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岩手県大船渡市と立命館大学は2012年4月から連携協力に関する協定を結んでいます。その大船渡市で開催される「碁石海岸観光まつり」は、三陸海岸の代表的な景勝地である碁石海岸のすばらしさと、海のまち大船渡ならではの「食」の魅力を広くPRするとともに、復興に向かう市民の活力を発信するイベントです。5月の大型連休期間中ということもあり、多くの来場者で賑わいました。

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今年もこの観光まつりに、モダンジャズバレエ部、バトントワリング部とボランティアスタッフ5名を含む立命館大学の学生17名が参加しました。
5月3日(火)初日、まずは2021年12月におこなわれた全日本大会において4年ぶりの日本一に輝いたバトントワリング部が登場、芸術的な技術と迫力ある動きは観客をくぎ付けにしました。昼からはモダンジャズバレエ部がダンスを披露。鮮やかな衣装と踊りに満員の会場からの拍手が鳴りやみませんでした。出演後や休憩時間には、多くの市民や観光で訪れた人々と写真撮影や談笑をしたり、時には出店の海産物を堪能したりと、学生たちはイベントを満喫していました。
ボランティアに参加した学生もそれぞれの持ち場で活躍。「R」マークがあしらわれたビブスを着用し、市や商工会議所の職員の方々とともにイベントを支えました。多くの市民から「今年も来てくれたの」、「遠くから来てくれてありがとう」などといった感謝の言葉をいただいていました。

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初日の開会式の後、戸田公明市長が直々に学生の控室にお越しくださいました。市長からは、これまでの協定の経緯や取り組み、それに伴う感謝のお言葉、大学卒業後の初任地である京都の思い出など、多岐にわたるお話を、終始和やかな雰囲気の中お聞かせいただきました。また、二日目の出演スケジュールの合間を縫って、大船渡市企画調整課の迎山様から大船渡市の大震災当時の災害状況と復興への取り組みについてご説明いただきました。今は復興計画も終え平穏な景観ですが、その復興には壮絶な努力があったことを学びました。


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コロナ禍で活動の自粛を余儀なくされていた学生たちの久しぶりの清々しい表情と、学生を迎え入れてくれた大船渡の皆さんの温かいおもてなしは、決して忘れることはできません。
私たちはこれからも大船渡とともに歩んでいきます。

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