大学院紹介

経営学研究科とは

グローバル市場の激動のなかで、多くの国では好景気と通貨危機、財政危機が併存し、少子高齢化という社会変動のなかで、雇用問題、貧困問題や企業倫理にかかわる問題があらためて社会科学の大きな課題となっています。
立命館大学経営学部および大学院経営学研究科は創立以来半世紀にわたる歴史の流れの中で世界と日本社会とにおける企業組織のあり方について研究を重ねてきました。企業や金融の変化やイノベーションを追跡し、企業を取り巻く環境として自然と社会や政治との関係に注目し、アントレプレナーシップをはじめとして企業組織と人間のあたらしい関係を追究してきました。
21世紀の地球市民として社会に貢献する力を備えた卒業生をおくりだすため、立命館大学大学院経営学研究科は、経営学教育と研究とをたえずリンクさせ、より充実した教育・研究条件を創出していきたいと考えています。
1966年の創設以来、本研究科は数多くのすぐれた研究者や高度職業人を広く社会に輩出してきました。本研究科の修了生は、留学後本国で大学や企業で活躍する国際学生を含め、全国各地で教育・研究に携わる大学教員、会計士などの高度専門職、そして研究成果を活かして実際の企業経営に関わって実践する多くの社会人として、経営学と実社会のそれぞれの発展に貢献してきたものと確信しています。

このような成果を活かしつつ、本研究科では、研究を通して能力を高め、キャリアの希望に応じて職業人としていっそう広く多様に社会で活躍できるようなカリキュラムと教学システムを用意しています。もちろん、経営学研究者養成についても、これまで同様本研究科が果たすべき大きな役割があります。
前期課程では、2013年度よりグローバル化にふさわしく標準化され、専門性に応じた選択が可能となるカリキュラムを実施しています。
博士課程後期課程では、将来の進路を教育・研究職に定める院生たちがオリジナルな研究に基づき博士学位論文を完成するという目的を達成できるように、システマティックな指導と援助の体制を構築しています。
企業経営の問題に深い関心を持ち、それを研究して社会に貢献してみたいと思う熱意と意欲のあるみなさんは、立命館大学大学院経営学研究科にぜひお越しください。

わたしたちはみなさんを大いに歓迎します。