなり、驚きましたが、結果的には、傷の手当ても受けられかつ病院のシステムも知れてよかったと思っています。(南京大学)

●今月はいっぱい勉強して、いっぱい遊びました。一番楽しかったのは天津旅行に行ったことです。天津は北京から30分の距離にあります。韓国人二人、日本人二人で行ったため、共通言語は中国語でした。特に問題なく、スムーズに四人で予定を立て、楽しく旅行を終えられたので、4ヶ月前の私より中国語が成長したのだなと感じました。またクリスマスはクラスのみんなで「シークレットサンタ」をしました。くじ引きであげる相手を決めて当日まで内緒にするという形で行いました。とても楽しかったです。(北京大学)
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●今月は頭から半ばまで自己の研究のためにベトナムのハノイ、ホイアン、サパへ赴いていたが、一番困ったことは、微信支付があくまで中国国内でしか使えないという点である。(香港では使用可能、ただキャッシャーによっては態度が激変したりする場合も。)また、ベトナム全土でユニオンペイを導入している店をあまり見かけられず(さすがに観光都市であるホイアンや首都であるハノイには多少はあったがそれでも数えるくらいの店数)、基本現金払いの国なので中国で電子決済に慣れてしまった私にとってはとても不便であった。(北京大学)


2019年11月

● 成都蜀锦织绣博物馆というところに行ってきました。蜀锦织造技艺は無形文化遺産に指定されていてその技術も目の前で見ることができました。二人掛かりでの機織りは見たことがなく、機械の大きさも含めとても驚きました。また、博物館には蜀锦の衣服や雑貨も展示・販売されていました。
四川大学は紅葉が綺麗と聞いていたため、秋が深まるのをとても楽しみにしていました。ついに11月中旬から黄色くなり始め、最近やっと校内の道路が黄色に染まりました。まだ緑の葉が残るところもちらほらあるけど、これが全部紅葉するのが楽しみです。(四川大学)
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● 11月11日には中国で「双一」と呼ばれるネットショッピングアプリ「淘宝」で激安で物が買えるイベントが行われました。淘宝では何でも買うことができます。衣服・雑貨・家電製品だけでなく食料品も買えます。11日に前から「何を買うか」という話で持ち切りでした。公式ブランドのものでも半額で買えたりしました。私は靴を買いました。日付が変わった瞬間に買ったものが夕方には届いている人もいました。淘宝は普段でも送られてくる速さははやいのですが普段以上にはやかったです。(中国人民大学)
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●今月は自分を含め誕生日月の友達が多く、国それぞれの誕生日の祝い方を学んだ。中国人の知り合いから、麺が誕生日に欠かせない食べ物だと教わった。「长寿面」と呼び、長い麺を食べる事で長生きしますように、という意味合いが込められているそうだ。食べ過ぎたのでかなり長生きする気がする。このような独特な伝統についてもっと知りたいと感じさせられる新鮮な日々だった。(同済大学)
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●11月5日から10日まで上海で国際輸入エキスポが開催されるため、4日と5日は学校は休日になりました。だから、この機会を使って、友達と旅行に行きたいと思い、青島に行くことを決めました。お互い初めて青島に行くので、気持ちがすごく高ぶっていました。青島は上海とは違って、とてものどかな都市で現地の人々も皆さん親切に接してくれました。あと、食事の部分でも、海鮮と水餃子が絶品でした。(同済大学)
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●南京大学の授業形態について少しお話させていただきます。南京大学はというより中国の大学の多くは8時が授業開始時間です。つまり、8時までには朝ごはんと身支度を済ませておかねばなりません。クラスはどのように分けられているかというとテストの結果によって分けられています。勿論、クラスが簡単すぎる場合はクラス替えも可能です。各クラスには主に三つの授業が与えられています。それぞれスピーキング、リーディング、リスニングの授業です。各授業の間に10分間の休憩が与えられています。8時に始まり、12時に授業は終了します。基本的に午前中に授業があり、午後は特に何もありません。ただ、希望すれば大学が提示する選択授業が受けられます。(南京大学)

●今月は軍事博物館に行ったり、盧溝橋に行ったりしました。実は、2回目の盧溝橋でした。去年に訪れた時はただ見るだけで、あまり理解を深めることができませんでした。しかし、今回は留学3ヶ月目ということもあり、ある程度中国語の単語力がついてきていたので、深く理解することができました。周りには中国人ばかりでした。日本人は私たち以外にはほぼいなかったように思います。日本と中国の歴史を中国からの目線で学ぶことができます。中国留学中にぜひ訪れていただきたい場所です。正直少し怖さもありますが、歴史から目は背けてはならないと思います。2回目でしたが、今回も行ってよかったなと感じでいます。(北京大学)
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●初めて北京大学の朝食ビュッフェが食べられるという食堂へ行った。開店時間が朝の6時半から9時までで大抵毎日1時間目(8時から9時まで)があるので時間が合わなかったためだ。行ってみると、何故かその時は7時開店で私が行った時には既に2、3人外で待っていた。料金は20元ほどで中でも虾饺(エビの肉が入っている点心)が小さいながらも香港の有名店で食べたものと同じくらい絶品だった。 なお、食べ過ぎて昼食夕食が全く入らなかった。(画像は私一人が平らげたもの)(北京大学)
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2019年10月

● 国庆节期间には锦里へ行きました。锦里もTHE中国といった雰囲気がある場所でした。ここでは中国人の友達とお茶をしながらお話ししていました。また、日本では食べたことのない豚の鼻を食べました。はじめ見たときは気味が悪かったのですが、いざ食べてみるととても美味しかったです。锦里には他にも鶏のトサカ、うさぎの頭など日本ではみることのできないようなものが屋台で売っていました。ここで四川人に四川の人は動物の頭を食べるのが普通だと聞きました。とてもびっくりしたのですがこれが食文化の違いかと思いました。(四川大学)
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● 10月前半は国慶節で大学は1週間程休みでした。私はどこかに出かける訳でもなく北京市内で過ごしていました。万里の長城に行くツアーに参加したりルームメイトと胡同に行ってドッグカフェに行きました。街中が国慶節前からお祝いムードでした。国慶節当日は寮のロビーに集まって大きいテレビでパレードを見ました。テレビの前で中国の旗を持って、まじまじと見る姿は日本では感じることのない雰囲気でした。(中国人民大学)
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● 建築学を専攻する留学生の友達から誘われ、上海市内の嘉定区にあるニュータウンを訪れ、2日間に渡り都市開発について学ぶワークショップに参加した。嘉定区には自動車産業が集結しており、ニュータウンが開発され、環境も徐々に整備されてきている。そこで都市部と郊外との比較をテーマに視察を行った。交通機関、環境が都市部と異なるだけではなく、人を呼び込むためからなのか、建築物の構造にもあらゆる工夫がこなされており、街を歩くだけで何となく楽しめるような光景が広がっていた。ショッピングモールでは、エリアの屋外にあるオープンスペースを活用することで、近所に住む子供から大人までの世代・世帯を超えた交流の場が存在し、ソトから来た私たちでさえも現地の方と気軽に話す事が出来た。また、住宅街には大きな菜園があり、そこで地域の子供から大人までが一緒に作物や花を育てていた。環境保全への取り組みとしてだけではなく、子供への教育の一環としても菜園を活用していた。ワークショップで学んだ内容は非常に興味深いものであり、今後上海市内でも沢山の地区を訪れ、街の在り方について自分の目で見て比較したいと感じた2日間であった。(同済大学)
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● 10月は中国での行事の中で最も重要といってもいいほど大きな祝日国庆节がありました。幸運な事に今年は建国70周年に中国で過ごすことが出来て良かったです。この1週間の長期休暇を利用して、私は友達がいる四川の成都を訪れました。成都は、幼い頃に5年ほど滞在していた懐かしい都市で、私がいた頃とは周りの風景は大きく変わっていました。10年ぶりに訪れた成都は驚く程に成長していて、高層ビルが建ち並んでいて、見知らぬ町にしか見えず、改めて中国の経済成長の凄さに気付かされました。この1週間の休暇で四川の成都に訪れたことは貴重な体験だったと思います。会いたい人に会えて、食べたいものを食べて、日本に居る時よりも休暇らしい休暇を過ごせたと思います。(同済大学)
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● 今回は、寮生活について紹介していきます。南京大学ですが大きく分けて二つのキャンパスで構成されています。一つは南京市の中心部に位置する鼓楼キャンパスもう一つは南京市郊外に位置する仙林キャンパスです。私は今、鼓楼キャンパスにて勉学に励んでいます。鼓楼キャンパスには、新設の寮が今年度から開設され、私はそこで生活しています。寮は一人部屋と二人部屋が存在し、奨学金留学生は、二人部屋と決まっており、自費留学生や交換留学生は選択が可能と聞いております。私は今、クロアチアからの留学生と共同生活を送っています。部屋の広さは約10畳ほどで、二人部屋にしては狭いのでは?と思われるかもしれませんが、特に問題なく、むしろ快適に生活を送っています。南京大学は、伝統ある大学です。大学内には歴史的に価値のある建物が残されています。南京市にお越しの際は、是非一度南京大学をのぞいてみてはいかがでしょう。(南京大学)
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● 北京大学では10月下旬に国際文化祭がありました。私も日本ブースの出展に携わりました。参加者は浴衣を着て、協賛していただいているメーカーさんのものを配布しながら、日本の文化などを多くの中国人、外国人に触れていただくことができ、いい経験になりました。さらに今月はいくつかの日中交流会に参加しました。また、10月25日から27日まで言論NPO(日中間で最大の民間外交のプラットフォーム)があり、1日だけですがボランティアスタッフとして参加しました。さらに北京日本人留学生団体にも参加し、そこで広報部として活動もしています。この団体は日本にもあるので、帰国後も引き続き活動に参加できたらなあと思います。部活動の集まりにも積極的に参加するようにしていたので、様々な人と交流できてよかったです。このように今月はできるだけ積極的に活動をしたので、日本ではなかなか経験できないことをたくさんできて良かったです。(北京大学)
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● 今月は国慶節があったが私は北京にいて、日中戦争勃発地の盧溝橋や抗日戦争記念館を見に行った。そして、今年は北京が開催地であったため、北京東京フォーラムにもボランティアとして参加した。日本の元首相や中国の元外務大臣などが来席し、非常にいい経験となった。(北京大学)
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2019年9月

● 私のいる成都では大学から一歩出ると普通語ではなく四川語を話します。なので何を話しているか理解できないことが多々あります。しかし普通語と四川語の違いがとても面白くて1度に2言語学べると考えとても嬉しくなりました。私がいる初級では取れないのですが、中級に行くと選択授業で四川語を学ぶことができます。
初めて着いた日は『火锅』を食べました。四川は辛いもので有名なのは知っていましたが、本場に来たことは一度もなかったため初体験でした。食べてみると自分が想像していた以上に辛くて泣きそうでした。また、別の日には『自贡跳水蛙』という火鍋のようなものに蛙が入っている食べ物や『串串』というこれまた火鍋に具材を刺した串を入れて煮る食べ物も食べました。全てとても美味しいのですが、日本の辛さと比にならないぐらい辛いです。学食に出てくる様々な料理に関しても、基本『花椒』が使われているためいつも食べ終わった後は口の中が痺れています。(四川大学)
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● 一か月過ごしてから気づいた事は、留学生の国籍の幅広さだ。全員と直接話したわけではないが、全体的にアフリカ系やドイツからの留学生が多い印象だ。クラスメートの国籍も多様であるため、授業の休憩時間になるとクラス全員で外に出て、基本的には英語で話している時間が多い。最近はクラスメートとの距離感も近づいてきた為、全員で出かけることが多くなった。中でも一番驚いたのが、他の国籍のクラスメートの日本に対しての知識の量が想像以上であったことだ。私が京都出身と話すだけで、京都議定書や、平安京について聞かれた。日本全体の話として天皇制についての話や、その皇室の家族構成について、更には10月からの増税についてといったホットな話題まで、日本人でも多くを語れないような話題について熟知していたので、まず自国について基本的な事や歴史的なことまで知っておくべきだと改めて感じた。それぞれのバックグラウンドが異なる為、中国語の勉強方法のみならず、各国の言語や文化について理解できる良い機会で、そのような面で個人的に過ごしやすく、将来自分が成し遂げたいことに繋がるので、この機会を大切にしようと感じた。(同済大学)
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● 大学が始まってやっと1ヶ月が経ちます。来たばかりの時は学校の手続きでバタバタしてとても大変な思いをしました。また、健康診断は学校側が日にちを設けてくれており、日本でする必要はないです。また日本の1/2の価格で受けられます。
学校が始まる前にはクラス分けテストがあると思っていたのですが、それはなく授業始まって1週間はお試し期間が設けられており、自分のレベルにあったクラスを探すという形でした。授業は朝の8時から11時35分までで午後は自由な時間になっています。 中秋節の日は中国では祝日になっていて、その日月餅を買おうと思っていた時に、寮の部屋に管理人さんが月餅を2つ届けに来てくれました。管理人の優しさに感無量になった中秋節で、素敵な思い出です。(同済大学)

● 私は、今南京大学に留学しています。皆さんは、南京と聞いて少し「うっ」と思った方もいらっしゃるかもしれません。南京と日本とは歴史的に関わりの多い土地です。私は、南京に入ってからさまざまな現地の方々に「あなたは、日本をどう思うか」ということを聞いて回っています。ある時は、大学内で知り合った人物に。ある時は、飲み屋で知り合った人物に。また、ある時は、バスケットコートで出会った人物に。あくまで、私の印象ですが若い南京の人々は歴史のことはあるにせよ日本に対して好印象を抱いていると感じました。南京の若者は、日本のアニメ、日本食、日本製品、日本のビールにとても興味があるようです。日本の若者が抱く中国に対する印象とは、かなり異なる気がします。まだ、現地入りして1ヶ月なので、まだまだ、断言はできませんが、かなりの好印象を抱いています。(南京大学)

● 「留学は最初の一ヶ月がしんどい」とよく聞くと思いますが本当でした。ホームシックとかでは全くなく、言葉が通じないことの苦しさが7割を占めていました。また同じ留学生でも日本以外から来た人たちとはどうしても考え方が違ってきます。特に英語圏の人たちは授業中に積極的に発言します。日本にはこういう人たちが少なく感じます。このように日本と中国以外の国とで違う点がたくさんあって、日々様々な異文化に触れた一ヶ月だったので知らないうちに正直非常に心が疲れました。しかし様々な文異化に触れ、学べる機会が豊富なので人として一ヶ月前の私よりは成長できた気がします。(北京大学)
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● (寮の)浴室は風呂桶はなく、シャワー(首が動かせない、水圧が弱い)のみ。また浴室と隣接しているトイレはトイレットペーパーはついていない。見た目はそれほど汚れてはいなかった。その他、洗面所と洗濯機が一台。乾燥機は5、7階にある。ただ、洗濯機と乾燥機は別途料金が発生するので要注意。家具等は少し行ったところにIKEAやカルフールがあるのでそこで購入したり、SIMカードが購入できたら(オリエンテーション期に寮の中央広場で一年200元で売っている)京東や淘宝で購入していた。
授業のコースは、面接もありながらも主に自己判断に委ねられる。私はリーディング、スピーキング共に上から2番目の高級2のコースに入った。宿題はそれほど多くないが、毎回単語テストが行われ、本文の説明をそれぞれしなければいけないため予習なしでは少しきつい印象を受けた。クラスメートは西欧人が1名、エジプト系が2名、あとはほぼ華僑、またはハーフの人が多く日本人は私を入れ2人。またその他に選択科目があり、総単位数20が高級では上限。(北京大学)

● 北京にきて約1ヶ月が経ちます。着いてからの2週間は入学手続きや銀行開設などやらなければいけないことが多く毎日忙しかったです。人民大学に着いた初日は寮の入居手続きをしました。手続きにはには時間が決まっているためお昼ご飯を食べた後並びに行きました。入居手続きでは600元のデポジットがいります。寮の鍵をもらう際に証明写真が1枚いります。次の日に入学手続きをしました。2時間ぐらい並びました。この手続きでは奨学金生の確認・授業が始まるまでの行程表がもらえました。ここでも証明写真が2枚いりました。証明写真は大学内でも撮ることができます。身体検査は別の日に行きました。大学からバスに乗り20分ぐらいで着きました。検査自体には時間はかかりませんが検査をするまでの手続に時間がかかりました。全て終わるのに2時間ぐらいかかりました。すべての説明が中国語か英語なので私は大変でした。(中国人民大学)