募集終了
【募集】福島を学ぶ「チャレンジ、ふくしま塾。」2021年度塾生募集
<更新情報>
2021.7.1 エントリー受付の結果24名の学生が塾生として今年度活動を行なうことを決定しました。
2021.8.26 <プログラム詳細>実施済み内容、および以降の見通しについて掲載しました。
ふくしまの今を学び発信する「塾生」を募集します
「チャレンジ、ふくしま塾。」は、福島のこれまでとこれからに関心を寄せる学生たちと、福島や震災からの復興に関わる教員や専門家と学び発信活動に取り組むプログラムとして、福島県庁と立命館が連携して2017年度にスタートした課外プログラムです。
東日本大震災から10年が経過した福島では、復旧・復興が進み新しい取り組みが進む分野がある一方で、残された課題や、年月を経て新たに生まれた課題、生活再建に関する課題がいまだ存在しています。津波と原発事故を経験した福島の今や、福島の復興について知りたいと考えている方、あるいはすでに個人等で福島についての活動や研究活動をしている方のエントリーを募集します。
「チャレンジ、ふくしま塾。」2021年度概要
この塾では、キャンパスでの学びとゲストスピーカーによる講義、フィールドリサーチにより福島について深く考え、学んでいきます。参加学生には、ふくしま塾の塾生として、関西の大学に通う大学生としての視点でフィールドリサーチを実施いただき、成果をまとめてレポートとして発信する特派員としての活動を担っていただきます。
今年度は状況により対面・非対面での塾開催を予定しています。参加される皆さんには、塾生として主体的に活動に取り組むなかで、一人ひとりの人生に関わるような活動や将来を描いてくれたらと期待します。
塾の活動や現地訪問では、昨年度2020年度の塾生などの先輩塾生も一部参加し、共に情報発信活動を行なっていきます。
<「塾」の活動内容と流れ>
■キャンパスで・オンラインで学ぶ塾生の皆さんの学びたいテーマに応じて、福島からゲストスピーカーを招いて講義を行います。
個人やグループで、それぞれの関心に応じてテーマを設定しリサーチ計画を立てていただきます。訪問先へのアポイントや、リサーチの方法については事務局が助言やサポートをします。
■福島を訪問する・フィールドリサーチを行う
計画に応じて、福島県内の関係先でフィールドリサーチや取材を実施します。学生個人での訪問、もしくは少人数のグループに教職員が同行するかたちの訪問を想定します。かかる旅費は「復興+R基金」でまかない、学生の皆さんには食費等の一部の費用負担をお願いする予定です。
■リサーチ結果を発信する
先生の助言を受けながら、リサーチ結果をまとめ、災害復興支援室のウェブサイトで公開します。同時にSNS等を活用した情報発信計画も検討・実行していきます。
<募集人数>
・約20名 ※2021年度は 24名の塾生が参加中です。
<エントリー方法と選考方法>
ウェブフォームからのエントリー/「志望動機」「学びたいテーマ」などについての作文をもとに選考
<エントリー条件>
・3.11の地震と津波の被害、原発事故からの復興の課題に関心があり、学び発信したい方
・学部、学年は問いません。
・すでに福島に関する問題意識を持ち活動を始めている方もエントリー可能です。
<参加費用(個人負担について)>
福島までの交通費、現地宿泊費:学生負担なし訪問時にかかる食費、県内移動にかかる経費の一部:個人負担あり(※)※例:2泊3日、食費1回700~1000円とその他出費を想定すると、12,000円程度となる見込み
(備考)フィールドリサーチにかかる経費とチケット手配について
学生1名につき予算上限を設けて補助をします。
少なくとも1回の福島訪問の実施に向け、相談しながら計画づくり進めていきます。フィールドスタディにかかる旅行手配は、少人数のグループの場合は大学より一括で手配します。個人活動については大学からの手配とする場合と、学生本人が手配し後日領収書提出でかかった費用を精算する場合とを想定しています。
<活動期間>
2021年6月‐12月頃まで *コロナ感染拡大の状況により終了時期は変更の可能性があります
<プログラム詳細>※以下、実施次第随時更新
・ウェブエントリー受付期間:6月25日(金)17:00
・選考・塾生の決定:7月上旬
・キックオフ(顔合わせ・ガイダンス)*zoom開催
7月17日(土)9:30‐ 7月18日(日)15:00‐
・オンライン懇親会 *zoom開催
7月31日(土)18:45‐
・ゲスト講義 *zoom開催
(1)8月10(火)10:00‐12:00
テーマ:在学中の福島の支援活動を経て現在福島で働く4人の立命館卒業生の講義
講師:森 亮太さん(理工学部2017年3月卒/楢葉町起業型地域おこし協力隊員)
鈴木 みなみさん(産業社会学部2016年3月卒/一般社団法人とみおかプラス他)
西﨑 芽衣さん(産業社会学部2017年3月卒/一般社団法人ならはみらい職員)
森 雄一朗さん(法学部2018年3月卒/一般社団法人ならはみらい職員)
(2)8月10日(火)14:00‐16:00
テーマ:「東日本大震災・原子力災害 10年の記録」で見る福島
講師:平山知宏さん(福島県総務部広報課 主任主査)
加藤崇祐さん(福島県総務部広報課 主事)
(3)8月24日(火)10:00‐12:00
テーマ:建設業からみた南相馬の東日本大震災と原発事故 教訓と課題
講師:石川 俊さん(福島県南相馬市 石川建設工業株式会社 代表取締役社長)
(4)8月24日(火)14:00‐16:00
テーマ:全村避難を強いられた村飯舘村の10年とこれから
講師:佐藤 健太 さん(福島県相馬郡飯舘村 飯舘村村議会議員/株式会社SKブラスト代表)
(5)福島県フィールドワーク[東京電力福島第一原発視察]
※塾生は参加可能な日程を選択することができます。
①2021年11月19日(金)
②2021年12月21日(火)
③2022年1月14日(金)※視察中止
④2022年2月14日(月)
(6)福島県フィールドワーク[浜通りエリア/原発事故による影響を学ぶ]
①11月19日(金)-21日(日)
②12月4日(土)-5日(日)※塾生は参加可能な日程で参加することとします。
<訪問先>
・東京電力福島第一原子力発電所視察・同 廃炉資料館見学 ※①のみ
・東日本大震災・原子力災害伝承館(双葉町)
・浪江町フィールドワーク(請戸漁港、震災遺構 請戸小学校舎、町営大平山霊園)
・浪江町 語り部の方との意見交換
・大熊町 語り部の方による講話
③12月21日(火)-22日(水)
・東京電力福島第一原子力発電所視察・同 廃炉資料館見学
・楢葉町 視察
・浜通りに移住した先輩・卒業生との懇談
・浪江町 視察
・福島県庁 内堀雅雄知事表敬
④2022年1月14日(金)ー16日(日)
・東京電力福島第一原子力発電所視察・同 廃炉資料館見学
・経済産業省職員との懇談
・とみおかアーカイブミュージアム 訪問
・大熊町前町長 渡辺利綱氏 講話
・大熊町 木村紀夫氏 講話
・NPO法人Jin 川村 博氏・清水 裕香里 氏 講話
・任意団体「なみとも」 小林奈保子氏 講話
⑤2月 実施検討中
⑥3月 実施検討中
(7)ウェブサイトでの情報発信:SNSを活用した発信を逐次実施
※順次ウェブページ公開
▼2020年度「塾」の様子 福島県内でのフィールドリサーチ(2021年3月)
▼2020年度「塾」の様子:ハイブリッド型で実施した講義の様子(2020年10月)
<運営体制>
・2021年度塾頭 サトウタツヤ(災害復興支援室室長/総合心理学部教授)
・事務局 立命館災害復興支援室
・活動の財源:教職員等の寄附による「復興+R基金」復興活動支援金などで、学生の旅費を補助します。
<塾および福島訪問に際しての感染拡大防止の対応について>
・塾の講義やゲスト講義は原則オンラインで実施します。講義の対面参加や、フィールドリサーチ計画作成については、大学のガイドラインに従いつつ、少人数・対面型での活動を組み合わせて実施する場合があります。
・福島県訪問では、大学のガイドラインと福島県側の感染拡大状況について情報収集し、学生および訪問先関係者の方の安全に配慮しながら日程を決定し、少人数グループで実施を計画します。
・訪問に参加する学生は、出発日からさかのぼって14日間、健康観察(検温)を実施します。加えて、出発日からさかのぼって14日間、自身および同居人に感染がないこと、海外渡航がないことを参加の条件とし実施します。
・訪問先からPCR検査の実施要請があった場合は、検査にかかる費用は事務局が負担します。
・訪問中は常時マスク着用し、アルコール消毒と手洗いを励行します。グループでの会食を行わず、シングルルームでの宿泊とします。
エントリーページ
<このプログラムについての問い合わせ先>
立命館災害復興支援室
TEL 075-813-8282 *平日9:00-17:00
メールアドレス 311fukko@st.ritsumei.ac.jp